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介護現場のストレスが人材不足を招いている

こんにちは!

今回は、介護現場では1番の問題かもしれません。

そしてベテラン介護士も高齢化しています。

そんな中で、若い世代の介護士が全く増えない状況となっています。

ずっと私のブログでは、「介護士・介護福祉士、ケアマネの人材不足」をクローズアップしていますが、本当に今後の介護現場はヤバい状況なんですよね!

今後、介護現場に介護士が来なくなったら、「誰が介護支援」していくんですかと。

ずーっと言われている事ですが、介護現場の3Kが介護業界のイメージを悪くしちゃっているんですよね。

勿論、ブラックな介護事業所や介護保険施設では給与に見合わない労働環境が未だに続いている介護事業者も存在しています。

だから、新人介護士さんは何も言い返す事すら出来ずに、辞めていってしまい「介護を仕事にしてはいけない」と言う口コミも蔓延している状況なんですね。

もっと、ストレス過多にならない様な介護現場を構築している介護事業所も存在するんですけどね。

やはり、1番の原因は「介護現場のストレス」に尽きると思います。

忙しい介護現場では、「効率よく介護業務を回す」事を自然と優先してしまいます。

まー、それが悪いと言う事ではありませんが・・・

しかし、その効率よく介護業務を回すと言う事の中に、「質の高い介護支援」が含まれているのであれば問題無いと言う結論に至ります。

そんな介護現場はそうそう無いと思いますが、中にはしっかりと介護現場の環境整備や職員のフォロー、人材育成をしっかりとしている介護の現場も存在します。

これは、管理者クラスがしっかりと介護現場を観ているかどうかの問題だと思います。

そんな介護現場のストレスが原因で、人材不足を招いているのは事実ですし、そこをどう考えて改善していけば良いのかを考えていきたいと思います!

それでは、今回もよろしくお願い致します!

介護現場で何がストレスとなっているのか?

仕事をしている以上、どんな職種でも「ストレス」は付き物です。

人間、誰とでも仲良くニコニコ笑いながら人間関係を構築する事はとっても難しいし、先ず無理です。

しかし、そんな中でも介護の世界では「介護支援」がチームプレーで行われる事が必要不可欠です。

そうしないと、介護支援なんて出来ませんから。

では、介護現場で何が原因でストレスを感じているのか掘り下げてみたいと思います!

介護職員同士の仕事に対する思考が原因

これは、ある意味良い事でもあります。

いきなり、意味不明だと感じたでしょう。

私が考えるに、介護職員は新人からベテランまで、様々な方々が介護現場で働いていると言う事が前提で「ある意味良い事」だと考えています。

介護職員でも新人とベテランでは大きく違ってくる事は多いです。

それが、介護という仕事に対する思考が原因で介護現場でストレスと感じるという事に直結してしまいます。

新人介護職員の思考について

これはあくまでも私の今までの経験からくるものです。

新人介護職員の思考として、1番多いのが「高齢者さんへ寄り添った介護支援」をしたいと言う考え方です。

これは素晴らしいですよね!

それだけ、高齢者さんへ傾聴の時間や丁寧な対応等です。

いわゆる、「高齢者さんと寄り添う時間」を多く持ちたい訳です。

そうする事で、良い介護支援に繋がると言う考え方ですね!

そんな介護支援が出来たら、最高だと私も思います。

ベテラン介護職員の思考について

これも私の今までの経験からくるものです。

ベテラン介護職員の思考として、「特に気にかける高齢者さんへは傾聴する時間は取るが、介護業務を早く終わらせたい」と言う考え方です。

ベテラン介護職員ならではだと思います。

これもまた、素晴らしい事だと思います。

ベテラン介護職員ともなると、周りがよく観えてきます。

そこで、認知症重度の方や、精神的に落ちている高齢者さんへのフォローが理解出来ています。

なので、傾聴する時間を必要最低限に留めて、介護業務の効率化の重要視を考えます。

そうしないと、1日の介護業務が終わらないからです。

中には、さっさと介護業務を終わらせて一服でもしたい方もいます。

(とにかく介護業務を早く終わらせて休憩ばかり考えるのは論外です)

これもまた、良い介護支援の1つかも知れません。

そうしないと、早く帰れませんからね。

新人とベテランの双方の介護職員の考え方を1つにしよう

タイトル通りですが、これが出来れば何の問題もありませんよね!

