ケアマネージャー ケアマネージャーの勉強

【実体験から公開】ケアマネ未経験者だけど転職したい

こんにちは!

介護施設長の前田 裕です。

令和一発目の記念すべき日の投稿になります!

皆様にとって良い令和元年のスタートが出来る様に応援します!

そして今日は、ケアマネ試験に晴れて合格して、実務研修も終わり、希望とドキドキの中、初めてのケアマネへの転職について実体験を踏まえて書いていきたいと思います。

私自身、ケアマネ実務研修は辛かったですが、それから新米ケアマネとして沢山の知識や経験値は上がりました。

「やりがいって、これかぁって感じた瞬間でもありました。」

それでは、本題です!

ケアマネに求められる資質

ケアマネの基本的な業務とは

ケアマネ(介護支援専門員)の主な業務は「介護保険を利用される又は利用したい方への支援」です。

一言で言うと簡単ですが、ケアマネとして知らなければならない事をまとめてみます。

(なんだかんだでとても基本的且つ根底の業務です。)

  • 介護保険の申請・更新・区分変更の手続きの代行
  • 介護支援計画書(ケアプラン)の作成
  • 介護支援計画書の評価(モニタリング)
  • サービス担当者会議の開催
  • 利用者様への介護支援計画書(ケアプラン)の説明・署名捺印
  • 介護サービス事業者・行政・家族との連携
  • 介護支援経過記録

これらがケアマネの主な業務になります。

居宅介護支援事業所に勤務する方にとっては、大体30件以上は確実に担当利用者様が増えてくるので、上記の「ケアマネの基本業務を忘れた!」

は言い訳には出来ない重要な役割を担います。

居宅ケアマネ・施設ケアマネどちらにも共通するところを抜粋しました。

未経験のケアマネもこれだけは押さえておけば、あとは実践あるのみです!

居宅ケアマネへ転職した際に必要なスキル

私が初めてケアマネとして転職した所は居宅介護支援事業所でした。

今まで、施設での介護経験しか無かったので、在宅介護に携わりたいという思いもあったので居宅ケアマネとして転職しました。

初日、出勤し管理者の方や他の先輩ケアマネに挨拶をし、いざ机に座りました。

「自分のデスクとパソコンだ!」と、ワクワクドキドキしたのを今でも覚えています。

しかし、「さー、何から始めるんだ?」と考えながらも、管理者の方と一緒に利用者様宅へ訪問に同行する事となりました。

この時が一番ドキドキしましたね。

訪問し、話をして事務所へ戻ると、まず管理者の方から教えて頂いた事が4つありました。

  1. 訪問時は挨拶をしっかり丁寧にして、靴は玄関の片隅に揃える事
  2. 利用者様宅では、座る位置に気をつける事(利用者様が緊張しない位置)
  3. 話す内容は、利用者様に合わせて無理やりこちらのペースで話をしない事
  4. 悩んでいる、又はそれを言えずにいる利用者様のニーズ(要望)を感じる事

特に4番目は、ケアマネとして一番大切だと今でも考えています。

ケアマネ実務者研修でも嫌という程聞かされたと思います。

1〜3番までは、普通に一般常識なのですが、それには何故出来なかったのかが後から解りました。

施設介護をしている時は、入居者様だったという所が大きな問題でした。

何を言いたいかというと、居宅ケアマネとして転職した訳ですが今までは「自分の土俵で介護業務をしていた」訳です。

(施設介護を私はしていました)

しかし、今は相手(利用者様)の自宅へお邪魔して、ケアマネ業務をするという事です。

施設介護では、利用者が入居・入所してきますよね。

しかし、居宅介護支援事業所のケアマネになると、土俵は利用者様の自宅等です。

相手のプライベートスペースに入るという事です。

私にとって、在宅介護をした事がなかったので、緊張して当時はチグハグな回答か完全な利き手役としか、ケアマネ業務が出来ませんでした。

これは今になっても、自分でも本当に勉強になりましたし、居宅ケアマネへ転職して良かったと考えさせられました。

基本的に、知識は経験で勝手に覚えていくので、ケアマネへ転職する事は自分の人間力を磨けるとても良い仕事だという事です。

相手の土俵へ入り、実務者研修の通りの自分なりのケアマネ業務をする事が大切だと言う事です。

施設ケアマネへ転職した際に必要なスキル

私は、グループホーム・地域密着型特別養護老人ホームでの施設ケアマネとして仕事をした事もあります。

施設ケアマネに特化したスキル4つの事がありました。

  1. 居宅ケアマネと違い介護保険サービス事業所は施設職員である事
  2. 在宅での生活が難しくなられた方に必要な介護・看護・リハビリ支援を現場の職員と共有する事
  3. 居宅ケアマネと違い、何回でも入居者様や介護職員と話す事が多くある為、入居様のニーズ(要望)を掘り下げてケアプランに反映させるというスキル
  4. 相談員との連携(入居・退去・入院退院関係が主)

