こんにちは!
介護施設長の前田裕です。
今回は、介護士と認知症患者の共存について考えていきたいと思います!
介護士は毎日の様に、認知症患者との関わりがあります。
その中で、認知症介護を学びながら、認知症だからとバカにすることも無く共存する事が介護士の本質だと言う事です。
初めて介護士と言う仕事を始められた方にとって最初は、戸惑いがあるかもしれません。
しかし、先輩介護士や介護福祉士の方に「認知症疾患者」への介護支援を教えて頂きながら、徐々に慣れていくので安心してください。
それでは、今回もよろしくお願いいたします!
介護士の精神疾患者へのアプローチ
認知症と、一言で言っても言い切れないほど大変難しい疾患になります。
どこの介護保険事業所や介護保険施設を利用・入所されている認知症を患っている方が1人以上は確実にいると思います。
在宅介護や施設介護共に関係なく様々な生活スタイルで普通の人間として、介護支援を受けながら共存しています。
超高齢化社会へ突入すると言う、この状況が今後益々増加していくのは誰にでも解る事だと思います。
介護士としてそんな認知症患者さんへどのようなアプローチを取っていったらいいのかを考えていきたいと思います。
認知症患者さんへの理解が大切
認知症の症状として十二分に理解できていても実際の現場で四苦八苦する事が多いと思います。
特に、徘徊やせん妄、睡眠障害等ではないでしょうか?
いくら専門知識を有していても、介護士も人間ですから「イラっ」とする事が誰しもにもあるかと思います。
認知症患者さんが不穏になってしまったり、精神的にイライラしている場合に介護士がどの様なアプローチをしていくのかを考えていきたいと思います。
認知症患者さんの観察と実行すると言う事
介護士は、日頃のルーティンワークはまだしも、様々な高齢者さんや看護師と関わりながら仕事をこなさなくてはいかない為に、とても認知症患者さんへの介護支援には時間に限りがあります。
そんな忙しい状況の中で、ポイントを押さえておけば少しは認知症の方との距離も短くなり、アプローチがし易くなるのではないかと思います。
例えば、認知症患者さんのどういう症状で、どういう場合に出現するかをよく考えると良いと思います。
当たり前に考えてはいても、よく観察していると理解できる場面が出てくると思います。
まず、生活歴や職歴でおおよその生活リズムを掴む事もできます。
そして、ここが結構重要ですが日内変動も観察していくと、どういう時に認知症状が出現するのかも解っていきます。
それらを大まかに理解しようとするか、しないかで大きく介護の質が変わります。
その情報を元に、他の介護士や会お福祉士と情報共有する事で少しでも体力的・精神的なケアができてきます。
チームケアがとても重要だと言う事ですね!
ただでさえ忙しい業務の中で、少しづつで良いのでこれらを実行するかしないかでは大きく異なります。
これからの認知症疾患者との関わり方
今回は、介護士と認知症患者の共存について考えていきました。
なかなか日頃の業務量の多さや、介護人材が足りていない現実が大きく影響してしまい認知症介護がまともに出来ない事もあるかもしれません。
しかし、今後超高齢化社会を迎える日本で大きな課題となるのが「認知症ケア」です。
認知症を発症していない高齢者さんであれば通じる事も、認知症を患っているかいないかでは大きく異なります。
もちろん、介護事業所は生活支援や廃用症候群の防止・他者との交流が目的の場合がメインですが、同時に認知症の方とのコミュニケーションスキルも必要になっていると思います。
あまりに認知症状が対処できない、又は「めんどくさいから」という理由で薬漬けにさらされてしまう方も実際に存在します。
もし、自分がそうされたら?自分の親がそうされたら?と考えてみるのも良いと思います。
こんな、基本的な事を理解していながらも実行できない煩わしさを抱える介護士の方もいると思います。
たまに、ふと認知症について考えてみるのも良いと思います。
今回もここまで読んで頂き、ありがとうございました!
因みに、介護福祉士は技術だけでは通用しない認知症介護についても考えることも大切なので、以下にご紹介しております。
下記にも、様々な内容の記事がありますので是非ご参照下さい!