こんにちは!
介護施設長の前田裕です。
今回は、老老介護の共倒れという実は大変なことが氷山の一角として現実問題であることについて考えていきたいと思います!
今の時代、介護保険制度や医療の進歩により老老介護で共倒れは昔に比べれば少なくはなってきました。
しかし、それは氷山の一角なんです。
なぜ、そんなことが起きていると思いますか?
そんな問題について考えていきたいと思います!
在宅介護の真髄が何となくでも理解できるかと思います。
それでは、今回もよろしくお願いいたします!
隠れ老老介護が実は多い
隠れ老老介護は、どれだけ介護保険制度があろうとも「そんな制度を知らなかった」「生きていくだけで精一杯」という現実問題が隠れているんです。
地域のそんな老老介護を支援している地域包括支援センターですら気づかないケースも多いんですよ!
例えば、地域包括支援センターの職員が「もしかしたら老老介護で困っているんではないか?」と訪問したとします。
と言う返答が実は「老老介護の共倒れの氷山の一角」であるパターンが多いんですね!
これが隠れ老老介護なんです。
必ず見逃すことはできない、介護職としても実力発揮の問題です。
訪問時に注意する言動があります
上記で説明した通り
「大丈だから!何も困ってませんよ!」
こんな言葉が実は1番の要注意する言動なんですね!
最初に出る「大丈夫だから!」
普通に生きていて相談しにきただけなのにこんな言葉は先ず出ません。
そして「何も困ってませんよ!」
これは困っているからこそ出る言動なんですね!
つまり、それだけ老老介護の共倒れ状態である可能性が大な訳です。
もし違ったとしてもこのような高齢者の言動には特に注意しましょう!
ここで、以下の記事も老老介護の中でも認知症介護にもスポットを置いておりますので合わせてご参照下さい。
このように、早急に助けなくてはいけない困難事例の場合が多いです。
最悪な状態での発見を防ぐ為ですから。
意地でも生きてやると頑固な高齢者も多い
特に男性に多いのですが、そんな高齢者さんは若い頃からバリバリ仕事をして家計を支えてきた方が多いんです。
その為に、意地でも生きてやると「または妻は俺が支えるんだ!」と言う高齢者さんも多いんです!
しかし、若い頃とは違いお互いに高齢者になり病気や身体的・精神的に限界を超えて共倒れな生活を送っていることが実は多いのが現実問題なんです。
しかし、人間誰しもが基本的人権の尊重の元で最低限な生活を送る上でしっかりと在宅介護支援をしなくてはいけないと言うことです!
こう言う氷山の一角の高齢者さんの生活を支えるのが介護職の務めでもあり、何よりも見つけることがとても重要です。
老老介護の共倒れを防ぐには
老老介護で共倒れを防ぐには、地域包括支援センターが主体となり地域の自治会や民生委員さんへの働きかけが1番重要です。
ここは、地域包括支援センターと自治会との上手い連携が常に取れているかが相当左右します。
在宅介護って様々な家庭事情もあるので、なかなか老老介護で共倒れを防ぐことが難しいんですね!
先ずは、上手く話を聞いて「良い人だなと感じて頂けること」から始めてみると良いでしょう。
いきなり踏み込むのは逆効果ですからね!
少しづつ心を開いてくれるように「声かけの仕方」を考えましょう。
例えば、どう言うことに興味を示してくれるか?が大きなポイントですね!
そして、これも重要なことですが「最初から2人とかで訪問しない」ことです。
何故ならば、それが高齢者さんにとって圧力と感じることがあるからですね!
老老介護で共倒れな状態なのにファーストインプレッションで失敗してしまうと、その後は更に困難なことになりますから。
例えば、自治会がやたらとそんな家庭へ意地でも話し合いの場を作ろうと頑張りすぎた結果が誰からも干渉されたくないと感じている老老介護の家庭も、氷山の一角として現実問題として存在するからですね!
なので、地域包括支援センターが率先して自治会とは常に連携をとっておく必要があると言う訳です。
難しい問題ではありますが、このような老老介護で共倒れになることを未然に防ぐことが相当重要な時代だと言うことなんです!
地域のケアマネジャーや介護保険事業所とも連携しておくことも当たり前に大切なことです。
以下に、在宅介護センターから地域包括支援センターについてを網羅した記事をご紹介しますので合わせてご参照下さい。
それでは、ここまで読んで頂きありがとう御座いました!
以下にも様々な情報を掲載しておりますので読んで頂けると励みになります。