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地域包括支援センターは過酷な職場なの?解説していきます

こんにちは!前田裕です。

今回は、地域包括支援センターは過酷な職場なの?について考えていきたいと思います!

地域包括支援センターといえばどの様な業務を行う職場なのか?

そんな悩みを解説していきます!

地域包括支援センターとは?

先ず地域包括支援センターは、「地域包括ケアシステム」を基本に構築していく事を念頭に置いている機関です。

地域包括ケアシステムと言う簡単な文章ですが、中身は相当濃ゆいです。

何だか難しい感じですよね。

その辺りも含めて、地域包括支援センターの役割や実は過酷な職場であることもリアルにお伝えできればなと思います!

前田(運営者)

基本的に地域包括支援センターは中学校区域に1箇所設けられているのが通常です。

しかし、そう上手くもいかず現在日本全国に地域包括支援センターは約5,000もあるのかな?

と言うくらいです。

そして、主に社会福祉法人や医療法人等へ委託されているのが殆どで、約7割になります。

行政等の市区町村が運営する地域包括支援センターは3割あるかないか位です。

それでは、今回もよろしくお願いいたします!

地域包括支援センターの担う業務内容は多い

先ず、地域包括支援センターの担う業務内容は多く多岐に渡ります。

「介護分野だけではないの?」

と思われる介護士さんもいらっしゃるかもしれませんが、それは1部の業務内容です。

しかし、実際には高齢者福祉がメインではあります。

それ程、地域包括支援センターの業務内容はとても多くその業務内容は過酷そのものです。

地域包括支援センターの主な業務内容8選!

それでは、地域包括支援センターの業務をまとめてお伝えします。

「と言うか8選!?多いよー」

そんな声が聞こえてきますがそれだけ地域包括支援センターは重要な役割なだけあり、その業務内容は過酷そのものです。

それでは解説していきますね!

  1. 介護予防ケアマネジメント業務
  2. 総合相談支援業務
  3. 権利擁護業務
  4. 包括的・継続的ケアマネジメント支援業務
  5. 管轄地域の在宅医療・介護連携
  6. 認知症初期集中支援チーム、認知症地域支援推進員
  7. 地域の高齢者への生活支援
  8. 地域ケア会議の開催と連携

とんでもなく多くないですか?

これを10名居るかいないかの1地域包括支援センターの職員で分担して行います。

1〜8まで全てを細かく解説していくと訳がわからなくなるかもしれないので簡略化しながらも重要な項目について触れていきたいと思います。

又、地域包括支援センターの人員配置・利用方法等については以下を参照ください。

地域包括支援センターの業務内容を詳しく解説

介護予防ケアマネジメント業務については、要支援1・2の高齢者への介護予防ケアプラン作成と総合支援事業への利用について居宅介護支援事業所の様にマネジメント業務を行う事になります。

これ、実は1番きつい業務だと私は思います。

何故なら、介護予防ケアプラン自体とても過程が長いからです。

居宅へ委託することも可能ですが、相当大変な介護予防ケアプランなので実は居宅介護支援事業所としては受けたくは無いのが本音です。

しかも、大変な割に介護予防支援費は約4,000円と格安すぎて報酬が低すぎます。

総合相談支援業務については、地域の高齢者からの生活相談や法的にどう言う事で支援が出来るかの相談業務になります。

正直、相談業務に関しては拒否出来ないので来るもの拒まずの精神で相談に応じ、適切な支援や関係各所へのパイプ役にもならなくてはなりません。

これもまた過酷な業務です。

何故なら。お伝えした通り「相談に来られたら断れないから」です。

包括的・継続的ケアマネジメント支援業務については、居宅介護支援事業所のケアマネへの助言や困難事例への対応になります。

居宅ケアマネと協力して、包括的ケアマネジメント支援や困難事例に対してアプローチをしていく業務内容になります。

これまた、難しい業務ですね。

この様に、相当なケアマネとしての経験値や地域で何が出来るかまで様々な視点からのアプローチをしていく事になります。

管轄地域の在宅医療・介護連携については、これは最近では注目を浴びて居る連携システムですね。

地域の在宅医や介護事業所と密に連携を取りながら、高齢者の生活支援を周りから地域でサポートしていきましょうねと言う内容です。

これまた、地域包括支援センターが主になり進めていく事が多いので、ドタバタです。

しかし、この様な地域ネットワークの構築は今後の超高齢化社会では必須な項目で注目すべき重要な業務内容です。

後、途中省いた項目には似て居るところがあり、地域の民生委員や児童委員さん達と地域包括ケアシステムの構築の為に、常日頃から話し合いや認知症サポーターの研修・自治会との連携で生活に困窮して居る方がいないか等の理解と情報共有をしていきましょうと言う業務内容です。

まとめてご紹介していきましたが、言葉では説明するのは簡単ですが1地域包括支援センターの業務内容としてはとんでもなく過酷を極めます。

すべての業務内容が重要な役割を担う為に、おろそかには出来ないのです。

ただ、それだけ、地域への貢献度も存分にあり「活躍の場は大きいですね!」

ただし、過剰業務な部分もあります。

地域包括支援センターは過剰業務ですよ

ここまで、地域包括支援センターは過酷な職場なの?について考えていきましたがびっくりするくらいの業務内容ですよね。

しかし、そんな過酷な中でもやりがいはあります。

それぞれの業務を無理のない程度に業務分担が出来ていればの話です。

しかし、現状の地域包括支援センターは過酷すぎてよっぽどの精神力のある主任ケアマネや社会福祉士・保健師の方へは良いかもしれませんが、恐らく毎日ドタバタ以上の過酷さで疲れ果てているのがリアルな話です。

前田(運営者)

今後の地域包括支援センターの業務については、介護予防ケアプランの簡略化やもっと効率的な業務へ転換する事が必須だと考えます。

そうすれば、居宅介護支援事業所も介護予防ケアプランの委託も受けやすくなり、地域包括支援センターの業務負担も減り過酷さは少しは軽減されると言い切れるからです。

後は、介護予防ケアプランの報酬アップしかありません。

居宅介護支援事業所もそんな暇はありませんから、介護予防ケアプランの委託はリアルに受けたくはないです。

そんな地域包括支援センターと言う職場で働く職員が、過酷だと思わないやりがいのある職場になれる事を切に願います。

ここまで解説していきましたがいかがでしたか?

なかなか難しい専門知識を持っていなくては難しい職場ではありますが、逆にそれだけの「やりがい」がありますよ!

ここまで、地域包括支援センターについて解説していきました。

もっと、地域包括支援センターを知りたい!と言う方は、転職してみるのも良い経験だと思いますよ!

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それでは、ここまで読んで頂きありがとうございました!

以下にも、記事を掲載しておりますので合わせて読んで頂けると嬉しいです。

前田(運営者)

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  • この記事を書いた人

前田 裕

介護施設長をしております、前田裕です! このサイトでは、介護職や他の福祉職の方に向けたアドバイスだけでなく、一般の方に介護の現状を知ってもらうための内容も書いています。 介護や福祉の現場がより良くなっていくためには、どうしていけば良いのか? そんな、悩みが解決出来たらなと思います。

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