こんにちは!
介護施設長の前田裕(Twitter@masakuraudo0415)です。
今回は、介護士には必見な高齢者のフレイルとは何なのか?について考えていきたいと思います!
ちょっと前から「高齢者のフレイル」という言葉が注目を集めています。
今では、介護事業所や介護施設でもフレイルについて考える機会が多いかも知れません。
しかし、フレイルと言う概念を未だに知らないと言う介護士も居るのが現状です。
特に、在宅生活者にフレイルという状態になる事が多いのも現状です。
介護士にとっては「廃用症候群」の方が理解出来ていると思います。
フレイルとは、簡単にいうと廃用症候群に至ってしまう入り口の様なものです。
(ここ需要です!)
要支援・要介護状態の高齢者さんは、特にフレイルには特に気を付けないといけません。
特に、引きこもりがちな高齢者さんが起こしやすいのが大きな特徴です。
それでは、介護士必見なフレイルについて何なのか?について考えていきたいと思います!
それでは、今回もよろしくお願い致します!
在宅介護では要観察!フレイルの概要と理解
在宅介護において、フレイル状態になっていないかの見極めが重要になります。
特に高齢者においては、尚更です。
そんなフレイルについて要点重視でご紹介していきたいと思います!
そもそも、介護士・介護福祉士の方からすると高齢者さんが「自宅へ引きこもる」という状態になるとどうなるでしょうか?
それでは、先ずはフレイルで起きる高齢者の介護状態について以下にご紹介していきたいと思います!
フレイルによる介護状態に陥る事とは?
・フレイルによる介護状態についての概要
日常生活において、自宅へ引き困る事等により日常生活が今まで通り送れる事が出来なくなってしまい、身体機能の低下により食事を作る事や入浴が出来なくなってしまい介護状態に陥る事になります。
これが「フレイル」の怖さです。
介護状態に陥ってしまうと、第三者による支援が必要になってしまい必要な介護手段を探さなくてはなりません。
しかし、高齢者さんは「フレイル」が起きていても相談先を知らない事が多く見受けられます。
(介護保険制度申請をしていない場合ですね!)
そんな状況に家族の方が気付く事が1番の近道ですね!
又は、民生委員さんです。
これでフレイルについて、理解出来たと思います。
それでは、更に突っ込んでフレイルについて考えていきたいと思います!
地域包括支援センターが自治会と協力して情報共有する大切さ
上記で説明した通り、フレイルに気づかぬままに陥ってしまえば相談する事さえ難しくなります。
そこで、既に行われていると思いますが、地域包括支援センターと自治会がどこにフレイルに陥りそうな高齢者さんがいるかをサポート出来るかの情報共有が1番大切と言えます。
こればかりは、居宅介護支援事業者のケアマネでは発見出来にくいです。
そこで基本的に、高齢者さんは自治会へ加入している事が多いです。
介護福祉関係者にとって、そういう細かい気付きがとても大切です。
介護士の介護や、他の福祉職の方々の感覚と似ていますよね!
こういう思考がとても大切なんです。
なので、昔の様なお隣さん感覚が「地域包括支援センター」と自治会の情報共有で結構構築されています!
(地域包括ケアシステムの一環)
予防介護と言う概念が大切になります。
高齢者のフレイルチェック7項目
それでは、高齢者さんがフレイルに陥っているのかについて、解りやすいチェック項目を挙げてみたいと思います!
・高齢者のフレイルチェック
- 疲れやすくなった
- 外出の頻度が極端に減ってしまった
- 食事量が減った
- 最近、明らかに物忘れが多くなってきた
- 情緒が不安定になってきた
- 何か考える事が億劫だ
- 1人で家に居る事が多い
これら7項目の内、1つでも感じる事があれば高齢者さんにとってフレイルの可能性が出てきます。
特に、外出が苦手な高齢者や障がい者です。
高齢者や精神・身体障がい疾患者は、この様な症状がある方が増加しているのは確かです。
そこで、自分で相談に行ける方は地域包括支援センターへ相談に行きましょう!
それすら難しい高齢者さんは、身近な方々が介入して支援へと繋げることが重要です。
(民生委員さんだけの力ではマンパワーが足りない状況です!)
地域包括支援センターが率先して、積極的かつ精力的に動くことが1番です!
自治会も、民生委員さんへ協力を求めて各家庭を巡回する事が、今相当求められています!
こんな、アナログ的な関係性ってかなり重要なんですよ。
「あの人は大丈夫かな?」「最近、自治会に顔を出さないなぁ」
そんな事があれば、直ぐに訪問しましょう!
居宅ケアマネや、地域の方々は地域で困っている方を見つけたら1人で悩まず、地域包括支援センターへ情報提供をすることが重要な役割となります。
まとめ
高齢者さんにとってフレイルはとても危険因子が高いものです。
フレイルとは何なのか?
お解り頂けたと思います。
そこから廃用症候群へなり、誰からも気付かれないまま孤独死を迎えてしまっては社会福祉の根底を揺るがす大きな事態です。
そこで、フレイルが始まるサインに気付き支援の輪を広げることが大切だということなんですね!
中には、定期受診にも行けずに自宅へこもってしまう高齢者さんが多くなってきていると言う事態です。
そんな、非情な事が起きてはいけません。
そこで、普段介護関係で仕事をしている方や福祉・医療従事者の方々も地域へ目を向けて頂けると、小さな一歩が大きな一歩へと繋がります!
そしてお願いです!
地域密着型の介護事業所や介護保険施設では「2ヶ月に1回の運営推進会議」がありますよね?
そこには、地域包括支援センターの職員も参加されていると思います。
そこで、地域に住む高齢者さんへのフレイルの話し合いや、「高齢者さんを守る」議論が多くなされる事が大きな意味合いを持ちます!
とても、需要な事です。
福祉に精通するものとして、今、介護士にも求められる概念の1つだと思います!
又、以下に厚労省からのフレイルについての予防法がありますのでご紹介しますね!
基本は健康的な栄養バランスの摂れた食事が基本です。
以下に、フレイルにならない為の対策について厚労省が見解を出しているので合わせてご参照下さい。
厚労省より抜粋
これからの時代、介護士ケアマネにも大きな役割を担う事でしょう!
何より、フレイルに陥っていないかを考えることが重要なんです。
そんな、福祉の在り方を私もおさらいしながら皆様が「有意義のある気付き」が大切なんです。
それでは、ここまで読んで頂きありがとう御座いました!
以下にも様々な情報を掲載しておりますので読んで頂けると嬉しいです。