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介護職ができる高齢者の誤嚥性肺炎の予防対策を見直そう

こんにちは!

介護施設長の前田裕です。

今回は、介護職の皆さんにとっては切っても切り離せない重要課題である高齢者の誤嚥性肺炎の予防対策について見直そうと言うものです!

「そんなの理解してるよ!」「誤嚥性肺炎なんて知らない介護職がいるわけないだろ!」

と言われそうですが、誤嚥性肺炎の予防対策ほど奥深くまで知っておかなくてはいけない介護職としての常識です。

しかし、介護業務が忙しすぎて特に「介護保険施設では誤嚥性肺炎の予防対策をもう1度見直そう!」と言いたいわけですね!

是非とも今回ご紹介する誤嚥性肺炎について更なる予防対策を知って頂けると嬉しいです。

それでは、今回もよろしくお願い致します!

高齢者の誤嚥性肺炎は様々なことで発症してしまう4選!

介護職の皆さんは誤嚥性肺炎がどんな時に発症原因に繋がってしまうと考えますか?

思いがけない介護支援が原因で誤嚥性肺炎を発症してしまうリスクを知ってこそ本物の介護職だと思います!

そこで以下にあまり知られていない様々な誤嚥性肺炎の発症例を4つご紹介しますね。

1.就寝中に唾液が器官に入りいつの間にか誤嚥性肺炎発症

2.経管栄養後の高齢者のギャッジアップを30分経ったからと平面にするタイミングは人それぞれです

3.誤嚥のリスクが高い高齢者が食事後に臥床する際は右側臥位にすること

4.とろみ剤で作った飲み物にダマが残っている自体で誤嚥性肺炎になるリスク特大です

まさかの誤嚥性肺炎リスクを説明

上記の4選が介護職が見逃しやすい誤嚥性肺炎リスクです。

どれか1つでも当てはまることが介護現場で起きていれば誤嚥性肺炎の予防対策は見直すしかありません。

就寝中の誤嚥

まず1については特に夕食後に直ぐにベット臥床することが大きな原因へと繋がります。

食事をしている時は基本的に唾液の分泌量が増えます。

そこでいくら口腔ケアをしっかしとしたとしても直ぐにベット臥床してしまったら唾液がまだ分泌されている状態である為に器官へ唾液が入りやすい状態だと言うことです。

直ぐに臥床せずに1時間は待ちましょう。

又は、夜間就寝中の体位変換は必須です。

経管栄養の高齢者さんの誤嚥

2についてですが高齢者さんは経管栄養をしていると言う時点で誤嚥性肺炎のリスクがとにかく高い訳ですが、基本的に30分程度ベッドをギャッジアップしたらもう普通にフラットな状態で臥床ということが普通に考える思考ですが、これは高齢者さんにも個人差があるので主治医へ聞いてフラットにいきなりせずに徐々にが通例です。

よく見かけると思います、後から経管栄養の高齢者さんが嘔吐していたりということです。

この時点で、少なくとも誤嚥していると考えて下さい。

誤嚥のリスクが高い高齢者の食事後のベット臥床は右側臥位

3についてですが、人間のいの形状に関することなんですが人の胃は右側に大きく膨らんでいます。

なので食物が右側に溜まるということなので、左側臥位になると食物残渣物が上に上がりやすくなるんですよね。

なので、右側臥位が基本です。

この時、少しギャッジアップすることも考えましょう。

とろみ剤入りの飲み物を作る際はダマを作ってはいけない

4についてですが、トロミ剤で飲み物を作る際にダマって出来やすいですよね!

このダマをそのまま誤嚥性肺炎のリスクが高い高齢者へ飲ませるとどうなると思いますか?

実はこのダマの正体は、溶けていないトロミ剤の粉の塊なんですよ。

そんな飲み物を誤嚥しやすい高齢者さんが飲んだら?

このダマの塊が器官付近で弾けて器官に入ってしまい誤嚥性肺炎を引き起こしてしまいます。

介護職員が頑張って作ったトロミ剤入りの飲み物が引き金になってしまうんです。

実は、ここを相当知って欲しいですね!

ダマがないトロミのある飲み物です。

作り方としては、暑い白湯やお茶をコップへ少しづつ注ぎながらトロミ剤も少しづつ入れながらかき混ぜると良いです。

これを練習しましょう!

特に多いのがトロミ剤の入れすぎや、事前にコップへトロミ剤を入れておくことがダマになりやすい原因です。

誤嚥しやすい高齢者へのアプローチを徹底しましょう

ここまで読んで頂いていかがでしたか?

案外見落としがちな誤嚥性肺炎のリスクをご紹介していきました!

これは私自身が医師へ相談したり、トロミ剤を作っている業者さんから教わったことです。

こういうことを介護職場で研修として行うと大発見となりやすいです。

案外、知っているようで知らなかった介護職員さんが多くいましたね。

私自身も誤嚥性肺炎のリスクが高い高齢者さんへのアプローチは知っていたつもりでしたが、もっと深く勉強しないといけないと感じましたね!

基本こそ忠実に深掘りしていくことが介護支援の応用へと繋がります。

ただ知っているでは通用しないのが介護福祉という仕事なんですね!

知っていながらも応用を学ぶことで介護という仕事の奥深さがしっかりと理解できていきますよ。

前田(運営者)
誤嚥性肺炎の予防対策は命にも関わることですから今の介護現場の職員同士で予防策を見直そうと考えてくれるとスキルアップにもなりますし介護という仕事のやりがいにもつながると考えます!

誤嚥性肺炎で亡くなる方が1年で4万人も居ると言われています。

そのほとんどが高齢者なんです。

そこで、今回誤嚥性肺炎について考えてみました。

以下の記事も合わせてご参照下さい。

それではここまで読んで頂きありがとう御座いました!

以下にも様々な情報を掲載しておりますので読んで頂けると嬉しいです。

前田(運営者)

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  • この記事を書いた人

前田 裕

介護施設長をしております、前田裕です! このサイトでは、介護職や他の福祉職の方に向けたアドバイスだけでなく、一般の方に介護の現状を知ってもらうための内容も書いています。 介護や福祉の現場がより良くなっていくためには、どうしていけば良いのか? そんな、悩みが解決出来たらなと思います。

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