介護の現場 介護福祉士 虐待の裏事情

介護士が抑制や虐待だと自覚できない?それは職場環境が原因

こんにちは!

介護施設長の前田裕です。

介護士として働いていていつの間にか利用者さんや入所者さんへ「ちょっと待って!」「何回言えばわかるんですか!」

みたいな口調になりがちです。

ちょっと待って!はまだマシな方ですが、「何回言えばわかるんですか!」はもうありえない介護の職場環境です。

忙しいんだからどうしようもないんだと言われそうですが、それを正当化しては今後の介護がこれからもずっとレベルが低いと認識されるんですよね。

前田(運営者)
それは職場環境が原因だと思いますけどね!

自覚できない状況下にまで陥っている証拠です。

ただナースの世界でも人材が不足していてドタバタですが、しっかりと医療現場は機能しています。

何故なのか?

それは、医療機関では病気や怪我を治癒させることが根底にあるからです。

患者さんに見合った治療と看護がメインですから。

しかし、介護現場では何が求められていますか?

そうです。介護支援ですよね!

前田(運営者)
介護士・介護福祉士にとってその中身は「自立支援介護」「認知症介護」がメインになります。

そんな介護士が何故か抑制や虐待にいつの間にかなっている事象が多く観られるので、その中身を探っていきたいと思います!

それでは、今回もよろしくお願い致します!

認知症の高齢者さんへ抑制や虐待が多い

言葉は悪くなりますが、認知症の高齢者さんへの介護支援は口調が結構雑な介護士が多いです。

いくらドタバタしていても口調を荒げて言う必要は全くありませんよね!

そしてドタバタしていなくても、認知症の高齢者さんへの抑制や虐待とも言える口調や介護が近年増加しています。

そんな場面を家族の方が観たらどう感じるでしょうか?

「忙しいから仕方ないだろ!」とでも言えますか?

前田(運営者)
そこを、介護士としての自分を見直すチャンスだと感じてもらえると嬉しいです!自分が認知症高齢者の立場だったらどう感じるだろうと言う思考は介護支援の基本としても大切ですね!

私も介護老人保健施設で介護士として働いている時についイラっとしてしまうことはありましたよ。

ただ、介護福祉の世界で今も生きていて感じるのは「あの時はすみませんでした」と感じますよ。

とにかくドタバタで忙しい中で自立支援や認知症介護をしっかりできる事は最初は難しいと共感します。

しかし、そんな抑制や虐待を当たり前だと自覚してしまうのはおかしな話です。

そう言う介護士の大半が職場環境が原因だと私でも解りますよ。

本当に介護が好きな介護士は虐待なんてしたくない

毎日が忙しい介護士の仕事はとにかく時間との戦いみたいなところがありますよね。

だからバタバタな状況です。

そんな中で、ついつい虐待みたいなことをしてしまったら後から後悔するんです。

本当に介護が好きな介護士や介護福祉士ならです。

前田(運営者)
介護士も人間なんでついつい言ってしまうんですよ、「そこにいて!」「動かないで!また転びたいの!」

みたいな感じです。

これって案外、

私も言ったことがありますよ。

帰宅時に相当な自責の念を感じながらです。

本当は介護士の皆さんも好きで抑制や虐待に近いことなんてしたくないんですよね!

介護福祉の理念がある方ならです。

そして何より同じ人間だからです。

介護現場は刑務所では無いと考えてみて下さい。

看守は介護士なんて思考は辞めましょうね!

前田(運営者)
というか、介護福祉職場の職員が入所者さんや利用者さんへ対して上から目線になっているのかなと言う環境下に置かれやすいんです。

高齢者さんも、好きで介護士という人の手を借りてまで生きたくは無いんですから。

介護現場での心の持ち方をコントロールする

介護士である自分をコントロールする介護支援が出来ることが全てです。

前田(運営者)
いちいちイライラしない、心のモチベーションを広く高く持つことが介護士には求められます。

私もそんな心の持ち方をコントロールする事は私自身も10年は掛かりましたね!

それだけ私自身も介護現場の忙しさや他の介護業務で猫の手も借りたいくらいでイライラしていたと思います。

当時介護主任として介護福祉士として働いていましたが心に余裕がまるでなかったんですよ。

おそらくそんな介護士も今居ると思いますよ。

前田(運営者)
なので、直ぐに抑制や虐待が観られる介護職場であれば改善までには相当時間が掛かりますが、まずは介護士である自分から高齢者さんを思いやる思考変換を実行していきましょう!

少しずつで良いです。

本来はアウトですが、介護士という仕事は人間同士の信頼で成り立つ部分が多いです。

いきなりドタバタの介護現場で心の持ち方を高齢者さんに合わせていると時間が持ちません。

そこで、自分が変わる事と周りの介護士へ相談しながら本当に良い介護支援ができているかを徹底的に話し合いましょう!

自分だけで悩んでいては介護士として潰れてしまいますから。

それだけは避けなくてはいけません。

または、一旦心を休める時間を多く作りましょう!

1週間とかでも良いです。

そうする事で色々な改善点を見出せるはずです。

「あ、早く介護業務を終わらせる為に仕事をしていたな」「あ、認知症の高齢者さんにひどい事言ってしまってたな」

こういうことを感じることが介護士にはとても大切であり、有効な手段です。

抑制の主な内容について以下に掲載しておきますね。

もしもそこで今の介護職場では介護士として自分の力は発揮できないと感じたりするのであれば良い意味での転職もありだと思いますよ。

前田(運営者)
介護士として自分の心の持ち方が理解出来ても周りの介護士の賛同が得られない場合はもっと良い介護支援が心の余裕がありながら働ける介護事業所への転職を視野に入れて良いと考えます。

自分の介護士としての誇りを持つことが当たり前であり、その実力を抑制や虐待に染まっていない介護職場で働くことが「やりがい」にも繋がり良い結果を早くに見出せます。

虐待・抑制がない良い介護福祉職場への道しるべ

虐待・抑制は決してあってはいけないことです。

しかし、それを当たり前に行っている介護士が多いのも事実です。

前田(運営者)
なので、介護士として自分に見合った介護職場で虐待・抑制がない良い介護職場環境で働くことが1番ですね。

いつの間にか介護士として抑制や虐待という過ちを自覚持たずに行っていることが1番危険ですから。

そう言う事にならない様に介護士としてもっと自分の実力を発揮できる事を第一優先で考えましょう!

それではここまで読んで頂きありがとう御座いました!

以下にも様々な情報を掲載しておりますので読んで頂けると励みになります。

前田(運営者)

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  • この記事を書いた人

前田 裕

介護施設長をしております、前田裕です! このサイトでは、介護職や他の福祉職の方に向けたアドバイスだけでなく、一般の方に介護の現状を知ってもらうための内容も書いています。 介護や福祉の現場がより良くなっていくためには、どうしていけば良いのか? そんな、悩みが解決出来たらなと思います。

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