しかし、新人介護士とベテラン介護士では意見が衝突してしまうんですよね。

これが、原因でストレスとなり介護人材が育っていかないんですよね。

1番は若い介護職員が考える福祉の精神である一般論が、ベテラン介護職員からしたら「そんな介護が出来て介護現場が回るなら苦労しないよ!」

となる訳です。

ここで、衝突し若い新人介護士は介護現場の現実を観て、「ここは刑務所か」とさえ感じてしまい辞めていく介護士さんを多く観てきました。

介護現場って、本当に忙しいんですよね。

なので、ベテラン介護職員さんの意見も理解出来るんです。

しかし、ここで問題なのが「行き過ぎたベテラン介護職員」さんの問題が大きな介護人材不足の原因だと私は知っています。

そんな場面を100回以上は観てきましたから。

若い・ベテランの介護職員さんの良いところは重々承知であり、このブログを読んで頂いている介護関係者や福祉関係者さんも同意見だと思います。

とにかく、長年生きてきたし介護現場の経験も豊富な介護職員さんは、「私、何でも知ってるからとにかく言う通りに動きなさいよ!」と言うお局さんが大きな影響を与えてしまっているんですね。

これが、「 行き過ぎたベテラン介護職員」さんです。

己の人生観を、新人介護職員さんへ押し付ける訳です。

「これだけは、辞めましょうよ!」

私はずっと考えている大きな課題です。

そんないざこざに、利用者さんや入所者さんを巻き込まないで下さい。

せっかくベテランの介護支援が出来る人材なんですから!

私も介護業界に20年近く居ますが、こんなどうでもいい小競り合いが原因で辞めていく新人介護士さんを多く観てきました。

ケアマネもそうです。

主任ケアマネだからと、新人ケアマネへ過度な業務の押し付けや、変な持論を展開する管理者も観てきました。

勿論、全てのベテラン介護関係者の方々に、忠告している訳ではありません。

素敵なベテラン介護職員さんは沢山いるんですよ!

しかし、様々な介護事業所や介護保険施設には必ず1人は「痛いお局さん」が居るんです。

こんなお局さんの中にも、嫌われても良いから新人介護職員へスパルタ的な教え方をされている方も多いです。

ですが、時代は常に変化しています。

時代に合わせた教育を学ぶのも、ベテラン介護職員さんの務めだと考えます!

そして、新人介護職員さんもベテラン介護職員さんがちょっと厳しいからと言って、直ぐに介護士を辞めてしまうのも問題です。

何が言いたいかと言うと、今の時代に合った「飴と鞭」の教育体制がしっかりと構築されていれば、介護現場にもストレスがかかり過ぎない良い関係性が出来て、人材不足を招く自体も軽減されると私は信じています。

介護業界も、日々変化しています。

歴史がもっとある看護業界へ負けない介護業界を作り上げれたらなと私は考えます。

そうしないと、介護業界はいつまでたっても給与も上がらず、看護業界とも差別なく仕事が出来るはずなんです。

それだけ、介護にはやりがいがあると私は考えていますし、これからの日本を支える大きな人材が介護職員だと痛感しているからです!

今こそ、新人とベテランの双方の介護職員の考え方を1つにしましょう!

これからの日本において、これ以上介護・福祉の人材不足を増大させてはいけませんね。

なるべく、ストレスフリーな介護現場が構築出来ることを切に願います!

介護士として、高齢者さんを理解すると介護人材が不足していてもカバーできることもあります。

そんな記事も以下にご紹介しております。

それでは、ここまで読んで頂きありがとう御座いました!

以下にも、様々な記事を書いておりますので、読んで頂けると嬉しいです。

前田(運営者)

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  • この記事を書いた人

前田 裕

介護施設長をしております、前田裕です! このサイトでは、介護職や他の福祉職の方に向けたアドバイスだけでなく、一般の方に介護の現状を知ってもらうための内容も書いています。 介護や福祉の現場がより良くなっていくためには、どうしていけば良いのか? そんな、悩みが解決出来たらなと思います。

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