こんにちは!
介護施設長の前田裕です。
今回は老人短期入所生活介護について紹介していきます。
私自身も老人短期入所生活介護(ショートステイ)で勤務した事があるので、色々と話せたらなと思います!
老人短期入所生活介護事業所とは何か?どんな職種が働いているか?人員基準はどれくらいか?などの疑問にお答えします。
それでは今回もよろしくお願いいたします!
老人短期入所生活介護とは
老人短期入所生活介護とは65歳以上で、家族介護者の疾病などの理由により、居宅介護が一時的に困難となった方や、短期入所生活介護を利用する居宅要介護者を短期間入所させて、介護支援するための介護事業所です。
又、在宅介護では家族の方々が介護鬱になる事も増えてきました。
私自身、ケアマネをしていた頃そんな家族様を目の当たりにしました。
介護される家族が倒れてしまっては、元もこうもありません。
そんな時はショートステイを土日とかに利用する等という方々も多くいらっしゃいます。
ショートステイの特化した介護分野だと思います。
又、他の介護支援事業所と同じく、入浴や食事など日常生活上の支援や生活リハビリ・機能訓練を行います。
老人短期入所生活介護事業所で働く職種
老人短期入所生活介護で働くのは医師、生活相談員、介護職員、看護師、栄養士、機能訓練指導員(理学療法士等)、調理員などです。
医師に関しては、指定短期入所生活介護では1人ですが基準外等短期入所生活介護においては不要になります。(H24年基準改定)
配置基準については、書き出すと頭が痛くなるほど複雑なので、基本的な部分を書いていきますね!
単独型やユニット型の短期入所生活介護、特別養護老人ホームにも併設している所も多いです。
特に最近ではユニット型のショートステイが増加傾向にあります。
地域密着型の特養の様な感じで、ユニットケアを行います。
ユニットケアについては、イメージとしてグループホームが近い介護施設になるので、こちらをご参照下さい。
老人短期入所施設の人員基準は?
生活相談員は利用者100人につき1人以上で、そのうち1人は常勤である必要があります。
介護職員や看護師や准看護師は利用者3人につき1人以上必要となります。
(常勤換算法)
そして1人は常勤です。
栄養士は1人以上必要ですが、利用定員が40人以下の事業所では、
調理員その他の従業者は適当な数を配置する必要があります。
しかし、栄養士は利用定員40名以下の場合は他の施設と連携可能な場合は不要になります。
そして最後に
私は、ショートステイで働いてきた経験上、どこの介護事業所や施設でも同じ事が言えますが、上司に教えられた事は「絶対に褥瘡にはさせない事」です。
ショートステイは、施設ではありません。
居宅介護支援という位置付けです。
自宅で生活されていた方がショートステイで褥瘡になった。
これは、在宅介護をする上では、所謂ご法度です。
基本的に自宅で生活されていて、身体的・精神的レベルを維持又は向上させる事が前提です。
特養待機待ちで、ショートステイロングの方々もかなりいらっしゃいますが、それでも基本的に考え方は同じであるべきだと私は考えます。
褥瘡は1日でなるリスクの方さえいます。
例えば、1時間車椅子に座っていてみて下さい。
間違いなくお尻や腰が痛くなります。
色々と大変かもしれませんが、ショートステイも他の介護事業所と同じで、「介護」の考え方は同じです。
皆さんが、楽しく介護ができる事を切に願います!
今回もありがとう御座いました!
以下にも、様々な情報を掲載しておりますので読んで頂けると嬉しいです。