こんにちは!
介護施設長の前田裕です。
これから社会福祉士を目指していくという人のために、社会福祉士になるには何をすればいいのか、社会福祉士になった後に気をつけることはどんなことなのかをまとめています。
最近では、社会福祉士へのニーズも高まっています!
それだけ、社会福祉士の就職先や福祉へ貢献したいと考える若い世代も増えているのではないかと考えます!
しかし社会福祉士を目指すとなっても、何から始めていけばいいのかわからない人も多いと思います。
ぜひこの記事を参考にして、社会福祉士になるためにやるべきことを学んでください。
それでは、今回もよろしくお願いいたします!
社会福祉士になるには資格取得が必須
社会福祉士を名乗って仕事をするのであれば、社会福祉士の国家資格を取得する必要があります。
なお、「社会福祉士」と名乗らずに仕事をする場合には国家資格は必要ありません。
簡単に言うと社会福祉士は「名称独占資格」の部類に属していて、「私は社会福祉士だ」と名乗らないのであれば、国家資格は必要ないんです。
もしかすると国家資格を持っていなくても仕事ができるのであれば、簡単な道を選んで国家資格を取らないことを選択する人もいるかもしれません。
しかし、社会福祉士であることを名乗れるか名乗れないかで比べてみると、患者さんや勤務先からの信頼を得るためには間違いなく、国家資格を持っていて、社会福祉士と名乗れる方がいいに決まっています。
今からの時代、社会福祉士は今後さらに注目の資格なんですね!
次の章からは、国家資格を取得することを前提として、社会福祉士としての資格を取得をするために行うことを紹介していきます。
社会福祉士としての資格を取得するために
社会福祉士としての資格を取得するためには、専門学校や福祉系の大学に通った後、国家試験を受ける必要があります。
そこで、以下にどういった経路で社会福祉士としての資格を取得できるかについてご紹介していきますね!
福祉系大学に通う
まずは、専門学校や福祉系の大学に通う必要があります。
最も代表的なルートは、福祉系の大学に進んで4年間きちんと勉強をした上で、卒業をすることです。
(もちろん、通信制でもいいと思います)
このルートが多いですね!
福祉系の大学で4年間勉強・実習を行うことで、卒業と同時に社会福祉士の国家試験受験資格を満たすことになります。
または大学を卒業して、仕事をしながら社会福祉士の資格取得を目指す人は専門学校や通信制の学校・塾などで勉強をしているかと思います。
基本的に実習は行わなければならないのですが、仕事の内容によっては実習が免除になる場合があります。
実習は辛いと言われているので、実習をしなくていいならば、なるべく避けたいですよね。
そこで仕事をしながら社会福祉士の資格取得を目指している人は、以下の記事を参考にして、今の自分自身の仕事が実習免除になるかどうかを確認してみてください。
ここはよくチェックしておきましょう!
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社会福祉士の実習免除になる職種一覧
社会福祉士を目指すために学校に通う際に、「自分が目指している職種は実習が免除されるのかな?」と調べる人は多いかと思います。ただ、学校ごとに制度が設けられていて、調べるのが意外と面倒なのでどこが基準になるのかについてまとめました。実習免除となる対象の職種実習免除となる職種は、社会福祉士の国家試験の受験資格とされている「相談援助業務」の範囲とされていることが多いです。対象:老後老人ホームや児童福祉...
社会福祉士国家試験を受ける
受験資格を満たしたら、社会福祉士国家試験を受けます。
受験資格については以下の4パターンです!
- 4年生大学で指定の科目を修めて卒業した方
- 2年生短期大学などで指定の科目を修めて卒業し、指定施設において2年以上の相談援助の業務に従事した方
- 社会福祉士短期養成施設を卒業した方
- 社会福祉士一般養成施設を卒業した方
以上のようになっています。
そして気になる国家試験の合格率は以下の通りです!
