精神保健福祉士

精神保健福祉士を仕事しながら目指したい!社会人のためのPSW資格取得の4ポイント

精神保健福祉士という資格を目指す場合、他の仕事をしながら勉強をしないといけない人もいるでしょう。

そんな方の為に、必要な下調べと、勉強の進め方について纏めてみました。

仕事をしながら精神保健福祉士を目指す時の注意点

既に職についていて、でも「福祉」をやりたいから精神保健福祉士を目指そうという思いは素晴らしいと思います。

とにかく、頑張ってくださいと私からも応援します。

前田(運営者)
ただ、精神保健福祉士になるには資格受験も必要ですので覚えることがたくさんあります。さらには、「受験資格」もあるのでそれにあなたが条件を満たせてない場合は受験することが出来ません。

そのあたりのチェックポイントを確認できるようまとめておきました。

勉強時間をどうやって確保するかを考えておこう

まずは、勉強時間をどうやって確保するか考えておきましょう。

福祉系。医療系の資格は「覚えることがとにかく多い」のが特徴です。

前田(運営者)
だからこそ、「いっきに時間かけて集中して覚えれば、いけそう!!!」と意気込んでしまいそうです。この勉強法は危険です。

ほとんどの場合、仕事で忙しいなかで体力もあまり残っていない時に勉強することになるでしょう。時には、眠くて眠くて仕方ない状態の日もあるはずです。

前田(運営者)
そんな中で「1日5時間勉強する!」みたいな計画を立てる人がいますが、これは不可能です。たまに起こる"異常なほど疲れた日”を境目に少しずつ勉強をしなくなっていきます。

すると「なんだか、最近全然続いてないな...」と落ち込むようになり、次第に「そんなに目指してなかったしな...」と諦めるようになってしまいます。

こうならないように「確実に勉強できる量」を確保して、コツコツと取り組んでいきましょう。

  • 仕事前か仕事後のどちらにやるのかを決めましょう
  • 1日1時間でもかなり凄い勉強量だと考えて、毎日の目標を設定しましょう。

もしかしたら、「1日1時間では足りない!」と思ってしまう方も多いようですが、毎日1時間勉強できる人はなかなかいませんので、安心して取り組みましょう。

受験資格をしっかり確認しよう

仕事をしながら精神保健福祉士を目指すという方の大半は、今は別の仕事をしているかもしれません。

そういう方の場合、もしかすると「受験資格」が無く、受験そのものができない可能性がありますので気をつけましょう。

以下に、詳細をご紹介しておきますね!

精神保健福祉士の受験資格をチェック

出典:http://www.sssc.or.jp/seishin/shikaku/route.html

上記の図は社会福祉振興・試験センターにいくと確認できますが、このいずれかのルートに属している人は受験資格があります。

自分がどのルートに属しているかは、詳しく調べればわかるとは思いますが、ざっくりと纏めたものをお伝えします。

  • 大学か実務かの期間が4年必要
  • 基礎科目のみ履修の場合は、短期養成施設に6ヶ月以上通う必要がある
  • 福祉系大学に通っていない場合は、一般養成施設に1年以上通う必要がある

※社会福祉士の資格登録がある方は、短期養成施設に通うことで受験資格を得られます。

短期養成施設・一般養成施設って何?

短期養成施設や一般養成施設は、精神保健福祉士の資格取得に向けた勉強ができる専門学校(通信有)です。

複数あるため、学費や通い方も学校によって異なります。大体、必要な期間の1.5倍が修業年限に設定されています。(短期養成施設は9ヶ月、一般養成施設は1年半)

学費は実習免除の有無で変わりますが、大体が以下です。

  • 短期養成施設:20~40万円
  • 一般養成施設:30~50万円

カリキュラム例です。

*共通科目

  • 人体の構造と機能及び疾病
  • 心理学理論と心理的支援
  • 社会理論と社会システム
  • 現代社会と福祉
  • 地域福祉の理論と方法
  • 福祉行財政と福祉計画
  • 社会保障
  • 障害者に対する支援と障害者自立支援制度
  • 低所得者に対する支援と生活保護制度
  • 保健医療サービス
  • 権利擁護と成年後見制度
  • 精神保健福祉士専門科目
  • 精神疾患とその治療
  • 精神保健の課題と支援
  • 精神保健福祉相談援助の基盤(基礎)
  • 精神保健福祉相談援助の基盤(専門)
  • 精神保健福祉の理論と相談援助の展開
  • 精神保健福祉に関する制度とサービス
  • 精神障害者の生活支援システム
  • 精神保健福祉援助演習(基礎・専門)
  • 精神保健福祉援助実習指導・実習

かなり多いのが解りますが、それだけ精神保健福祉士が専門職であるということなんですね!

仕事をしながら大学に行かないとダメ?

