こんにちは!
介護施設長の前田裕です。
今回は、[要検討事項]ケアマネへも処遇改善加算?について考えていきたいと思います。
これはかなりシビアな要検討課題の1つです。
何せ、今やケアマネの方が介護士よりも給与が少ないと言う事態すら起きています。
と言うか、ケアマネの給与は年々減っています。
正社員ケアマネも非常勤ケアマネもです。
立場的には国家資格の位置に存在するケアマネです。
(未だに国家資格になっていないのに歯痒いのは私だけでしょうか?)
ケアマネの大変さを国はよく理解出来ていないとしか言いようがありません。
「悲しいなぁ」
そして、居宅介護支援事業所の倒産率も上昇中です。
「ケアマネになりたい!」と言う介護士が減るのも仕方がないのでしょうか?
しかし今回は私が調べた結果、厚労省・社保審・介護保険部会が何やら改善策を考えている様です。
あくまでも予定ですが、ケアマネ不足も深刻化してきている介護業界なので、何とか介護業界を盛り上げて欲しいところです!
それでは今回も、よろしくお願いいたします!
介護士だけでなくケアマネへも処遇改善を
今回、昨年12月20日に厚労省・社保審・介護保険部会が2021年度の介護保険改正についての議論が繰り広げられました。
特に、今回は「ケアマネの存在意義と処遇改善加算による質の高い安定的な人材を確保したい」
と言う内容が要検討事項になりました。
この様な流れが強くなった背景には、社会保障制度調査会・介護委員会が資料をまとめて提言した事が大きいです。
その内容がこちら。
今後のケアマネに求められる役割にふさわしい制度・環境の整備」を要請している。加えて、「ケアマネは事実上の国家資格。その専門性に見合った処遇とすること」
社会保障制度調査会・介護委員会より引用
そして更に、自民党もこの内容に同意しケアマネへの処遇改善を推奨しているとの事です。
これは大きな後押しですね!
そして、今年の夏頃から年末にかけて審議を続けていくとの事です。
これだけの長いスパンを掛けると言う事は要検討事項と言う事実ですね。
本当にケアマネへ処遇改善加算を実行へ移してください。
ケアマネの人材確保と離職も防ぐ内容
上記の様なケアマネへの処遇改善が求められるのは私は、以前から早くすべきだと考えていました。
「国家資格ではないからか?」
「潜在ケアマネが多く居るからか?」
色々考えましたが、私自身以前ケアマネをしていてとてもやりがいを感じていたので「いつかは良い事あるさ」程度に考えていました。
しかし見たことか、ケアマネ受験者数は5万人を割り込む事態までになってしまい、ケアマネの人材確保は要検討事項となった訳です。
「国の対応は遅いのが売り何ですかね?」
とさえ言いたい程です。
しかし、怒ってばかりではどうにもなりません。
現在、ケアマネは2025問題もあり絶対的に不足しています!
ケアマネって楽しいんですよ
介護士に処遇改善加算が開始され、何故居宅介護支援事業はほったらかしだったのか?
何年も考えてきましたが、2021年度の介護保険改正でも見送られてしまいました。
しかし、今後の進展には期待したいですね。
その時は、私は居宅介護支援事業所を単独で開設したいと思います。
最近、ずっとケアマネ時代へ戻りたい感情が爆発しそうです。
囲い込みの為にケアマネとして雇われるのは、正直辛かったです。
おそらく、中立公正であるべきケアマネは未来的に囲い込みが出来ない何かがあると信じています。
そうでなくては、利用者さんの意向を無視していますからね。
その為にも、まずはケアマネにも処遇改善加算を!
それでは、ここまで読んで頂きありがとうございました!
ケアマネってやりがいもあって、楽しいですよ。