こんにちは!
カイゴのティータイム運営者の前田裕です。
早速ですがなぜ、介護士や介護福祉士・ケアマネは転職を考えたが良いのか?
それは、介護・看護は転職が多い職業だと言われています。肉体的に大変なことや、精神的に辛くなってしまうことが多く、離職なども多いお職業です。
介護という仕事を本気で好きな人が、続けていられるように「転職」について書くことにしました。この記事で少しでも印象が変わってくれれば幸いです。
転職という選択肢を持つということ
私は、転職という選択肢を持つことでいろいろな利点があると考えています。
私自身、一度は介護を離れて釣具屋さんで仕事をしていたり、介護の中でも転職を何度かしたことがあります。
その中で、得られた経験などを元に利点を説明していきますね。
それでは、今回も宜しくお願い致します!
「職場=生活そのもの」は勘違いだと分かる
たまに、介護士として仕事を続けて、肉体的にも精神的にも辛くなってしまった人の中には「職場を変えたら、生活が終わるんじゃないか」「普通の生き方から脱線してしまうんではないか」と悩んでいる方が多いです。
まずは、「転職」という手段があることを落ち着いて考えてみましょう。
「職場を変える」=「他の職場で、同じように介護の仕事をし、生活をする」ということです。
職場を変えたからといって、あなたの人生がダメになる心配は無いですし、介護の仕事ができなくなるわけでも無いですし、お金が全くなくなってしまうわけでもありません。
「本当に人間関係が嫌になったら、他の場所に移ればいいやー」と思って仕事をすることで、今の人間関係を見直すきっかけにもなりますし、普段は遠慮して言えないようなことも言えるようになります。
本音で言い合ったり、話し合ったりした結果、「この人には伝わらない、ウマが合わない」と思ったら、職場を変えるという手段を取るだけです。そう考えると、あまり深く悩まずに済むと思います。
知らなかった情報を多く手に入れられる
介護施設長になると、いろんな介護関連の職業に目を向けるようになったり、他の職場についてもいろいろと調べるようになります。
そこで私も初めて、「働き方や、給料面、そこで働いている人について知っておくだけで全然違う」ということに気づきました。
介護士として仕事をしていると、どうしても「今の仕事の仕方」が全てというように感じてしまいますが、実際には違う働き方もありますし、一緒に仕事がしやすい方ばかりの職場もあります。
それを知っているのと知っていないのでは、今の仕事に対しての気持ちの持ちようも変わってきます。
転職サイトや転職エージェント、他には親身に話せる先輩などに相談をすると今まで知らなかった実情を知れることも多いです。私も、相談に乗ることも可能なのでこういう場所をできる限り利用するといいでしょう。
本当に「介護」をしたいのかどうか考え直すきっかけになる
そもそも「介護」が自分に向いている職業なのかどうかを見直すきっかけにもなります。私自身も、介護から仕事を変えた経験もあるように、「介護から離れることで気付くこともある」と思っています。
転職はそのきっかけにもなりますので、この先何十年という人生を考えると、しっかり考え直す時間をとるのもいいのかなと思っています。
人に相談できない不安をどうするか
あなたの人生を見直したり、転職をしようかなと考える上で少し問題なのが「人に相談するのが不安・・・」ということです。
誰かに知られてしまったり、「相談をしてるくせに介護の仕事をしていていいのだろうか・・・」と一人で悩んでしまうこともあるでしょう。
人に相談することに慣れている人はいいのですが、中には「こういうことを人に言ってもいいのだろうか、迷惑じゃないだろうか」と考えてしまう人もいます。そんな人のために、どうやってその不安を解消するかという点について書いていきます。
「転職≠よくないこと」
まず、転職はよくないことという思い込みがあるのであれば、無くしましょう。思っているよりも、周りの人はあなたが転職してもしなくても、同じように気にかけてくれます。
あなたの事を本気で考えてくれる人は、転職をしたことで今よりも収入が増えたり、楽しそうに仕事をしているのであれば、そのほうが嬉しいと感じてくれるでしょう。
もし、「転職なんて良くないことだ!」と言ってくる人がいたら、距離を取ったほうがいいと思います。その人からの意見をこの先何年も聞かないといけないとなると、なかなか大変になります。
キャリア・人生アドバイスの一つだと考える
もし、「転職の相談をする」というのに引け目を感じるのであれば、考え方を少し変えてみましょう。
- 給料を今よりも増やしたいから、どういう勉強やどこを目指せばいいのかを相談したい
- 自分の体調や性格から、もっと続けやすい介護の関わり方を知りたい
- 他の人がどんな風に仕事をしているのか参考にしたい