特に、福祉関係の大学に通っていなかった方として一番気になることは「仕事をしながら大学に通わないと受験できないのかな?」という部分だと思います。

結論から先に言うと、上の図にあるように「一般養成施設等」に通う必要がありますが、大学に入り直したりする必要はありません。

また、「相談援助実務」に関わったことがある方は、ある程度医療現場で仕事をしたことがあるので、この辺りの知識があるものとして省かせていただきます。

前田(運営者)
例えばあなたが、一般大学の4年分の履修者で相談援助実務を行っていない場合は、一度「一般養成施設」の窓口に相談してみるといいでしょう。

各学校定員などもありますが、その学校の特徴(どれくらい学校へ通うことになるか)など教えてくれるでしょう。

社会福祉士一般養成通信課程は11日間、精神保健福祉士一般養成通信課程は10日間の通っていただきます。
上記は1年6ヶ月の期間での日数なので、1ヶ月で見ると1,2日間程度です。
さらに、相談援助の実務経験をお持ちの方は、通学の一部が免除となります。
詳しくはスクーリングのページをご覧ください。

このように、学校によって通うことになる日数を公開していることもあります。

受験日までどのように勉強するか

基本的には、受験日まで過去問や受験対策本を使って勉強をしていくことになるでしょう。さっきも言ったように、基本戦略は「毎日1時間程度コツコツ」です。

ですが、1つだけ気をつけて欲しい所があります。

法改正が多いため、最新のテキストを使おう

精神保健福祉士の業界は、法改正が多いです。法制度が変わってしまうと、以前までのテキストに書いてあったことが「正しくない」となることがあります。

この場合、古いテキストで勉強をしていると、間違った知識を合っているものとして覚えてしまうことになります。

できるかぎり、最新のテキストを使うようにしましょう。

まとめ

精神保健福祉士の仕事は、しっかりと資格もある上に「福祉」に関われるという素晴らしい仕事です。

諦めてしまったり、後悔する事にならない様に下調べをしっかりして資格取得を目指しましょう。

精神保健福祉士についてをまとめた記事があります

精神保健福祉士に関する情報をまとめた記事を用意しました。個別での相談やコメントでもらった意見をもとにさまざまな内容について書いてるので、一度参考にして下さい。

それでは、今回もありがとうございました!

以下にも、様々な情報を掲載しておりますので読んで頂けると嬉しいです。

前田(運営者)

転職は、1日の大半の時間を使う「仕事」にかかわるものであり、給料にも大きくかかわるため『人生の決断』ともいえる大きな転機です。

「適当に決めてしまって後悔した」ということの無いように、納得いくまで相談することが重要。

担当者へ、自分に見合った就職先を伝えましょう!

介護・福祉職対応可能!専任のキャリアアドバイザーへ何なりと希望をお伝え下さい。

介護職としてもう疲れた方へ。

もう人間関係で悩まなくて良いです。

もっと精神的にやりがいを感じれる福祉の職場へ。

悩んだ時は、[マイナビ介護職]がおすすめ!

正社員から派遣社員・パートまで完全対応。

無資格未経験でも大丈夫

やりがいと人間関係を両立したい福祉職の方限定。

(社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉士・ケアマネジャー)は特に給与アップの可能性大です。

介護資格がなくても、ブランクがあっても大丈夫です。

そして重要な、人間関係や職場環境を他の転職サイトより詳しく知っているという声が多数な状況。

  • この記事を書いた人

前田 裕

介護施設長をしております、前田裕です! このサイトでは、介護職や他の福祉職の方に向けたアドバイスだけでなく、一般の方に介護の現状を知ってもらうための内容も書いています。 介護や福祉の現場がより良くなっていくためには、どうしていけば良いのか? そんな、悩みが解決出来たらなと思います。

人気の記事

1

介護・看護は転職が多い職業だと言われています。肉体的に大変なことや、精神的に辛くなってしまうことが多く、離職なども多いお職業です。介護という仕事を本気で好きな人が、続けていられるように「転職」について書くことにしました。この記事で少しでも印象が変わってくれれば幸いです。転職という選択肢を持つということ私は、転職という選択肢を持つことでいろいろな利点があると考えています。私自身、一度は介護を離れ...

2

精神保健福祉士で仕事をしていると「転職した方がいいのかな?」と思うこともあるでしょう。 今の給料が適正なのかわからない 職場のギスギスした人間関係が気になる 自分の上司にあたる人と馬が合わない 毎日仕事が始まるのが億劫で嫌こういった悩みを抱えていても、転職経験がなければなかなか踏み出しにくいこともあるでしょう。そういった方のために今回は転職に関する情報をまとめました。精...

3

社会福祉士で仕事をしていると「転職した方がいいのかな?」と思うこともあるでしょう。 今の給料が適正なのかわからない 職場のギスギスした人間関係が気になる 自分の上司にあたる人と馬が合わない 毎日仕事が始まるのが億劫で嫌こういった悩みを抱えていても、転職経験がなければなかなか踏み出しにくいこともあるでしょう。そういった方のために今回は転職に関する情報をまとめました。...

4

介護士として仕事をしていると「他の職場の雰囲気ってどんな感じなんだろう?」「私だけ不当に仕事が多い気がする」と思うことがあるでしょう。実際、そういう小さな疑問からストレスが貯まっていき、精神的にダメになってしまう例などもあります。今は介護施設長をしている私も、一度介護職を離れた経験も転職をした経験もあります。そんな私がおすすめする転職サイトや転職サイトの使い方を今回伝えていこうと思います。なぜ、転職を考え...

5

今回は同じ福祉系の職種である精神保健福祉士のお話をしたいと思います。精神保健福祉士の仕事内容や勤務先、そして何が大変なのか?について本音をお伝えします。精神保健福祉士の仕事内容精神障害者の保険や福祉に関わる専門的知識、および技術を持って、精神科病院、その他の医療施設で働きます。精神障害の医療を受け、または精神障害者の社会復帰を促進を図ることを目的とする施設を利用している方の社会復帰に関...

-精神保健福祉士
-, , , , , , , , , ,