こんにちは!
前田裕です。
高齢者のCOPD(慢性閉塞性肺疾患)罹患者が近年増加しているんです!
この病気、実はとても危険な病気だと知っていますか?
COPDは国民病とも言われています。
年々、罹患者は増加しており特に高齢になるほど死亡率がグンと上昇します!
知らない内にCOPDと言う病気を患っていたと言う事も多いんです。
そして、怖い事に全く喫煙をしていない高齢者がCOPDだったと言う事例もあるんです!
何故、喫煙習慣が無いのに・・
となりますよね。
実は、「親が喫煙者だった」
と言う所から、幼少期の頃からCOPDに罹患していた事が解った高齢者さんも存在するくらいなんです!
しかも、怖い事に未だ母親のお腹にいる「胎児」の頃からすでに発症段階(萌芽がある)に至っている場合もある怖い病気なんですよ。
今では喫煙者も減り続ける一方ではありますが、昔はバリバリに喫煙者が多かったんですよ。
老若男女が喫煙していたんです。
私が10代の頃なんかは、バス車内でも喫煙出来た位ですから。
それだけ、タバコが嗜好品として今の高齢者さんには「当たり前の習慣」だったんです。
特に男性の高齢者の方ですね!
今でも、デイサービスや介護施設において外で喫煙される高齢者さんが1人位居ると思います。
介護職員や看護師の皆さんも、ストレス過多で喫煙している方も多いですね。
「ニコチン補給」とか言って、すっと居なくなる職員さんとかです。
将来、と言うか今既にCOPDへ罹患しているかもしれませんよ!
そんな、高齢者に増加している怖い病気であるCOPDについて考えていきたいと思います。
それでは、今回もよろしくお願い致します!
COPDの発症原因は煙草
皆さんもご承知かもしれませんが、COPDの主な発症原因は「煙草」なんです。
煙草を吸う事で、肺にある肺胞が機能しなくなっていき呼吸すら普通に出来なくなってしまうとCOPDと診断されやすいですね!
肺が真っ黒と言われるのは、煙草に含まれる「タール」が原因です。
道路を作る時の、真っ黒な黒い砂利(コールタール)と同じ成分です!
あれを、肺に入れる訳ですからそりゃ肺に影響大な訳ですよ。
しかも、発ガン性物質ですよ。
COPDから肺がんへと繋がり、無くなる方も多いんですね!
それだけ煙草を吸う事で、生命に関わる問題なので止めるべきです。
COPDの主な症状
COPDに罹患すると、以下の様な症状が出現しやすくなります!
- 日頃から痰が絡みやすい
- 体をちょっと動かしただけでの息切れ(労作時呼吸困難と言います)
- 喘鳴(呼吸時のヒュー音)
- 喘息の発作の様な呼吸苦症状
- 慢性的な咳が続く
この様な症状が1つでも出現したら、COPDの可能性大なので直ぐに医療機関を受診しましょう!
又は、介護士や介護福祉士も、COPDのこの様な症状を利用者さんや入所者さんに見受けられる様であれば、医療従事者へ報告しましょうね!
報告する事で、COPDでは無くても他の病気を患っている可能性も考えられますからね。
「報告・連絡・相談」は介護従事者であれば、怖がらずに必ずしつこい位にして良いと思いますよ!
COPDが重症化していくとどうなるのか?
COPDが重症化するとどうなるのか?
重症化しなくても、悪化していく事で呼吸不全・心不全・肺がんとなるリスク大なんです!
これが原因で高齢者の方がCOPDと言う病気で亡くなる事が増加しているんですよ。
禁煙と呼吸リハビリを併用しましょう!
COPDの治療法と言っても、完全に治癒する出来る事は出来ません。
衝撃的事実ですよね!
だって、肺胞が正常に機能していない状況ですから。
元には戻りません。
しかし、重症化しない為の治療法はあります!
その1つが、禁煙です。
もしくは、減煙しながら禁煙に近付けていきましょう!
そして、薬物療法や食事療法・運動によるCOPDの総合的な治療法の事を「呼吸リハビリ」と言います。
この、呼吸リハビリを継続していく事で重症化を防ぐ治療へと繋がります!
諦めない精神がとても重要となります。
COPDの重症化を防ぐ治療法は、「禁煙」と「呼吸リハビリ」のセットが大切だと言う事です!
介護現場で出来るCOPDの患者さんへのアプローチ
先ずは、介護施設や介護事業所の内外を禁煙としましょう!
先ずはこれしかありません。
健康増進法の元ですから、仕方ありません!
これで、少しでも減煙出来れば良い介護支援と言っても過言ではありません。
そして、気を付けないといけないのが職員さんは、煙草の匂いを一切消して介護支援をして下さい!
煙草の匂いがプンプンする介護職員や看護職員から「禁煙ですから!」と言っても全く説得力がありません。
逆に、利用者さんや入所者さんを逆撫でしてしまいトラブルの原因となります。
そして、出来る限り天気の良い日はCOPD罹患者の高齢者さんと外を散歩しましょう!
気分転換とはこの事です。
少しでも、禁煙によるイライラを抑える為には効果的です!
又、在宅酸素等の医療機器を使用している高齢者さんも多いので取り扱い方法の知識と技術は認識しておきましょう!
介護支援で出来る事はこれ位に限られてきます。
しかし、重要なのは「医療分野でCOPDの治療」を行っている高齢者さんへの不穏等に対するアプローチが介護職員には求められてきます。
そこで、発揮出るのが「ひたすら傾聴」する事です。
「こうしないといけません!」「禁煙ですから!」と言う文言ばかりを高齢者へ押し付けていては、ただただイライラさせるだけです。
そこで、精神療法でもよく利用される「とにかく聞く、うなずく」
と言う事を出来る限り行う事です。
介護職員から、色々とあれこれ「こうしたら良いんですよ!」「こうしないと入院ですよ!」と言う発言を静止して、持論を展開しない事が重要です!
人間、イライラしていたり落ち込んでいる時の感情として、「とにかく自分の考えを聞いて欲しい!」と考える生き物です。
そこで、ひたすらに傾聴してみましょう。
実は、COPDの高齢者さんのイライラ解消法にもなりますし認知症の方へのアプローチにも直結する「良い介護支援」方法なんです!
それでは、ここまで読んで頂きありがとう御座いました!
以下にも、様々な情報を掲載しておりますので読んで頂けると嬉しいです。