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[介護士必見]介護食の重要性と配食事業者

皆様こんにちは!

介護施設長の前田裕です。

今回は、介護士必見である介護食の重要性と食事を楽しむについて考えていきたいと思います!

介護現場では、食事内容についてよく考える場面が多く有ると思います。

嚥下状態をしっかり把握・理解出来ていないと、高齢者の1番の問題である「誤嚥性肺炎」のリスクが大きく絡んできます。

「食べれたから良い」では、済まされないと言う事を想定しなければなりません。

それだけ介護食の重要性は必須な介護支援の1つだと考えます。

そこで今回、介護士がどれだけ利用者・入所者への「食」への介護支援が出来ているかをお伝えできればと思います。

又、介護食を工夫する事で、嚥下食をどれだけ楽しく味わえながらも、誤嚥性肺炎のリスクを最小限に出来るかをリアルにお伝えしていきたいと思います!

それでは今回もよろしくお願いいたします!

介護食の種類と、介護士が観るべき視点

まず、介護食といえばどれだけの種類を挙げれますか?

恐らく知っているであろう7つの介護食の種類を挙げます。

  • 普通食
  • キザミ食
  • 極キザミ食
  • とろみ付き極キザミ食
  • ソフト食
  • 塩分調整食
  • タンパク調整食

中には、6と7がそこまでしていないか、知らないと言う介護士の方もいるかもしれません。

ただ、知っていないから駄目とかではないと言う事を前提で話をしていきます。

ましては、「ソフト食?」となる方もいらっしゃるかもしれません。

それはそれで、今回の私のブログをもし観て頂けると、色々と介護食について色々な考え方が生まれるかもしれません。

私も出来る限り、介護食の重要性をお伝えできる様に頑張ります!

介護士が知って得する介護食について

介護食の種類について挙げましたが、実はこれだけではありません。

まず、介護士として利用者・入所者への介護食選択についてを私の知る限りお伝えします!

結論から言いますと高齢者が食する、食事内容は相当難しいです。

特に、嚥下困難な高齢者になればなるほどです。

普通食では、口腔内で噛み砕く事から始まります。

誰しもに当てはまる事ですが。

しかし、高齢者は提供された食事をその場で食べる事になります。

当たり前の事ですが、もしも嚥下機能が普通食では難しかったら?

最悪、噛み砕く事が出来ず窒息する事も実際に起きています。

又は、楽しみな食事が苦痛に感じる高齢者も居ると言う事実です。

この様な、リスクや、食の楽しみを出来ないのであれば、苦痛になる事があると言うリスクが存在します。

因みに、特に超キザミ食は、口腔内に食残が残りやすく、後に気道内への流入があり得ますので、口腔ケアが人一倍とても重要です。

これらを知る事で、大きく介護食への重要性を考える事が出来ると考えます。

介護食の重要性と楽しみを得ながら支援出来る介護士になる

高齢者も方々は、楽しみの一つとして「食事」においては若い世代よりもとても楽しみにしている方が大多数います。

例えば、デイサービスへ行くのにも、食事が美味しくて、その食材の味わいを他の利用者と共感を得ながら「会話に花が咲く」と言う事がよく見受けられます。

介護保険施設でも、毎日リハビリや特に大きな変化の無い日常で、食事を楽しみたい入所者の方々も大勢いるのです。

人間の三大欲求の一つが「食欲」です。

食事が楽しく、心から美味しいと思えたら、どう感じますか?

私は、とても満足してストレス発散にもなり、「良い日を過ごせたな」と思う位です。

もしも、介護士が高齢者から「美味しいね」と言われたら、嬉しいですよね。

その高齢者に合った食事内容で、そう言われたら介護士として心が満たされるはずです。

そう言う感情や感性を介護士として持てたら最高ですよね!

嚥下困難者への美味しい食事内容とその重要性

嚥下困難者の高齢者や障害者の方々への食の提供と、食事の楽しさをどうしていけば良いかを考えていきます。

例えば、食材自体を飲み込む事すら難しい場合にはまず、刻むと言う選択肢を選びます。

さらに嚥下が難しいならば更にとろみをつけたりもします。

これは、間違いでも正解でもありません。

私はそう思います。

キザミ食で上手く嚥下が出来れば良いですよね。

とろみが付いて、気管に流れな様に出来ていると確認出来れば良いですよね。

しかし、その判断は看護師や言語聴覚士、一番は医師が確認出来る事で完璧と言えます。

ただ、嚥下困難者の嚥下が外見上、嚥下出来ていると判断していても、実際は何度も誤嚥性肺炎で何回も入院する事になっていたら、どう考えますか?

それは、その高齢者・障害者への食事内容が適正ではなかったとなります。

難しい判断ではあります。

しかし、そこでどう繋げて行くかが介護士や他専門職との連携で解決出来るはずです。

難しい嚥下困難者への食の重要性とは何か?

毎回の様に誤嚥性肺炎で入院する高齢者・障害者をどう食の確保をすべきか?

