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[精神的苦痛]認知症介護でストレスフルな状況を改善する理由

こんにちは!

介護施設長の前田裕です。

介護士の皆さんは毎日「認知症介護」で疲弊しているかと思います。

又、家族介護を行っている方々も大変だと思います。

そもそもが、介護現場で行う介護支援自体が限界をずっと超えているんですよね!

しかし、改善する努力もさほど行われない介護事業者が多くを占めます。

介護分野で働く人材は減る一方なのが1番の原因でもあります。

このままでは、介護業界は認知症介護どころではなくなっていくでしょう。

どれだけ福祉の仕事が素晴らしいと言う精神があってもです。

現実の介護現場は、配置基準ギリギリでの運営を強いられています!

そんな状況の中で、ストレスフルな認知症介護を強いられる訳ですよ。

そりゃあ、何も対策・介護支援方法をまともにとっていない介護現場は「精神的苦痛」で退職しちゃいますよ!

それだけ、相当な奉仕の精神が無ければ成立しない仕事が介護とも言えます。

しかし、そんな認知症介護を極めていくと「それなりに出世街道へ乗れます」

 

介護という仕事は、それだけ食いっぱぐれが無い「安定した職業なんです」

まー、そこまで認知症介護を極めて資格まで取得していると、普通に良い給与が頂けるまでに5年程度で出世することも可能です!

しかし、そこまでは求めなくとも普通に派遣社員でも転職エージェントを活用する事で高時給・高待遇の介護事業所や介護保険施設で働くという手もあります!

普通にコンビニやスーパーのパートをするより、良い時給で働けるのも介護士のメリットな部分です。

但し、認知症介護に慣れるまでが最初の難関であり、その利用者・入所者さんへの介護経験が必要なのは当たり前です。

それだけ、プロの仕事が介護士だからです!

それでは、今回もよろしくお願い致します!

介護士は良い条件下の職場で楽しく仕事がしたい!

介護士・介護福祉士にとって毎日笑顔で、ストレスフルで無い職場が有れば誰もが転職したいと感じるでしょう。

私も、介護老人保健施設で介護士として働いている時は毎日がストレスフルな状況で仕事をしていました。

普通に身体介護や生活介護は基本的な介護業務の中に「認知症介護」が入ってくるだけで、精神的に結構限界でしたよ。

そこで、ストレスフリーな良い条件下で介護という仕事がしたいと感じ、[かいご畑]と言う介護福祉転職エージェントへ登録して「やりがいと良い条件下での仕事が出来る様になりました」

しょうがなく認知症介護をすると言うよりも、楽しく認知症介護をすると言う大きな違いに気付けたのも大きな1歩でした!

介護職場により、こんなにも認知症介護が実践出来る「やりがい」を感じる介護現場があったんだと心に響きましたよ。

楽しく介護が出来る事が何より大切と言う事ですね!

(少しでもストレスフリーな状況で仕事はしたいものです)

それでは、以下に認知症介護についてどれだけ大変なのかを解説していきたいと思いますね。

認知症介護の大変さについて解説

認知症介護の大変さと言っても、ざっくり大まかにまとめました!

認知症介護が辛いと感じる介護士の心理

・何度も同じ事を1日50回以上も言ってくる

・全く会話が成立しない(同じ質問が来る)

・対応した介護士へ「歳はいくつか?」「子供はいるのか?」と回答する度に永遠ループ

・お風呂に入っていないと、やたら言ってくる(既に忘れている)

・過去の自慢話を毎日聞かされる(これは、しっかり傾聴する事も必要な場面もあります)

簡単にまとめてみましたが、こんな感じで認知症の方々は介護士を質問責めにしてきます。

完全にストレスフルですよね。

こんな事が特にアルツハイマー型認知症の女性に対応する事って多いですよね!

アルツハイマー型認知症は、認知症の進行スピードがなだらかな分、短期記憶障害が著明に出現し「何度も同じ事を聞いてきます」

なので、古い記憶は鮮明に覚えているが、短期的な記憶は直ぐに忘れてしまうと言う事です。

このパターンが、日頃の介護業務の中に降りかかって来ると、介護士もストレスフルになってしまうんですね!

しかも、毎日ですよ。

ズバリ、介護士から見た1番楽な介護支援が「要介護5とかの寝たきりで話す機会もほぼ無い」と言う高齢者さんです。

これは、時間的なルーティーンの元で介護支援が出来るので、介護現場の職員は「楽」と感じるんです。

それもまた、ちょっと悲しい事ではありますが、現実です。

但し、「身体的負担」は大きくなります。

介護士に付き物な職業病が「腰痛」なのが理解出ますね!

