こんにちは!前田 裕です。
今回は、介護福祉士の喀痰吸引のリスクと重度訪問介護について考えていきたいと思います!
現在の介護福祉士は、喀痰吸引等研修を受講しなければなりません。
私が介護福祉士国家試験の時代は無かったので、私は喀痰吸引や経管栄養も出来ない状況でした。
そこで私は重度訪問介護研修を受講しました。
重度訪問介護研修については、下記にご紹介していきたいと思いますのでお楽しみに!
そこで、昔介護福祉士を取得した介護士さんは喀痰吸引研修を受けに行った方も多いかと思います。
それでは、今回もよろしくお願いいたします!
喀痰吸引のリスクはかなり危険!?
喀痰吸引に関しては、多くの介護士や介護福祉士の方々は知っているかもしれませんが一応解らない方もいらっしゃるのでご紹介していきたいと思います。
言葉だけで説明するのよりも図解付きで説明していきたいと思います。
喀痰吸引の研修について厚労省の見解を下記をご覧ください。
厚生労働省より引用
介護福祉士はもちろん受講しなければいけない項目ですが、介護士も一定の研修を修了した者を都道府県知事が認定されていれば受講できます。
そして、喀痰吸引のリスクもご紹介していきたいと思います。
先ず喀痰吸引とは、気道・気管内にカテーテルを挿入し、分泌物等を除去することです。
呼吸困難を感じる方の軽減や肺でのガス交換を維持・改善をする目的で行うケアの事になります。
慣れが一番怖いので、喀痰吸引自体が危険である行為である事を再認識していただけると幸いです。
喀痰吸引で起こる危険リスク3選!
それではご紹介していきたいと思います!
- 粘膜を傷付けたりで起こる大量出血による窒息・窒息死のリスク
- 気管までカテーテルを挿入してしまい、傷付け大量出血や呼吸停止
- カテーテルを何十秒も挿入し続ける事での窒息死
この3つはとても起きやすいリスクなので絶対に気をつけましょう。
どれも重要なんですが、よく見受けるのが3番目の吸引器を作動したまま15秒以上喀痰吸引を行ってしまう事です。
これはどういう事か解りますか?
そうです!
喀痰吸引中はカテーテルを挿入されている方は呼吸が出来ない状況でという事です。
カテーテルを折り曲げる等して、吸引を止める事や必ずパルスオキシメーターを指へ装着した状態で喀痰吸引を行いましょう。
重度訪問介護研修を受けて更なる高みへ
介護士の皆さん、重度訪問介護という資格自体をご存知でしょうか?
これは医療行為が出来ない介護士等の方々が口腔内・鼻腔内はもちろん、気管カニューレからの喀痰吸引も可能な資格になります。
高齢者のみならず、身体障害者への介護士さんが結構所持している資格にもなります。
ここで、重度訪問介護資格についてご紹介していきます!
相当なボリュームで重度訪問介護についての事が公開されているので是非、ご参照下さい。
下記にご紹介致します!
厚労省・障害者の地域生活の推進に関する検討会より引用
重度訪問介護資格自体が統合過程という位置付けで、介護士が行う喀痰吸引・経管栄養を行う研修資格の最上位になります。
重度訪問介護の研修資格取得自体は基本的に費用自体3万円以内で3日程で修了出来ます。
試験ありです。
介護福祉士として、高みを望みたい方には是非オススメします。
勿論、私自身も取得しました。
因みに結構中身の濃い3日間でした。
実際に筋ジストロフィーの身体障害者の方との交流や、看護師からの実地研修も入念に行いました。
介護と障害が分け隔てなく、介護士がどちらの分野にも参入できる事が今後の社会では必須になって来るのかなと思います。
これからの介護士・介護福祉士はスキルが求められる
今回は、介護福祉士の喀痰吸引のリスクと重度訪問介護について考えていきました。
喀痰吸引のリスクは勿論、重度訪問介護の研修を修了する事でこれからの介護・福祉分野での就職先や転職ではとても有利にになるでしょう。
介護現場での喀痰吸引も定期的に看護師へ観てもらったりして、リスクの軽減に努めましょう。
喀痰吸引で事故死だけは起こしてはいけませんし、日々の研修に喀痰吸引を題材にすることも重要だと思います。
今や、病院自体もベッドが空いておらず介護施設へ喀痰吸引や経管栄養が必須な方々の受け入れが増加していきます。
日々の努力で転職にも有利になり、重度訪問介護の資格も取れれば相当な介護士スキルを持ち合わせた最強の福祉人となり得ます。
例えば看護師とよく意見が食い違い、いざこざが介護現場では起きがちです。
そこで、医療的見地を重度訪問介護資格所持等で学び、ある程度看護師と真っ向にやりとりが上手く出来ると職業柄の垣根を超えて、いい関係性も保てて大きなスキルアップにも繋がるのです。
なかなか、介護現場は忙しくて勉強する暇が無いかもしれませんが、自分の介護士・介護福祉士としてのスキルアップが出来ると喀痰吸引を今回例にも上げましたが、危険なリスクも減少するはずです。
それでは、今回もここまで読んで頂きありがとうございました!