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高齢者向け配食サービスに求められる安否確認

こんにちは!

前田裕です。

今回は、高齢者向け配食サービスに求められる安否確認について考えていきたいと思います!

最近では、核家族化も進み田舎を出て行ってしまう若い世代が多く目立ちます。

私が介護の仕事をしている理由の1つにも独居の高齢者さんを介護支援して行くと言う事も、やりがいの大きな1つになっています。

国は在宅介護を意地でも推進していますしね。

ただ、それはそれで良い考えだとは思います。

しかし、在宅介護はそう簡単にはいきません。

国は在宅介護について、「地域包括ケアシステム」を地域包括支援センターへ丸投げしている状態です。

ただでさえ大変な地域包括支援センターです。

そこに総合事業とインフォーマルサービスを融合させて、「在宅介護をサポートして行こうじゃ無いか!」と考えている訳ですね。

しかし、実際には介護給付費の圧迫を抑える為と言う裏名目でもあると言う事なんですね。

確かに、介護給付費は社会保障制度において相当財政を圧迫しているのは事実です。

しかし、国のせいにばかりしてはいけません。

介護報酬があまりにも低すぎるので、サービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームが乱立している状態です。

企業が、高齢化社会に目を付けた訳ですね。

そこに様々な介護保険事業所を併設させて儲ける仕組みを作ってしまった訳です。

しかし、今後そのような事業所は淘汰されていくと思います。

何故ならば、あまりにも競争が激化している為です。

そこで、有能なケアマネも簡単にそんな民間の介護施設への入居へは相当考えていると思います。

囲い込み優先のケアマネにはそれがもどかしいでしょう。

それでは、今注目を集めている配食サービスに求められる安否確認について考えていきたいと思います!

今回もよろしくお願い致します!

安否確認が徹底された高齢者向け配食サービスがある

高齢者向け配食サービス事業者にも様々な体系を取っています。

正直、ケアマネ目線から観て「こんなにも高齢者向け配食サービスに違いがあるのか?」と感じさせる程です。

私も正直びっくりしました。

大きく分けると安否確認をする高齢者向け配食サービスと安否確認は一切せずに、玄関口に1週間分置いて行くか渡すだけと言う大きな違いです。

どんな高齢者向け配食サービスを選ぶべきなのか?

特にケアマネの皆さんは気になる所だと思います。

出来れば、安否確認が徹底された高齢者向け配食サービスが良いですよね!

味は合う合わないが高齢者さんにもあるとは思いますが、安否確認をしてくれる事でケアマネや家族は相当な安堵感です。

それでは、どんな高齢者向け配食サービスを選ぶべきなのかを考えていきたいと思います!

お弁当を手渡しで高齢者さんへお届けする事が基本

配食サービス事業者にも直接手渡しする事を徹底している所もあります。

それが、ケアマネにとってどれだけのメリットがあるのか?

考えた事はありますか?

ただの食の確保だけなら、玄関口にお弁当を置いて行くだけの高齢者向け配食サービスを利用するでしょう。

しかし、それってなんか勿体無く無いですか?

例えば独居の高齢者さん宅へ1週間分ドンと置いて行く配食サービスにはデメリットが2点あります。

・1週間分のお弁当を渡すと言う事は冷凍庫に全て保存しておかなければならない。(冷凍庫はパンパンです)

・週に1度のお弁当の配達の為に、安否確認は出来ない(食べなかった分のお弁当代も請求する)

これら2点を優先するか必要な時に、玄関口でしっかりと高齢者さんと対面してお弁当をお渡しする高齢者向け配食サービスさんとでは大きな違いが生まれますよね!

地域包括ケアシステムにおいても大きく貢献出来るのが、毎食手渡しでのお弁当を配達する高齢者向け配食サービスの方が断然良いと言えます。

しかも毎回手渡しでお弁当を渡すので、慣れ親しんでいくと自然と「困った事は無いですか?」と言う様な日常会話もセットで自然に生まれてくるんですね!

介護保険制度でヘルパーさんへ生活援助として食事を作ってもらう事を毎日していると、点数も足りません。

そこで、基本徹底した安否確認を行う配食サービス事業者を利用する価値は高いと言える訳ですね!

お弁当がいらない日は前もって高齢者さんもお伝えすると言いだけなんです。

これからのインフォーマルサービスとして高齢者向け配食サービスは注目されていくでしょう。

制限食も電話1本で配達出来る高齢者向け配食サービス

制限食というと、糖尿病食や腎臓病食が高齢者さんにはメインになってくるかと思います!

これら制限食を電話1本で配達出来るのが高齢者向け配食サービスの真骨頂でもあります。

今や、ヘルパーさんは介護人材の中でも1番足りていません。

しかも制限食ともなれば作るにも相当な知識と経験が求められます。

管理栄養士のヘルパーさんであれば、何とかなるかもしれません。

しかし、そんなヘルパーさんは滅多にいません。

そんな事をするよりも、制限食をも直ぐに配達出来る高齢者向け配食サービスは相当有意義なインフォーマルサービスと言えるでしょう。

しかも、安否確認もしっかり行います。

そんな徹底された高齢者向け配食サービスの利用価値を、ケアマネも調べておくと良いでしょう!

これからの時代、ケアマネにはこの様なインフォーマルサービスをケアプランへ落とし込む事が重要視されます。

今まで以上にです。

地域包括ケアシステムを構築するにあたって、民生委員さんや友人の協力も勿論当たり前ですが、安否確認が徹底された有意義な高齢者向け配食サービスを活用してみるのも良いと考えます。

そして、ケアマネもそんな高齢者向け配食サービス事業者と意見交換を行う事で、モニタリングにもなります。

サービス担当者会議へ、高齢者向け配食サービス事業者さんも呼んでみましょう!

そこまでする事が、本当の在宅ケアであり、地域包括ケアシステムの構築にも一役担うでしょう!

ただの安否確認では無く、凄い安否確認となる訳ですね。

これからの時代、ケアマネも今まで介護保険制度ばかりに目を向けずに「インフォーマルサービス」を有効活用していきましょう!

これが、これからの地域包括ケアシステムに置いて当たり前になっていきます。

訪問介護事業所も生活援助で配食サービス事業者とタッグを組み、他に必要で有意義な生活援助や身体援助が出来る事で、ヘルパーステーションの存続にも大きく繋がるのではないかなと考えます。

以下の記事も合わせてご参照下さい。

サービス提供責任者である介護福祉士の存在意義にも将来的に見据えると、良い事だと思います。

それでは、ここまで読んで頂きありがとう御座いました!

前田(運営者)

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  • この記事を書いた人

前田 裕

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