こんにちは!
前田裕です。
今回は、高齢者の白内障ってどんな病気?について考えていきたいと思います!
介護士や福祉関係者の方々には誰もが何回も聞いたことがある高齢者に多い眼の病気である、白内障ですね!
たかが白内障と侮ってはいけません。
ベテラン介護士さんや介護福祉士・ケアマネの方々はご存知かも知れませんが、高齢者の白内障について深掘りしていきたいと思います。
なんだかんだで結構大変な病気が白内障です。
点眼を毎日忘れる事のない様に心掛けなくてはいけない病気が白内障です。
この点眼を高齢者は忘れやすいんですよね。
特に在宅生活をしている高齢者さんは忘れがちです。
更に、認知症を患っていると尚更忘れやすいです。
そもそも何故、高齢者に白内障が多いと思いますか?
・・・
それは、多くが加齢によるものが多いです。
そりゃあ、高齢者に白内障は多いよ!って感じですよね。
しかし、他にも様々な事が影響して白内障を発症してしまうんですね!
そんな、白内障について考えていきたいと思いますので今回もよろしくお願い致します!
白内障を発症する原因と概要についてご紹介!
先ず、白内障を発症してしまう原因を解りやすくお伝えしますね!
眼の中にはレンズの役目を果たす水晶体という箇所があります。
そのレンズが白く濁り、視力の低下を招いてしまう病気が「白内障」です。
簡単に原因を解説するとこんな感じです。
因みに概要として、加齢による白内障の事を「加齢性白内障」と言います。
しかし、一般的には老人性白内障とも言われたりします。
では、何故白内障とはレンズが白く濁ってしまうのでしょうか?
介護関係者は、ここが1番知りたいですよね!
以下に、その部分に迫っていきたいと思います。
高齢者の白内障の方は眼が白く濁っていませんか?
よく介護をしていると、「このおばあちゃん眼が白く濁っているなぁ」
こんな事って介護現場でよく見受けませんか?
これこそ、白内障です。
前述した通り、眼のレンズの部分が濁ってしまい白っぽく観える訳です。
では、何故眼が濁ってしまうのか?
それは、眼のレンズにあたる部分である、水晶体という部分のタンパク質が様々な事が原因により白く変化することで、白く濁ってしまうんですね。
白内障の進行具合で、見え方にも違いがあります。
大体の高齢者さんは、かすんで観えたり、明るい場所と暗い場所での見え方に違いがあったりします。
又は、ものや人が二重に見えたりと様々です。
介護現場の高齢者さんの眼が白く濁っていると、この様な症状に悩ませられているという事です。
転倒リスクも大きくなるので、たかが白内障とは決して捉えてはいけませんね!
白内障の治療って何をするの?
高齢者の白内障の場合、初期段階の治療として代表的なものには点眼や内服薬等による薬物療法が一般的です。
ここでポイント!
白内障において、点眼等の薬物療法は白く濁ってしまった水晶体を元に戻す事では無いという事です!
あくまでも、白内障の進行を抑える為だけの事だという事です。
白内障を完全に治すには「手術」しかありません。
この手術は白く濁ってしまった水晶体を取り除いて、人工的な水晶体を埋め込むと言うものになります。
白内障の手術を行う高齢者は、相当進行してしまった方がメインです。
それだけ、日常生活に支障をきたしているからこそです。
この辺りは、眼科医との相談する事になります。
そして、白内障の治療において絶対に点眼を忘れない事です。
もしも手術をした場合には、眼精疲労を溜めない事も必要です。
紫外線を眼に長時間浴びる事も白内障の再発リスクにも繋がります。
勿論、若い世代でも白内障にはなるリスクはあるので、サングラスを掛けると言うのも1つの対策にもなります。
高齢者の白内障を進行させない為にも出来る支援とは
白内障の治療方法も様々でしたね!
手術と言っても、深刻な程に白内障が進行していなければ「レーザー治療」も選択肢の1つです。
日帰りで手術が出来るので痛みもそこまで無いと言う方法もあります。
しかしながら、日頃から介護現場で働いている介護士や看護師の皆さんは点眼薬を決められた回数を定時に出来る様にすると言う事がとても大切であると理解されたと思います。
点眼や服薬を忘れてしまっていては、白内障を進行させてしまいます。
高齢者さんの白内障を進行させない為にも、出来る支援は点眼を忘れない。
これがメインではないかと思います。
後は、どうしても視界が悪くなっているので転倒予防にも視点を置いた支援がありますよね!
施設介護・在宅介護のどちらにも言える事ですが、生活圏内の導線をしっかり考える事が重要です
。
小さな段差や、見えにくい障害物には要注意ですね!
白内障を進行させない介護支援と、転倒等の危険から守ると言う2つの支援がとても大切であると言う事です。
白内障の高齢者がどの様な見え方をしているのか、聞ける事が出来れば直接聞いても良いでしょう。
最後のポイントになりますが、点眼をしたらいっときの間は目を閉じててもらいましょう!
そうしないと、眼全体に点眼薬が行き渡らない為です。
介護・福祉職はチームケアがとても重要です。
いつでも声かけと確認が大切ですね!
それでは、ここまで読んで頂きありがとう御座いました!
以下にも様々な記事を掲載していますので、読んでいただけると幸いです!