実際、転職サイトや転職エージェントの方々は、とても詳しいのでいろいろと教えてくれるでしょう。そういった人生のアドバイスを貰うと考えるといいでしょう。
周りの人からサポートを受けるコツ
とりあえず、自分自身は転職について前向きに考えたり、自分のキャリアを見直すきっかけができたとしても、「周りの人に相談したらどう言うだろうか?」という不安もあるでしょう。
私もケアマネジャーを目指す時は、特に家族に協力をお願いするしかなかったので、周りのサポートが必要なのはよく分かっています。
そこで、どうやったら、周りの人にスムーズに協力してもらえるか?について考えてみました。
周りの人へのメリットを考える
まずは、自分が転職したり、資格を目指したり、昇格を目指す上で、周りの人にどんなメリットがあるかを考えてみましょう。
家庭を持っている方にとっては、家族の協力と、自分の努力が必須になります。「絶対にケアマネジャーになって、家族の為にもお給料を増やしてやる!」というようにモチベーションを保っていきます。
そして昇級、もしくは転職にはケアマネジャーの資格が有ると断然待遇の良い職場へ就職が簡単にできます。
実際、私はケアマネジャーの経験ありきで施設長になることができました。結果的に周りの方には貢献ができるので、今では頑張ってよかったと思っています。
「一生関わりたい人」「そうでない人」を分ける
中には、全然協力してくれない人や、悪口・陰口を言ってくる人もいることでしょう。そういう時にオススメの考え方があります。
と考えてみるのです。もし、すぐにうなずけないような相手であれば、いつか疎遠になったり、あまり連絡を取らなくなることでしょう。
そういった方のアドバイスを100%飲み込む必要は無いと思っています。逆に「この人とは10年後も付き合っていたい!」と思う人とはしっかり話すようにするといいでしょう。
何から始めればいいの?
実際、何から始めるのがオススメなのかというと、「とにかく1回誰かに相談をしてみる」ことです。
最初のうちは、相談をするということ自体が結構大きなハードルです。自分の今の現状や、思っていることを人に伝えることに抵抗がある人もいるでしょう。まずは、そこで勇気を出すのが大事です。
職場の先輩などでもいいですが、同じ職場だと言いにくい...というのであれば、私や転職サイトなどを頼るといいと思います。「相談したら絶対に転職しないといけない」という決まりも無いですから、気軽にいくといいかなと思っています。
もし転職サイトや転職エージェントに相談するのであれば、私の方で色々調べたおすすめをまとめていますので、参考にしてみてください。
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介護施設長がおすすめする転職サイトのランキングTOP2位と使い方
介護士として仕事をしていると「他の職場の雰囲気ってどんな感じなんだろう?」「私だけ不当に仕事が多い気がする」と思うことがあるでしょう。実際、そういう小さな疑問からストレスが貯まっていき、精神的にダメになってしまう例などもあります。今は介護施設長をしている私も、一度介護職を離れた経験も転職をした経験もあります。そんな私がおすすめする転職サイトや転職サイトの使い方を今回伝えていこうと思います。なぜ、転職を考え...
まとめ
いかがでしたか?もし、今まで「転職」という言葉にもっていたイメージが少しでも変わったのであれば幸いです。
私は、自分の経験談で安心してもらうことしかできないので何度も言いますが、私は介護を一回離れた事があります。
釣りが趣味だった為に、釣具屋さんで5ヶ月だけ働いた経験があります。しかし転職して2週間目頃には、「介護がしたい」と思いました。
普通世間一般で言う仕事は利益を一番に追求します。それが「自分には人の為の仕事なのか?」と考えると、介護よりも給与は良いものの全く達成感が無かったのです。
本当に福祉の精神があるのであれば、とてもやりがいのある仕事は介護だとその時はっきり解りました。介護にも資格さえ取得すればそれなりの良い生活や家庭、家も買えます。
国の予算も福祉に対して、供給してくれるようにやっとなってきました。お年寄りに学ぶ事は沢山あります。介護をする人間も、人です。高齢者さんが「かわいい」と思える事がよくあります。
自分のおばあちゃん、お母さんのような感覚になります。
最期を看取る事での自分の仕事としてのやりがい等、本当に素晴らしいと感じる瞬間がずっと介護をしていると、どんなにいじめなんかをしている自分がいても、その時は「人と人との助け合い」が生まれます。その瞬間は、介護という仕事をしていて本当によかったと感じる瞬間です。
以下に、社会福祉士についての記事も書いているので合わせてご参照下さい!
ここまで読んで頂きありがとう御座いました。
以下にも様々な情報を掲載しておりますので読んで頂けると嬉しいです!