相当な悩みどころですよね。

しかし、なんとか介護食の提供と、食の楽しさを実感して頂ける様に支援する事が大切です。

特に、デイ系の介護保険事業所では利用者がずっと利用して頂き、利用継続へ繋げる一歩にもまります。

これら嚥下困難者への食事提供が可能、又は検討できる通所系の介護保険事業所は大きな飛躍を遂げるでしょう。

と言うか、そこまで出来る介護保険事業所はケアマネからも重宝されます。

私も居宅ケアマネ時代に、そこまで食にこだわるデイ系の介護保険事業者さんには大変助かりました。

又、食の重要性はただ誤嚥性肺炎を防ぐ為だけではありません。

「美味しい」と言って頂けるまでが介護支援だと思います。

又、例として介護士の食事介助での「あれ、なんか違う」と言う様な、直感的な感受性が大切な介護支援の真骨頂だと思います。

そして、普通に食事介助をしていてダイレクトに「不味い」と言われたら、その方は今後この場所では食事はしたくは無いと感じますよね。

知ってる?配食事業者と、様々な無償サービスと豊富な食材があると言う事実

こんなタイトルで申し訳ありませんが、実際知らない介護士の方々もいらっしゃるのでご紹介いたします。

巷では、高齢者向け配食事業者が各市町村に存在します。

そして、リアルな意見をお伝えします。

配食事業者は、あまりケアマネには好まれていません。

何故ならば、とある配食事業者は玄関でピンポンして出なければ、玄関口に置いていくだけ、又は、急に入院になっても既に1週間分は請求しますと言う配食事業者が居るからです。

リアルな現状です。

悲しいですね。金だけが目的と観られてもおかしくありません。

しかし、中には1食からの配達で、更には安否確認やゴミ捨て・提供したお弁当の温め・電球交換までする高齢者向けの配食事業所も存在します。

しかもその様なサービスは無償で行っているのです。

これは、今の高齢者時代には大きなメリットと、介護保険制度を利用しなくとも民間で補える時代にフォーカスしていると言う事実です。

介護士・ケアマネもびっくり、配食サービスの未来とビジョン

高齢者向けの食事内容に触れてきましたが、とりあえずとある配食サービス事業者の食材内容をご紹介します。

私がおすすめする配食事業者の3つの特徴です。

  1. 1食から配達可能で、キャンセルは前日まで可能である事。
  2. 付加サービスで、服薬確認や何かあればケアマネ・家族へ報告。
  3. 塩分は1食基本3g以下でも出汁で味わい深い美味しいお弁当の提供。

こんな配食事業者、ネットで検索してもなかなか見つかりませんよね。

ここで、特別紹介したいと思います。

それがこちらです。

配食サービス事業者は勿論だが、介護食の今

手っ取り早く、コストも抑えらえ現場の介護士さんや管理者さんの希望であれば、配食サービス事業者はもってこいです。

しかしそれも難しいのであれば、超嚥下困難者の方であれば、「ムース食」がおすすめです。

全ての嚥下困難者の方に当てはまる事は無いかもしれませんが、ムース食の特徴として、ソフト食は案外つるんと口腔内へ入りやすです。

それが少量でも気管に入る事があれば、いずれ誤嚥性肺炎を起こしやすいでしょう。

しかし、ムース食はなんと、口腔内で溶けます。

いわゆる、ごっくんが出来ない方に適正と言う事です。

しかも、、ムース食は製造がとても難しいですが、上記で挙げた配食事業者は専用工場も保有しており、日本中どこでも提供可能です。

このムース食に関しては、つるんと入らないので誤嚥性肺炎を最小限抑える事が可能です。

そして、ムース食まで製造できる介護保険事業所・介護保険施設では最高の食材だと思います。

又、上記の業者ではムース食には味わいもしっかりと加味しています。

つまり、食の味わいも確かであるという事です。

リアルな意見として、私自身もムース食を食した事がありますが、普通に美味しいです。

最初に感じた事が、晩酌のに合うなと普通に思う位の味の奥深さです。

是非、介護士の方々にも味わってもらいたい程、美味しいです。

そして最後に・・・

今回は、介護士必見である介護食の重要性と食事を楽しむについて考えていきました。

高齢者の方々は、様々な疾患に罹患している方が多いのが現状です。

しかし、食事だけでも「美味しい食材」を食べたいのは、私達若い世代でも理解出来ますよね。

私は、個人的に美味しいものを食する事があれば、ニッコリ笑顔です。

しかし、超嚥下困難者の方々への食材も実際のところ、ありながらも提供に至らない事が事実です。

人間いつかは亡くなります。

しかし、終末期でも、食事がまともに摂取出来なくとも、それなりの食材がある事や、介護士をメインに出来る介護があります。

私自身、死ぬ寸前に言いたいことは、「美味しいものが食べたい」が最後の欲求です。

長くなりましたが、それだけ深く入る介護の食に関するあり方として考えました。

それでは、ここまで読んで頂きありがとう御座いました!

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  • この記事を書いた人

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