こんにちは!
前田裕です。
介護職の皆さんは、故人へのエンゼルケアを最期に適切に行えていますか?
未だ、新人介護士さんには難しかったり何かしら抵抗があるかもしれません。
ただ、福祉・医療従事者にとっては避けて通れないのが看取りケアなんですよね!
特に、介護施設系やショートステイで介護職をしている方々は必ずエンゼルケアを知っておかなくてはいけません。
私も、新人介護士時代では介護老人保健施設に勤務しており、入所者さんが亡くなっていくことにまともに受け入れる余裕が無かった時代もありました。
普通の会社員とは違う「独特なプロの仕事だな」と当時は自問自答した事を今でも覚えています。
いつもは元気な入所者さんや利用者さんが、実は余命半年とか知っていると「余計に心では涙もん」ですよね。
そこで、どう言う看取りケアが介護職員やケアマネ・医療職員にとって最大限発揮できて最後のエンゼルケアまでの一連の流れを知っておくことで「人としての人生」を学べるのだと私は介護職として痛感しています。
人が亡くなることは悲しいことですが、その方が残した「大きな財産」を我々介護職は次世代へとその意思を伝えていかなければなりません。
心はずっと生き続けるとはこの事です!
そして、しっかりと綺麗なお顔や正装で送り届ける「エンゼルケア」は必ず知っておきましょうね!
それでは、今回もよろしくお願い致します!
看取りケアの介護支援3選をご紹介!
看取りケア自体は、私が考えるにそこまで深く考えすぎない事が大切です!
普通に生きている事自体だけで人間幸せなんですよ。
何か付加価値を付け過ぎようとして、本当にその方にとっての看取りケアが出来なくなってしまうからです。
看取りケアの根本的な介護支援3選を以下にご紹介しますね!
- その方が習慣として続けている又は続けたい趣味や楽しみを提供できる体制を構築する(チームプレー)
- 痛みを伴う看取りケアは主治医や看護師と常に連携を取る事(身体的・精神的苦痛の緩和)
- 家族や友人の様な仲良くしている・していた方との時間を作る(臨む場合)
介護職員は、この3つが絶対不可欠に知っておかなくてはいけませんね!
いきなり難題だなぁと感じるか、頑張れば出来る!と言う感じでしょうか?
上記に挙げた事で1番大切な事が1番目に挙げた項目です。
これは、障害福祉分野でも全く同じ事が言えます!
看取りケアは高齢者だけでは無く、若年僧でも同じ事が言えます。
そして職員全員のチームプレーが出来ると、他の2つも自然に出来るんですね!
何故なのか?
そんな理由をご紹介していきますね!
チームプレーは看取りケアからエンゼルケアまで自然に流れる
私は、介護福祉の世界では「チームプレー」が1番重要だと常にお伝えしています!
それが、看取りケアからエンゼルケアまで自然に流れていく体制が構築されていると言うそのものだからですね。
以下に、看取り介護とやりがいについて書いた記事がありますのでご参照下さい!
介護福祉の仕事は、看取りケアが必須であり介護職が学べる環境にあります。
しかし、チームプレーが構築されていないと「看取りケア」どころではありません。
普通に介護が出来る介護現場には程遠いです。
そんな状況では、看取りケアは出来ませんし「看取りケア加算」を取る資格さえありませんね!
ただ、がっかりしないで下さい。
いつでもチームプレーでの介護支援の再構築は出来ますから!
介護福祉って甘くないんです。
チームプレーという介護支援については以下をご参照下さい!
介護の楽しさが少しは理解出来ますよ。
それだけのプロの仕事ですからね。
エンゼルケアが出来る事で介護人生を学べます
チームプレーが出来ないと、看取りケアからエンゼルケアまでは程遠いです。
しかし、リーダーや管理職系の方々が率先してチーム一丸となれる様に様々な視点から職員へアプローチを掛けましょう!
中には、介護現場での身体的・精神的負担が自分のキャパシティを超えている介護士やケアマネジャーも存在します。
結構、介護職あるあるなんですよ!
介護職員は特に精神的負担が大きい職種です。
勤務時間体制が多すぎるのと、人間関係が問題です。
そんな介護施設や介護事業所は実際多いですよね!
なかなか管理職では介護現場をまとめきれない状況です。
そんな時は、原点回帰で介護現場ならではの「変なわだかまり」を少しずつ解消していきましょう!
少しずつ、チームプレーが構築されるはずです。
「私達なら、看取りケアからエンゼルケアまで出来るはずだ!」
と、士気を皆んなで高めていくことはどうでも良い研修や会議よりも重要です!
チームプレーが構築出来たところで看取り〜エンゼルケアまでを学んでいきましょう。
順番がバラバラな介護事業者が多いんですよね。
そこを見定める為に、管理職が居るんですから!
はっきり言いますが、存在価値の無い管理職は意味がありません!
介護現場を毎日観て、自ら動いて自分の存在価値を高めましょう。
これは、居宅・施設ケアマネジャーにも同じ事が言えます!
こうやって、介護人生を学べる状態となれる土台に立ったと言うことです。
エンゼルケアの流れについて
介護職や他の職員でチームプレーが出来て、看取りケアがようやく構築されたら後は率先してその方の支援方法を考えていきましょう!
そして、最期を迎えた時の故人へしっかりと丁寧なエンゼルケアを学びましょう。
それからが、実践の始まりです!
それでは、エンゼルケアを以下にご紹介しますね。
- 排泄物や内容物を処理します(死後は様々な排泄物が出ます)
- 口腔ケアを行う(異臭が出たり、死後硬直が始まるので義歯装着を行う為です)
- 全身清拭を行います(綺麗に送ってあげましょう)
- 着替えやお化粧をする(綺麗に送ってあげましょう、死後硬直しない内にです)
特に、排泄物の処理を行う為に綿を身体の穴へ詰めるのですが、そこは看護師へ任せて良いと思います。
介護職は、尿取りパッドやオムツを装着する事で良いかと思います。
そして、何より死後硬直が始まる前に他に挙げた項目を直ぐに行いましょう!
この時に1人では時間が掛かるので、直ぐに関係者への連絡係が居るとスムーズです。
緊急で急な場合は、スマホを管理者や看護師へスピーカーONで話しながら行うと良いですね。
そして気を付けないといけないのが、大声でエンゼルケアはしないで下さい!
故人はもとより、他入所者さんへ気付かれない様にする事が大切です。
こういった流れを、チームプレーを駆使して状況に対応できる段取りを事前から周知徹底しておきましょう!
こういった看取りケアからエンゼルケアまで知っておくと大きな財産として学ぶことが出来ますね。
私達、介護職は社会福祉へ貢献している職種です!
それだけのやりがいと、貢献は決して他の仕事では学ぶ事が出来ません。
自信が無くても、失敗しても良いんです!
それを糧に、明日から頑張ろうと感じる事で介護という仕事の楽しさを少しづつ覚えていけますから。
介護の仕事は低賃金だと言われますが、それだけのやりがいと職に困らないと言う利点もあります!
そんな介護福祉と言う世界で頑張った者こそ、良い転職や昇格も十分狙える職種なんです。
やりがいだけで頑張ってきた介護職の皆さん、「将来の希望」も存分にある世界なので少しづつでも頑張って行きましょう!
それでは、ここまで読んで頂きありがとう御座いました。
また、エンゼルケアや看取りケアにセットとして学ぶべき事がありますので以下にご紹介しておきますね!
以下にも、様々な情報を掲載しておりますので読んで頂けると嬉しいです!