こんにちは!前田 裕です。
今回は、グリーフケアについて難しく考える事は無い?について考えていきたいと思います!
皆さん、グリーフケアをご存知でしょうか?
在宅ケアが広がる中、更に在宅で看取りケアをする家族も増えてきています。
そこに、グリーフケアが今回関連してきます。
しかし、グリーフケアを知らない介護士も結構いるみたいなので、今回一緒に考えていけたら良いなと思っています。
それでは、今回もよろしくお願いいたします!
そもそもグリーフとは何なのか?
グリーフについては、切っても切り離せないのがホスピスと繋がります。
グリーフを直訳すると「深い悲しみ」や「悲嘆」を意味する言葉です。
例えば大切な人を失った時や死別した時に起こる身体上・精神上の変化を指します。
グリーフ自体は人間誰しもがグリーフを体験した事はあるでしょう。
例えば、職を無くした時・飼っていた動物が亡くなった・離婚した等と様々です。
そんな状況で起きる自然な悲しみがグリーフと言うわけです。
考えてみると、グリーフがなんと無く理解出来てきたでしょうか?
少しずつ理解していくと良いと思います。
グリーフの症状とはどんなものか?
グリーフの意味を知って頂けたと思うので、次は介護士がグリーフを更に詳しく勉強する事で、ホスピスケア(看取り)にも応用できるのでよく勉強しておく事が大切です。
因みにですが、アメリカでグリーフに関する言葉があります。
"There is always a light at the end of the tunnel."
これは、「トンネルの先には必ず明かりが見える」と言う意味です。
グリーフの症状には辛い背景や感情が織り交ぜられ、辛い症状ですが先には明るい光が見えるはずだからと言う思いを込めた言葉です。
それでは先ずは、グリーフの症状を知りましょう。
グリーフの症状5選
- 物事に集中出来なくなる
- 溢れ出す悲しい気持ちに圧倒される
- 人生が虚しく感じてしまい、自分の存在価値すら解らなくなる
- 体がだるくなり、体力・精神力が落ちてしまい食欲も減退する
- 理由もなく泣き出してしまう
よく出やすいグリーフの症状の例です。
難しく考える事では無く、人間本来の悲しみですね。
うつ病に近いものもあり、最悪うつ病の発症原因にもなりかねません。
これだけは、防がなければなりません。
グリーフの一種のアンティシパトリーグリーフとは?
大抵の人間の死に関すると、前兆がある事が多いです。
末期癌等、差し迫った死への予期を感じて起きるグリーフの事です。
死の直面もアンティシパトリーグリーフと言えます。
これは、グリーフの症状に相当似ています。
介護士がグリーフケアを実行する
日本で、介護士としてグリーフケアを実現する機会と言えば「ホスピスケア」が基本的に当てはまるかと思います。
(しかし、主治医や看護師へよくグリーフケアを学ぶ事が必須です)
因みに、グリーフケア検定と言う資格もあります。
一般社団法人日本グリーフケア協会より抜粋
グリーフケアの資格自体、初級・中級・特級(上級)があります。
グリーフケアを学べる良い機会と、スキルアップになると思います。
グリーフの意味や症状を大まかですが理解できたと思いますので、難しく考えなくて良いと思います。
更に、深くグリーフケアを学ぶ姿勢が大切です。
しかし、グリーフケアを今日知れた事が大きな財産となってくれると嬉しいです。
グリーフケアは、チーム一丸となって看取る相手だけでなくその家族や、精通する方へのケアがメインとなります。
ホスピスケアとグリーフケアを同時進行していくと言う事ですね。
しかし、これは本当に最初は難しい場面もあるかと思います。
介護の現場で言うとホスピスケアを実行している高齢者に寄り添う方や、亡くなってしまった高齢者への遺族へのフォローを行うと言う事です。
これは、グリーフを知った上で家族へのアプローチを行うと言う事です。
少しでも支えになるような言葉掛けがメインになると思います。
そして、1人の介護士だけでは出来ないのでチームで動く事が絶対に必須です。
ケアマネが看取り介護になった場合、ケアプランを変更します。
そこにホスピスケアとグリーフケアをプランへ反映させて、サービス担当者会議や随時話し合いの場を持ち、実行していきましょう。
最後になりますが、遺族へなってしまう方へのフォローがグリーフケアと考えて見ると良いでしょう。
それでは、ここまで読んで頂きありがとうございました!