施設ケアマネへ転職すると、ケアマネとしては未経験でも、関わる人間が施設内で済むという利点があります。

施設での介護に自分は向いていると考えている方は、未経験ケアマネだとしても、介護・看護・相談員と密に情報のやり取りも出来て、ケアプランも作成しやすいと思います。

しかし、それだけ入居者様の事を居宅ケアマネ以上に観る事ができるので、ケアプランはとても深い支援内容の記載が多くなります。

施設内に担当入所様がいるので、居宅ケアマネ以上に支援経過も事細かく書けます。

又、近いが上に直接介護に携わっている従業員から、様々な要望や支援内容について細かく考える必要性があります。

私自身、毎日のように質問が飛び交っていました。

職員会議の場でも同じです。

しかし、ケアマネは入居者の思いや支援内容をくみ取り、それを現場の介護職員や他関係職員へ確実に伝達できれば良いと思います。

何でもかんでもケアマネのせいにしたがる職員も稀にいるので、その辺りは上司や、生活相談員ともよく話し合うことが大切だと思いますし、私はそうしていました。

施設ケアマネも、現場介護以上に他職種連携が求められる為、人間力を磨ける良い仕事だと言えます。

大変だと思うかもしれませんが、慣れると施設ケアマネは居宅ケアマネと同じく楽しくもあり、相当な知識や経験を得れます。

最後に

しかし変わらず言えることは、居宅ケアマネ・施設ケアマネどちらに転職しても同じ事として、今まで以上に視野が広くなり、人間力も磨く事ができます。

この「視野が広くなる」という所が一番介護の仕事を糧としているなら、必要不可欠だと思います。

(ケアマネの特権ですね)

前田(運営者)
実際に、私はケアマネとして転職して、本当に良かったと今でも考えています。

「ケアマネは大変、給料も少ない」等言われがちですが、ケアマネに転職して実際に働いてみて感じる感動は、絶対に味わえないし、それだけの知識となります。

未経験でも、ケアマネの転職はあります。

ケアマネ資格保有者は多いですが、ほとんどが介護保険が始まった時に取得した方が多いです。

しかし、ケアマネの求人は沢山あります。

案外、ハローワークには出ていないケアマネの求人サイトも増えています。

未経験のケアマネも活躍の場が広がってきている現状です。

しかも、今回「働き方改革」と言う法律が出来、介護職はもちろん、ケアマネジャーの給与が相当上がっている傾向があります。

さらに主任介護支援専門員ともなると、昔と比べると「え!こんなに頂いて宜しいんですか!?」

位に給与の上昇や時間外労働についてもしっかりと残業手当についての基準が厳しくなりました。

正に、今がチャンスだと思います!

一緒に福祉職として頑張っていきましょう!

是非、ケアマネとして転職する事でスキルアップや人間力を磨きませんか?

以下にも様々な情報を掲載しておりますので読んで頂けると励みになります。

それでは最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

前田(運営者)

転職は、1日の大半の時間を使う「仕事」にかかわるものであり、給料にも大きくかかわるため『人生の決断』ともいえる大きな転機です。

「適当に決めてしまって後悔した」ということの無いように、納得いくまで相談することが重要。

担当者へ、自分に見合った就職先を伝えましょう!

介護・福祉職対応可能!専任のキャリアアドバイザーへ何なりと希望をお伝え下さい。

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  • この記事を書いた人

前田 裕

介護施設長をしております、前田裕です! このサイトでは、介護職や他の福祉職の方に向けたアドバイスだけでなく、一般の方に介護の現状を知ってもらうための内容も書いています。 介護や福祉の現場がより良くなっていくためには、どうしていけば良いのか? そんな、悩みが解決出来たらなと思います。

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