こんにちは!
介護施設長の前田裕です。
今回は、ユニット型特養にショートステイは利用可能なの?について考えていきたいと思います!
ケアマネの方ならなんとなく、「特養だろうが老健だろうがショートステイは利用出来るよ!」
と結果は完結するのですが、最近私の友人から生活相談員をしているユニット型特養でショートステイは空床があれば利用出来るのか?
と言う質問がきました。
そこで、基本的に利用可能だけども「なかなかショートステイの空床は難しいよー」と助言しました。
最近は、ユニット型特養待ちでショートステイの利用が大幅に増えています。
しかも、ショートステイはほぼロングでの利用が殆どを占めています。
これでは、本来のショートステイの利用をしたい利用者さんは困ったものです。
そして、現場の生活相談員や施設ケアマネはユニット型特養でのショートステイの受け入れが理解出来ていない事も事実なんです。
ケアマネになりたてでの判断は難しいと私は感じます。
基本的には、ユニット型特等でのショートステイの受け入れは可能です。
ユニット型特養でショートステイ利用は突発的には無理
タイトルの通り、ユニット型特養へショートステイの利用の確認を居宅ケアマネが依頼したところでかなりの確率で「今は満床です。すみません」
と言われます。
ユニット型特養でも、ショートステイ用の空床を確保しているところもありはします。
しかし、ユニット型特養では29名と言う少人数な為に100人待ちの待機高齢者がいるのでかなり稀な事です。
なので、いわゆる空床自体が無い状況でユニット型特養は運営しているところが殆どです。
わざわざユニット型特養へショートステイでの相談をしても、それは運次第なところが現状です。
突発的にユニット型特養でのショートステイ利用は、結構無理があると言う事です。
そもそもショートステイは他に無いのか?
ショートステイは正確に言うと「短期入所生活介護」と言います。
基本的にショートステイは利用日数が定められています。
それが「介護度によって1か月に利用できる日数の上限が定められている。」
と言う事です。
基本的にショートステイを利用する際は、最大で30日と言う事です。
これは、ショートステイの単独型であろうが併設型であろうが同じ事が言えます。
しかし、ロングでのショートステイの利用が何故出来ているかと言うと、1日だけ介護保険料関係なしに実費を支払い、居宅ケアマネが何故ロングでショートステイを利用しているかと言う書類の提出により可能となっています。
ロングでのショートステイを利用するにはそれなりの理由が必要と言う事です。
今回のようなユニット型特養へ入所予約をしているか?等を居宅ケアマネが提出する理由書には記入する欄が存在します。
なので、ユニット型特養も含めショートステイは短期間だろうがロングだろうが利用可能となっています。
ユニット型特養もショートステイを受け入れ可能
今回は、ユニット型特養にショートステイは利用可能なの?について考えていきました。
完結して言うと、可能です。
但し、ユニット型特養のショートステイ利用の空床自体が殆どないと思って下さい。
もしかしたら、空床が出るかもしれません。
それは、事前に相談できる場合は、何日かの利用をしたいと居宅ケアマネが事前に取っておく事でユニット型特養の利用が出来る確率はグンと上がりますよね!
突発的には難しい場面が多いですが、未来的な相談でショートステイの利用が可能な場合は勿論あると言う事です。
裏を返せば、ユニット型特養も新たな入所者が入るまでに1週間の空床が出来るのならば、その間にショートステイとして受け入れをしたら、介護報酬が発生出来るのでユニット型特養側もお金の為なら、是非受け入れたいとなる訳です。
ユニット型特養も、なんとか介護士や他職種への給与を捻出する為に必死です。
それが今の介護保険制度で生き残る為の手段でもあります。
そこで、今回ご紹介したユニット型特養でのショートステイの利用は事前確認ができれば受け入れ可能な場合もあると言う事です。
いかがでしたか?
ケアマネや介護士・介護福祉士の皆さんにとって有意義な情報を以下でもご紹介していますので、是非ご参照頂けると幸いです(^ ^)
それでは今回も、ここまで読んでいただきありがとう御座いました!