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介護業務が早いのは良い介護支援だと勘違いするベテラン介護福祉士

こんにちは!

介護施設長の前田裕です。

今回は、介護職あるあるなんですが介護業務が早い介護福祉士は良い介護支援だと勘違いする方が多いんですね。

もちろん、介護業務を早く出来ることは良いと思うんですが私が言いたいのは「介護業務を早くする為に介護支援をおろそかにする」ということが良い介護支援だとは言えないということなんですよ。

こういう体質の介護事業所は結構多くて、特に新人介護士さんに「介護業務を早くすること」を優先させる教育や指導をするベテラン介護福祉士が居るのが大きなマイナス要因だと考えます。

高齢者さんへの自立介護支援や認知症介護を率先して指揮ができるのが良いベテラン介護福祉士の本来の仕事なんです。

そんな介護支援ができることが良い介護支援だと介護職の方々にお伝えしていければなと思います。

それでは、今回もよろしくお願い致します!

介護支援無視の介護業務とは?

介護支援を行うことが介護職や介護福祉士は行わなくてはいけません。

しかし、介護業務優先で介護支援無視の例を以下にご紹介しますね!

・入浴介助の時に湯船に浸かる時間をわざと短縮する。(抑制または虐待になります)

・食事介助はとにかく口腔内へ食べ物を運びまくる。(誤嚥性肺炎の危険性大です・窒息すらあり得ます)

・オムツ交換は多めに尿取りパッドを使用してほぼ放置状態にしている。(皮膚トラブルの大きな要因です)

・個別介護支援を無視して介護業務目線で仕事をする。(高齢者の自由を完全に奪っており虐待になります)

いかがでしたか?

特に多い介護支援無視の介護業務を、よくある例として挙げてみました。

前田(運営者)
「ドキッとした介護士や介護福祉士」の方もいるのではないでしょうか?

このような虐待に近い介護業務の効率化ばかりを優先している介護職場ではほぼ介護支援については学ぶことは出来ないと考えたがいいですよ!

介護業務の効率化が良い介護支援だと勘違いしているベテラン介護福祉士は、もしそんな状況だと感じたのであれば見直しましょうね。

上から目線ならすみませんが、良い介護支援を行うことを先導するのが介護福祉士の役割であり見本となる存在なんですよ。

「介護人材が居ないから仕方ない!」

という事は通用しません。

というか、そんな状況で出来る良い介護支援を考えるのがベテラン介護福祉士の役割であり存在価値なんです!

初めて介護福祉士国家試験に合格した日を思い返してみてみると良いかもですね。

介護福祉士が良い介護支援を導くには?

介護福祉士は10教科以上の単元をクリアーして合格出来た「介護支援のプロ」ですよね!

更には、1番言いたいのが「実技試験」を受けた介護福祉士なら良い介護支援の方法は熟知しているはずです。

その時に考えていた介護福祉士国家試験の実技試験は完全なる「自立介護支援」を出来なければ合格出来ないですよね?

介護福祉士国家試験の実技試験を知らない方へどんな内容なのかお伝えしますね!

・自立介護支援を必要とする方へ、出来る事はして頂き難しい動作や思考に関して必要な介護支援を提供するのが介護福祉士国家試験の実技内容です。

そして、何より声かけを適宜行う事なんです。

このようなことが介護福祉士には当たり前に刷り込まれているはずなんです。

しかし、介護支援事業者の意向や面倒臭い介護支援を省きたいというベテラン介護福祉士も多いんですよ。

こんな事を長年続けているから介護福祉士が社会福祉士や精神保健福祉士よりも下に観られてしまうんです。

これでは介護福祉業界は成長できないまま質が低いと言われ続ける羽目になるんですよ。

もちろん良い介護支援を提供できている介護福祉士もいますが、それを超える自立介護支援を無視して介護業務優先のベテラン介護福祉士が多いのが問題なんです。

これはなんと言いますか、ベテラン介護福祉士も年齢も高い傾向で介護支援を優先したいが体力的に介護業務を優先しているんだと考えます。

どれだけベテラン介護福祉士として良い介護支援を行いたくても出来ないという事情も実は現代介護社会では問題になっているんですね。

そこで、若い世代の介護福祉士が率先できる良い介護支援を行いながら介護業務が早いという概念を変えましょう!

良い介護支援を作っていくのは若い介護福祉士

若い世代の介護福祉士がこれから活躍していかなければ良い介護支援を作っていくのは難しいです。

これだけは、はっきりと言えます。

私も介護施設長として解るんですね!

若い世代の介護福祉士ならベテラン介護福祉士の介護業務が早い事が正解だという事を変えることが出来る唯一の存在です。

前田(運営者)
ベテラン介護福祉士の介護業務が早く出来るノウハウも聞き入れていながらも「介護支援を第一優先に考える指揮が取れる」という介護職場の良いとこ取りが出来る若い世代の介護福祉士が良い介護支援ができるチームプレーの構築を作ることが出来るというか担うべきだと考えます!

介護支援って難しいですよね。

ベテラン介護福祉士の言いなりになっている若い世代の介護福祉士が多くいます。

そこを良い介護支援を行いながら介護業務の効率化を実践しなければいけませんから。

私自身もそんな介護現場でのチームプレーを作るのに1年は掛かりましたよ!

しかし、どれだけ時間を掛けようとも良い介護支援ができる介護事業所を作り変えるのが若い世代の介護福祉士ですよ。

様々な介護に携わる考え方をまとめて良い介護支援へと導くことが全てですから。

改めて言いますが、介護業務が早いのは良い介護支援だとは勘違いしないで欲しいです。

以下に介護支援再構築について書いた記事がありますので合わせて読んでみて下さい。

介護業務の恋率化をベテラン介護福祉士から吸収しながら、良い介護支援を行うことが正義です!

それでは、ここまで読んで頂きありがとう御座いました!

以下にも様々な情報を掲載しておりますので読んで頂けると励みになります。

前田(運営者)

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  • この記事を書いた人

前田 裕

介護施設長をしております、前田裕です! このサイトでは、介護職や他の福祉職の方に向けたアドバイスだけでなく、一般の方に介護の現状を知ってもらうための内容も書いています。 介護や福祉の現場がより良くなっていくためには、どうしていけば良いのか? そんな、悩みが解決出来たらなと思います。

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