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経験者が語る在宅介護のやりがいと感想とは?

こんにちは!

介護施設長の前田裕です。

今回は、経験者が語る在宅介護のやりがいと感想について考えていきたいと思います。

私自身、おばあちゃんっ子でした。

小さい頃から母子家庭だったので、半分はおばあちゃんに相当面倒を観てもらいました。

今でもしっかりと覚えている位、鮮明に記憶と「ありがとう」と言う気持ちが心に残っており、今でも大切にしています。

もう亡くなりましたが、私にとっては今も心の中で生きています。

今回は、私が経験したおばあちゃんの在宅介護について、色々と話して、少しでも参考になれればなぁと思います。

私は勿論、家族皆んなでおばあちゃんの在宅介護を大変ながらも、それ以上に頑張って良かったなと思えるので、今まさに在宅介護で色んな苦労や「どうしたら良いんだろう」についても出来る限り話していきたいと思います。

それでは今回もよろしくお願いいたします!

おばあちゃんを在宅介護しないといけなくなった事

とある冬の寒い日の事でした。

急におじいちゃんが、「オーーイ!!」と朝の7時位に叫んでいる声が聞こえました。

急いで駆けつけてみると、おばあちゃんが床にうつ伏せで意識が無い状態でした。

「ばあちゃん!ばあちゃん!」と当時28歳だった私は、何度も声を掛けました。

しかし、心音はあるものの意識が無かった為に直ぐに救急搬送の電話をしました。

10分もしない位で救急車が到着し、直ぐに近くの救急病院へ搬送されました。

いやー、この時は「大丈夫かな?」と言う感想です。

介護をしている自分が歯がゆくて仕方なかった事実

救急病院へ到着し直ぐに必要な処置を施して頂き、様々な検査をしました。

そして結果は「くも膜下出血」でした。

くも膜下出血を起こした時間は大体3時頃だと医師から告げられました。

その日は意識も戻らず、悲しいまま帰宅しました。

次の日に病院へ行きました。

そして、医師から告げられた診断と予後について伺いました。

意識は戻ったが、くも膜下出血を起こしてからの処置までに時間が掛かったのもあり、麻痺が残る事と持病であるC型肝炎が悪化して内臓系も要観察と治療が必要である事でした。

さらに、治療に時間も掛かり今後歩行は出来ない状態になると言う事と認知症を発症すると宣告されました。

正直、私は介護士である自分が恥ずかしくてたまらなかった事と、何にも出来ない自分が嫌で嫌で夜中に泣きじゃくった事を覚えています。

介護経験者なのに。

介護士としてやりがいを持って仕事をしてきているのに、自分の大切な家族である「おばあちゃん」を助けれなかった事にです。

私はおばあちゃんに、人生小さい頃から沢山助けてもらったのに、私はなんの役にも立っていないと。

本当に歯がゆくて仕方無かったです。

在宅介護って難しい。

 

幾ら、介護経験者でもです。

在宅介護の始まりと家族がもっと1つになれた事実

なんとかおばあちゃんはリハビリも頑張り、毎日毎日私の妻が面会へ行き声かけをしてくれたり、認知症状を緩和出来るように介護をしてくれました。

私の妻も介護福祉士です。

当時、妻のお腹には子供がいたので毎日病院へ行ってくれました。

今でも感謝しています。

そして、いざ在宅介護となるわけですが実際は毎日自宅にいる事は出来ませんでした。

在宅→入院の繰り返しでした。

ただ、在宅介護をする際は入浴介助やご飯等、家族で役割分担をしながらも何か出来る時には誰かが介護をすると言う良いチームワークで在宅介護が出来ました。

1つ言える事は、在宅介護において正解や不正解は無いなと実感しました。

介護をした事が無い方でも同じです。

介護技術の差は多少なりありますが、それ以上に在宅介護をする上で「人」が少しでも楽しく在宅で生きる事の介護支援方法は自然と身についていきます。

そこで活躍するのがケアマネジャーやヘルパーやデイサービス等の在宅介護専門の方々の力を借りる事はとても大切な事です。

実際に自分自身が在宅介護を身内である、おばあちゃんからまた学ばされたんです。

いつまでも、おばあちゃん有難うなんです。

今、在宅介護で悩んでいる方へ

今回は、経験者が語る在宅介護のやりがいと感想について考えていきました。

ちょっと在宅介護は難しいなと言う感想に到るんですが、介護士として「やりがい」を大きく感じるようになりました!

現代社会は核家族化で、仕事と在宅介護の両立をされている方も多いです。

その中で、介護うつに罹患してしまう家族もケアマネ時代に多く観てきました。

在宅介護は自分一人だけで頑張る」、ではありません。

一緒に住む家族は勿論、ケアマネジャーへ相談して介護保険制度を有効活用しましょう。

ケアマネが在宅介護で一番懸念する事は、家族が機能出来なくなってしまう事です。

ケアマネは利用者は勿論、家族の介護負担についても考えます。

なんでも困った事はケアマネへ相談してください!

言いにくかったら、ヘルパーさんや他の介護事業所の方へ相談しても良いのです。

それがケアマネへ伝わりますから。

ケアマネもやりがいを持って仕事をしています。

リアルな在宅介護の現状を知る事がとても重要なので、いつでも相談して良いのです。

皆んなで支え合う、昔のような日本になる事が一番良いなと思います。

それでは、ここまで読んで下さりありがとうございました!

前田(運営者)

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  • この記事を書いた人

前田 裕

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