こんにちは!
介護施設長の前田裕です。
今回は高齢者の方が馴染みのある地域で暮らしていくためのサービスである地域密着型サービスについて紹介していきます。
地域密着サービスとは何か?種類はどれくらいあるのか?特徴は何か?すべて明かします。
ぶっちゃけますよ!
地域密着型サービスにも色々な種類がありますからね。
それぞれの特徴を簡潔明瞭に解りやすく解説していきたいと思います。
地域密着型サービスの良さも解って頂けると思いますよ!
それでは、今回もよろしくお願い致します!
地域密着型サービスとは何か?
高齢になっても、いままで生きてきたように自分らしく生きたいと考える人は多いでしょう。
私もそうです。
そして地域密着型サービスとは、そのような声に答えるべく、高齢化社会に伴って今後増加が予想される認知症高齢者や中重度の要介護高齢者などができる限り住み慣れた地域での生活が継続できるように平成18年4月の介護保険制度の改正により創設されたサービス体系です。
特に、ユニット型特養やグループホームに転職したい介護職やケアマネジャーの方は知っておきたいところですよね!
地域密着型サービスの種類は?
地域密着型サービスには6種類あります。
以下のものです。
1、夜間対応型訪問介護
夜間対応型訪問介護とは、「夜間において定期的な巡回による訪問サービス」や「利用者様の求めに応じた臨時の訪問介護サービス」や「利用者様の通報に応じて調整、対応するオペレーションサービス」を行うことです。
利用者様が可能な限り自宅で自立した日常生活を24時間安心して送ることができるように、訪問介護員が夜間帯に利用者様の自宅に訪問して巡回や対応をします。
2、認知症対応型通所介護
認知症型通所介護は認証の利用者様を対象にした専門的なケアを提供するサービスです。
小規模型の通所介護になります。
利用者様が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、認知症の利用者が通所介護の施設(デイサービスセンターやグループホームなど)に通います。
施設では、食事や入浴などの日常生活上の支援や、生活機能向上のための機能訓練や口腔機能向上サービスなどを日帰りで提供します。
そうすることで、自宅にこもりきりの利用者の社会的孤立感の解消や心身機能の維持回復だけでなく、家族の介護の負担軽減などを目的として実施します。
施設は利用者様の自宅から施設までの送迎も行います。
3、小規模多機能型居宅介護
小規模多機能居宅型介護とは通いによるサービスを中心にして、訪問や宿泊を組み合わせたサービスを行うことです。
利用者様の希望に応じて、訪問や宿泊を組み合わせて行うので、利用者様の状態にあったサービスを提供できます。
入浴や排せつ、食事の介護やその他の日常生活上の世話や機能訓練を行います。
月に何回通おうが1回通おうが介護度によって介護保険料が基本定額です。
但し、宿泊代や食事代は事業所により様々です。
いわゆる、ホテルコストみたいなものです。
4、認知症対応型共同生活介護
認知症対応型共同生活介護とは認知症の高齢者の方が共同で生活する住居で、入浴や排せつや食事の介護、そしてその他の日常生活上の世話や機能訓練などを行います。
このサービスは要介護状態の悪化になることをできるだけ防ぐ目的があり、高齢者の能力に応じた自立した生活を送れるように支援します。
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5、小規模(定員29人以下)の介護老人福祉施設
寝たきりや認知症などで、常に介護が必要で自宅での生活が厳しい方のための施設で定員は29人までの小規模な施設です。
それが、ユニット型の特養になります。
現在、原則従来型の特養は開設できず、ユニット型特養のみ認可されています。
個別ケアにニーズを重きを置いているので、これからの時代背景に見合った介護施設だと考えます。
少人数の利用者様に対して、介護老人福祉施設と同じように入浴や排せつ、食事などの介護や機能訓練、健康管理や療養上の世話などを行います。
6、小規模(定員29人以下)の特定施設入居者生活介護
特定施設入居者生活介護とは在宅サービスの1つで、自宅ではなく介護保険の指定を受けた介護付き有料老人ホームや軽費老人ホームや養護老人ホームなどで暮らし、さらに介護認定を受けた人が利用できるサービスです。
小規模なので定員は29人以下の施設になります。
介護計画が立てられ、それに沿って入浴や排せつ、食事などの日常の介護が行われます。
地域密着型サービスの特徴
地域密着型サービスは住宅地などに建設されて地域に根付いた活動を期待されています。
利用している高齢者のだけでなく、近隣の住民を対象にした催しも開催されます。
介護保険の認定を受けていない高齢者の介護予防教室、集まった人と話ができるサロンや子供と高齢者の方が参加するレクリエーションなど様々な行事が開催されています。
また、特別養護老人ホームのグループホームなど、多くの施設では地域で活動しているボランティアの協力を受けています。
地域住民、自治体、そして施設が協力することで、高齢者の方の生活が支えられているのです。
最後に・・・
地域密着サービスは高齢者の方が住み慣れた地域で暮らしていける素晴らしいサービスですね。
個別ケアや認知症に介護士主体でアプローチしながら医療とも連携のとれるサービスだと考えます。
そうなればとの思いです。
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それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました。
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