皆様こんにちは、前田裕です。
今回は、新人介護福祉士のよくある悩みと解決策をまとめてみたについて考えていきたいと思います!
介護士として教わった介護技術や知識・経験がフルに試されるポジションが、介護福祉士になります。
新人介護士への教育や役職のポジション、生活相談員へも抜擢される事も大いにあります。
しっかりと介護福祉士として、今まで教わってきた先輩介護福祉士の立場を思い出しながら責任を全うする、正にプロの介護士としてのスタートとなります。
それでは、今回もよろしくお願いいたします!
新人介護福祉士特有の悩みにぶつかる
介護福祉士国家試験に晴れて合格し、自分が介護福祉士となった訳ですが間違えていけない大切な事は「偉くなった訳では無い」という事です。
よく、勘違いする介護福祉士の方がいます。
そうでは無く、「新人介護福祉士」になったという事です。
介護士の新人時代は最初、プリセプターが付いて一緒にラウンドしながら業務内容を把握しつつ、メモを取りまくりながら、ひたすら先輩介護福祉士に付いて行くのがやっとで、毎日が苦労の連続だったと思います。
新人介護福祉士は、介護現場で学んだ知識をフル活用し、利用者・入所者さんの介護支援を行って行くのは変わりませんが、今度は新人介護士へ教えて行く立場になっていくという事です。
いつもはできる事が、ドキドキして思い通りに介護を教える事が出来ない事もあるかと思います。
しかし、それはベテラン介護福祉士も最初は新人介護福祉士だった訳で、誰もが通る道です。
そんな壁にぶつかる事は、それも良い勉強となります。
介護士と介護福祉士の存在意義
新人介護福祉士として活躍していく中で、介護のプロとして働くと言う事には、更に深い社会性も同時に学んでいく事になります。
例えばどこの企業に入社しようが、まずは社会性を身につけていく事が大きな分岐点だと思います。
つまり新人介護福祉士になり、介護福祉士としてのイロハを学んでいきながら、「人の上に立つ」という社会人としてのステップを更に上げる事になります。
なのでいくら知識や技術を持っていても、対人関係が上手くできないと、毛嫌いされ、自分の居場所がいつの間にか無くなる事すらあります。
しかし私が介護施設長として、介護現場で働く介護福祉士の仕事の中で勝手に決めつけていない事が1つだけあります。
それは、介護士も介護福祉士も仕事としての立場は同等に考える事です。
以前介護現場で見た事のある風景ですが、とある新人介護福祉士の方がなかなか新人介護士への伝え方が上手く出来ないのを近くで見ていた介護福祉士未所持のベテラン介護士の方が、先ずは「1人1人の入所者さんと1週間話をして、あなたが受け入れられる環境が大切じゃ無いですか?」と新人介護福祉士へ優しく耳打ちしていました。
いくら介護福祉士でも、経験豊富な介護士は山ほど居ます。
そこはベテラン介護士の方が上手かったのでしょう。
そして、それを目の当たりにした新人介護福祉士の方はひたすら「人の上に立つ事の意味」について、周りの介護士の意見も取り入れながら頑張り、主任としてのポジションを得ました。
介護福祉士と介護士は資格の差はあまりありません。
自分が介護福祉士になって、どう変われるかが大切な事です。
介護人として大切にしなくてはならない心
それからは、新人介護福祉士の方は毎日ケアの本質や人間関係を学び、誰からも十分通用する知識と経験を身につけました。
そして、新人介護福祉士の方がもう一つ勉強している事がありました。
それは、「協調性と社会性」です。
なんども言いますが、当たり前の事です。
しかし、「人の上に立つ」という事はここが一番難しいのです。
役職者だからと、天狗になる介護福祉士も結構見かけますが、あれは不正解です。
そして、看護師や介護士等の職員間はもちろん、特に重要視したのが入所者さんとのコミュニケーションでした。
私は、その新人介護士の方に聞いた事があります。
「主任で忙しいのに何故、そんなに笑顔で仕事ができるのかな?」
するとこう言われました。
「入所者さんに、今までたくさんの事を教えて頂きました。それが介護福祉士へなり、主任となった自分への良い刺激になって介護福祉士としてのやりがいを持つ事ができました」
私は正直、最初は上手く出来なかった新人介護福祉士さんが、ひたすら学んで習得した介護概念は、仕事のやりがいを見つけて笑顔で仕事が出来ると言う当たり前の様で、実は難しい「協調性と社会性」を勝手に自ら習得していたのです。
ストレス社会のこの世の中、人間関係や上司とのトラブルが原因で辞めていく方を多く見てきましたが、私はこの新人介護福祉士の方に大きな事を学んだのです。
まとめ
これからや、現在新人介護福祉士として悪戦苦闘して悩んでいる方も多いかと思います。
その時、ふと我に帰り介護の仕事は「人対人」の仕事である事をもう一度再確認して、介護士としてのやりがいをしっかりと持つことが、大きな悩みの解決に繋がるのではと考えます。
又は、解決の糸口になるかもしれません。
大切な仲間と話してみるのもいいかもしれません。
以下の記事も合わせてご参照下さい。
それでは、ここまで読んで頂きありがとうございました!