どうしたら認知症介護が攻略できるのか?

いきなり答えを言いますが、認知症介護は攻略出来ません。

と言うか、認知症介護を行う上で大切にしたい思考があります。

それは、「聞き役に徹する事」です。

何度同じ事を聞いてきても、大体の予測は介護士なら解ると思います。

そこで、少しだけ頭を空っぽにして「はい、そうですね、さすがですね。私は38歳です」

みたいな感じで、真剣に回答しなくて良いんです!

(ここで重要なのが、少し頭を空っぽにして聞くだけと回答だけです)

もしも、認知症を患う方が何度も同じ事を言って来るパターンは、こんな感じで流しましょう!

介護士が全部を汲み取って、対応していたら精神的に辛いだけですよ!

但し、短期記憶障害がメインな認知症罹患者の方のみにしかこの手法は通じません。

しっかりと質問して来る認知症の方へのアプローチ

こんな認知症の方も結構います。

そんな方へのアプローチとして、ただ聞いて流すと言う事は出来ません。

逆に相手が不穏になるか、激怒する事さえあります。

こんな方の特徴が「脳血管型認知症」の男性に多い傾向です。

ある程度の短期記憶障害はあるが、しっかりとした意味のある内容を伝えて来る事が出来るのが特徴です!

こんな認知症介護の基本としては、「傾聴」がとても大切です。

アルツハイマー型認知症の方へは「聞き役」に徹すると伝えましたね?

傾聴も似た意味合いを持ちますが、違う点が1つあります。

それが、「傾聴は相手の意見をしっかりと理解して聞く」と言う所です!

そして介護士の皆さん、介護記録に傾聴と言う言葉をよく使用すると思いますが、「聞くだけと傾聴では意味が違います」

恐らく、介護士や特に介護福祉士は専門用語を普通に使いたがります。

(しっかりと使用する言葉には理由を答えられる事が大切な理由です。)

それが、相手の聞き役になるだけの事を「傾聴」と認識してしまっているんですね!

認知症介護に置いて、傾聴は必要なスキルです。

傾聴とはなんですか?

・耳・目・「心」を相手へ傾けて、真摯に理解しようと言う意味です。

簡単に言うと傾聴の定義はこれです。

私が言った「聞き役」は、耳と目がメインで、心はそっと隣へ置いておくと言うイメージです。

この様に、認知症介護のアプローチは相当難しいんですよね!

傾聴とは「心から相手の考えを汲み取る」と言う意味を成します。

ここまでのまとめ・・

介護士って認知症介護がとても難しいと再確認出来たかなと思います。

しかし、経験を積み重ねていく事で自然と「聞き役」と「傾聴」の振り分けが出来る様になると思います!

そう言う中で、認知症介護がしっかりと出来ている職場なのか?

改善する余地はあるのかを、特に管理職の方々には聞いて欲しい内容です。

恐らく、ブラックな介護事業所になると、「傾聴」の意味すら答える事も出来ないと思います。

ただ、聞くだけでは「傾聴」とは言いませんからね!

傾聴は他の意味合いで「心の耳」と言われる事もあります。

それだけ、相手を尊重して「聞く」と言う姿勢に入る事を意味します。

認知症介護に置いて、「聞き役」に徹するか「傾聴するか」の使い分けを出来る様になると、認知症介護が楽しく「やりがい」を感じるレベルに到達していきます!

その辺りを、意識しながらストレスフルにならない様に改善していく事が、「介護において大切な理由」なんです。

今、認知症介護でお困りの介護士・介護福祉士の皆さんには「これ以上の精神的苦痛」は味合わせたくはないですよね。

その為には、先ずは管理職がしっかりとしたフォロー体制や、認知症介護が普通程度以上にでも出来る事が最優先事項ですね!

そこで、以下に認知症介護について深く考えた記事をご紹介しますね。

それでは、ここまで読んで頂きありがとう御座いました!

以下にも、様々な情報を掲載しておりますので読んで頂けると嬉しいです。

前田(運営者)

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  • この記事を書いた人

前田 裕

介護施設長をしております、前田裕です! このサイトでは、介護職や他の福祉職の方に向けたアドバイスだけでなく、一般の方に介護の現状を知ってもらうための内容も書いています。 介護や福祉の現場がより良くなっていくためには、どうしていけば良いのか? そんな、悩みが解決出来たらなと思います。

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