こんにちは!
介護施設長の前田裕です。
今回は、例えば「新人居宅ケアマネが施設ケアマネへ就職した場合」について考えていきたいと思います!
居宅ケアマネとして経験した方や、まだ居宅ケアマネとして経験は浅いけども施設ケアマネへ就職したい方にとって有意義な事をお伝え出来ればと思います。
私自身も居宅ケアマネ→特養ケアマネ→小規模多機能ケアマネ→居宅ケアマネという経歴があります。
そんなケアマネの就職についても触れていこうと思います。
簡単に結論として言うと、ケアマネとして自分の能力をフルに活用出来てやりがいや給与が上がると良い事ばかりだと考えます。
深掘りしていきますね!
それでは今回もよろしくお願いします!
施設ケアマネの種類について
施設系ケアマネとしての種類は以下の4通りです。
- 特別養護老人ホーム(養護老人ホーム・旧型・地域密着型含む)
- 介護老人保健施設
- 介護療養型医療施設
- グループホーム
これらが主な施設ケアマネの就職先になります。
一番多い就職先としては、特別養護老人ホーム(旧型・地域密着型含む)やグループホームになってくるかと思います。
介護療養型医療施設については廃止論がありましたが、特養よりも医療的ニーズが高い方の行き先が思うようにいかず、未だ保留となっております。
施設ケアマネの仕事とやりがい
施設ケアマネは、居宅ケアマネよりも外に出る機会が減ります。
その代わりにケアプランにおいては、施設で過ごされる高齢者目線でのニーズや目標設定を、本人・家族はもちろん、施設内のありとあらゆる職種との連携を密に行い実行する事が、居宅ケアマネとは仕事上似ていても、「視点」が深くなります。
施設内ケアマネの視点とは
まず、特養や老健では多くの他職種の方と毎日情報共有が必要です。
居宅ケアマネは他の介護保険事業所との付き合いが多い事が、施設ケアマネでは随一情報が入りやすいのがメリットになります。
そのメリットを活かしつつ、施設ケアマネとしてサービス担当者会議は勿論、カンファレンスも逐一行えると言う利点です。
いわば、同じ職場の仲間同士で情報伝達がかしこまらずに出来ると言う事です。
「これが、居宅ケアマネと施設ケアマネの「視点」の大きな違いです。」
施設ケアマネについて興味のある方は以下の記事も合わせてご参照下さい。
そして最後に
居宅ケアマネも施設ケアマネも基本的な仕事内容は同じです。
・介護保険の申請・更新・区分変更
・フェイスシート・アセスメント・ケアプラン作成
・モニタリング・ケアプランの見直し
・地域包括支援センターや外部との連携
上記のような感じです。
そこに施設ケアマネジャーとしての「視点」を発揮できれば何も言うことは無いでしょう。
現場介護が大好きな介護士や介護福祉士にとっては、同じケアマネジャーでも施設系ケアマネへの就職は有りだと思います。
自分にとって適正で有り、有意義な施設ケアマネになる事も視野に置いていて損は全く無いと思います。
私自身が、居宅・施設ケアマネを経験したからこそ、ケアマネと言う資格を所持していて良かったなと感じます。
皆さんにとっても、施設ケアマネデビューされる方にエールを送ります!
それでは、ここまで読んでいただきありがとう御座いました!
以下にも、様々な情報を掲載しておりますので読んで頂けると励みになります。