こんにちは!
介護施設長の前田裕です。
介護職の皆さんは亭主関白な入所者さんへイライラすることってありませんか?
介護支援をしているというよりも「家政婦かよ!」と言いたくなるくらいな事って介護職あるあるですね。
私も介護を始めたばかりの新人時代はそんな亭主関白な入所者さんへイライラが止まりませんでした。
「ここはホテルじゃないんだよ!」
とでも言いたかったくらいです。
そんな、入所さんが亭主関白な場合に介護職がイライラしない思考をどうしていけばいいのかをお伝えできればと考えます。
それでは、今回もよろしくお願い致します!
昔は亭主関白が当たり前な時代だった
しかし、入所者さん自身も亭主関白であることには理解している方もいれば、認知症の影響で昔の生き方が今でも頭に残ってしまっていることもあるんですね!
「男たるもの外で頑張って仕事をして生きていくためのお金を稼ぎ、妻は家庭を守るもの」という精神が昭和初期時代では当たり前だったんですよ。
生活歴をしっかり把握しておくこと
ただ「介護職を家政婦のように考えていない入所さんもいる」ということですね!
特に男性の入所者さんは口調が上から目線であったり、怒りやすかったりするんです。
私も男性ですが、さすがに亭主関白ではありませんが「何か恥ずかしい」という側面から言葉を綺麗にお願いするということが苦手なパターンもあり「素っ気ないな」と感じられるのかもしれませんね。
男性は基本的に恥ずかしがり屋さんが多いです。
解りやすいのが、話すときに「相手の目を観ながら話す」ということですら恥ずかしいんです。
これは亭主関白な入所者さんでもそんな側面が観られると思います。
心の底では「ありがとう」と感じているはずですから!
亭主関白な入所者さんは実は表現が苦手なんです
実は亭主関白な入所者さんほど表に出さない「ありがとう」が実はあるんですよ。
ただただ、恥ずかしいんです。
しかも、特に女性介護職の方へは亭主関白のような言い方をしがちですが「実は寂しがり屋さん」な入所者さんが多いです。
なので、生活歴をよく観てから介護支援をチームで統一することがとても大切な検討事例なんです。
つまり、亭主間お開くな入所者さんは実は「ありがとう」というような表現が苦手なだけなんですよ。
亭主関白な入所者さんへの介護支援3選
基本的に亭主関白な入所者さんの心情がご理解頂けたかと思います。
簡単に言うと「亭主関白だけど心は純粋」なんです。
そこで、イライラせずに亭主関白な入所者さんへの介護支援方法を以下にご紹介しますね!
1とりあえず、言ったことに「はい」と答えながら介護支援をして亭主関白な入所者さんと心が通じ合える関係性を築いていく。
2認知症は罹患していないが亭主関白な入所者さんへは信頼関係を構築して、最後の目標として自分で出来ることはして頂くように働きかけていく。
2生活歴から得意分野への作業を取り入れて「生きていることへのやりがい」を覚えさせる。
この3選を出来ると案外亭主関白な入所者さんへの介護支援が上手くいきます。
統括して言うと「亭主関白な入所者さんと介護職の距離を縮める」と言う努力をすると言うことに尽きます。
そうは言っても簡単にできなくてもめげない精神が介護職には必要です。
在宅介護支援のケアマネジャーでも同じことが言えますから。
ストレスフルな介護職の方向けの情報も合わせてご参照下さい。
つまり、いやいやながら「またあの人だよ」みたいな介護支援をしていても亭主関白な入所者さんを良い方向へと導くことは不可能なんです。
ホワイトな介護保険施設であれば、年月を掛けながら良い方向へと亭主関白な入所者さんを良い方向へと持っていくことは可能です。
そして、そんなイライラを毎回感じる介護職もイライラしない思考が自然と生まれてきますよ!
つまり、亭主関白な入所者さんへイライラする介護職もここまでご紹介した方法で思考変換出来て良い介護支援へと繋がるわけですね。
それでは、ここまで読んで頂きありがとう御座いました。
以下にも様々な情報を掲載しておりますので読んで頂けると嬉しいです!