- 第26回 合格率:27.5%
- 第27回 合格率:27%
- 第28回 合格率:26.2%
- 第29回 合格率:25.8%
- 第30回 合格率:30.2%
- 第31回 合格率:29.9%
- 第32回 合格率 : 29.3%
- 第33回 合格率 : 29.3%
- 第34回 合格率:31.1%
以上のようになっています。
結構、長めにご紹介しています。
合格率はおよそ25%程度だと思っておいてください。
しかし、直近では数%ですが社会福祉士国家試験は上昇しているのでチャンスですね。
昔からもですが、今もだいたいこれ位の合格率なので十分に勉強しておく必要があります!
介護福祉士や精神保健福祉士に比べ、結構難しい部類に入ります。
中には介護支援専門員試験よりも難しいという方も多いくらいなんです。
それだけ、社会福祉に関する広く深い知識が必要とされる訳なんですね。
社会福祉士の就職先
社会福祉士としての資格を取得したら、とうとう社会福祉士としての仕事がスタートします。
主な就職先としては今の時代かなりあります!
- 児童福祉施設
- 高齢者の介護などを目的とした高齢者福祉施設
- 知的障害者施設
- 地方自治体の福祉事務所
- 病院や保健所などの医療機関
以上があります。詳しい内容は以下の記事にて紹介しているので、併せてご覧ください。
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社会福祉士の就職先はどこ?活躍の場をまとめてみました。
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社会福祉士の仕事・給料
社会福祉士として働くにあたり、気になるのは仕事内容や給料ですよね。
社会福祉士は医療・福祉・教育・行政機関などで、日常生活を営むことに問題がある人からの相談に対して、助言・指導などを行う専門職です。
もっと簡単に言うと、身体的・精神的・経済的にハンディキャップのある人を、他分野の専門職と連携することで、助ける仕事と言えます。
介護福祉の分野でも多くの社会福祉士が従事しています!
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新人さん必見?社会福祉士の仕事内容を深く知りたい
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社会福祉士は仕事がないって本当?
社会福祉士はもう仕事がないと言われていますが、そんなことはありません。
最近では、逆に求人が増加傾向です。
ただし、注意は必要です。
と言うのも、社会福祉士は先ほども紹介したように国家試験の合格率が高いようですが本当にしっかりと勉強しないといけません。
しかし、毎年1万人ほどが国家試験に合格しています。
そして、社会福祉士は「名称独占資格」であるため、社会福祉士と名乗らずに社会福祉士と同じような仕事をしている人が多いんです。
と言うことは、実際に社会福祉士としての資格を持っている人数以上に社会福祉士としての仕事をしている人がいるわけです。
人数が増えていくことで仕事が減っていくのは当然のことと言えます。
ただし、今からは増えていきますけどね!
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社会福祉士の仕事は大変?仕事がないってほんとなの?
「社会福祉士は国家資格だし、仕事もお給料も安定してるでしょ。」という安易な考え方で社会福祉士としての資格取得を目指している人が多いようですが、その考え方が命取りになるケースもあります。今回の記事では、社会福祉士の仕事の現状について触れていきます。社会福祉士は「国家資格」が必要社会福祉士は、国家資格にどう隠して有資格者とならないと「社会福祉士」とは名乗ることができない名称独占資格の職業です。社会...
まとめ
社会福祉士になるための方法や、社会福祉士になった後の職場・仕事について紹介してきました。
社会福祉士を0から目指す人も実習経験や勉強経験のある人も、社会福祉士として働くまでにはある程度の時間がかかってしまいます。
勉強や実習に膨大な時間を割いた後に「やっぱり目指すのを辞める」となると、これまだの時間や労力が水の泡となってしまいます。
医療・福祉において、相談支援のプロである社会福祉士の魅力はかなりありますね!
それでは、ここまで読んで頂きありがとう御座いました。
以下にも様々な情報を掲載しておりますので読んでいただけると励みになります!