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ケアマネの半分以上が精神的に病んで辞めていく理由

こんにちは!

介護施設長の前田裕(Twitter@masakuraudo0415)です。

今回は、ケアマネの半分以上が精神的に病んでしまい辞めていく理由についてご紹介していきたいと思います!

ケアマネって、とにかく忙しいの一言に尽きます。

私もケアマネ時代は、がむしゃらに走り回った記憶が今でもあります。

そして、居宅介護支援事業所の管理者や小規模多機能・グループホームでのケアマネ経験をしてきました。

ぶっちゃけ、どこも忙しいですよ!

そして精神的に追い詰められて、振り返ってみると知らないうちに病んでいたなと感じますね。

ケアマネは書類が山ほどあるのはご承知の通りですが、在宅のケアマネの場合はとにかく日中のサービス担当者会議やら急な訪問で予定が狂うことが多いんです。

そして、困難事例であれば相当な時間を費やしてしまい事業所へ帰った頃には既に終業時間なんて普通にありますからね!

そんなケアマネとして働いていると知らぬ内に、精神的に病んで辞めていく方々を多く観てきました。

相当、良い事業所でケアマネとして働くことを推奨します!

ケアマネとしてもう辛い職場から離れたい

そんな、ケアマネが精神的苦痛により半分以上も辞めていく理由について考えながらも「どうしたら自分のケアマネ像」に近づけるのかについてご紹介していきたいと思います!

それでは、今回もよろしくお願い致します!

仕事量がどう考えても時間内に終わらない

ケアマネの仕事量って、とてもじゃないですが就業時間で終わらせること自体が難しいですよね!

他の介護職と違うところは、ケアマネ1人で受け持つ利用者さんや入所者さんへの対応はもちろん、書類系を全て頑張らなくてはいけないというところです。

つまり、実地指導や監査で指導が入らないようにひたすら訪問したり、パソコンとにらめっこ状態の毎日なんです。

そんなことをしていたら、そりゃあ「精神的に病んで辞めていくことなんて現状普通なんです」と私は声を大にして言いたいですよ!

それでは、居宅ケアマネと施設ケアマネの大変さを観ていきましょう!

居宅ケアマネは最後に書類の山に埋もれていく

これは、施設ケアマネにも同じことが言えますが居宅ケアマネは利用者さんへの「訪問」があることが大きな違いですよね!

そうなってくると、利用者さんから「緊急的に来て欲しい」と言われ訪問したり、サービス担当者会議も基本的に利用者さん宅で開催しているので、いつの間にか事業所へ帰った頃には既に終業時間だったみたいな事は日常茶飯事なんです。

もっと驚くのが、居宅介護支援事業者にもよりますが1人のケアマネが50人担当していることもあるんですよね。

そりゃあ、精神的に病みますって。

ケアマネにも安らぐ時間は欲しいものですね!

書類の山で残業が押し寄せてくる

私も居宅ケアマネ管理者をしている時に自宅に帰宅するのは22時が当たり前なことなんて普通でしたよ。

そして何が怖いって、知らぬ間に書類の山に埋もれていくんです。

前述した通り、利用者さん宅へ訪問したり困難事例の対応をしてくだびれた後に待っているのが「書類」なんです。

私自身、そんな書類の山の最高が33㎝でした。

何故か定規で測った位、ガックリきますよ。

書類の山が居宅ケアマネには待っているんです。

となると、まさに燃え尽きる瞬間ですね。

居宅ケアマネあるあるですね。

とは言え、こんな「ケアマネあるあるはなんとかしたい」だけですよね!

それだけ、普通に訪問とかしなくとも書類の山が押し寄せてくるんですと。

そして、施設ケアマネにも相当な仕事が押し寄せています。

施設ケアマネは介護現場にやたらと呼ばれる

施設ケアマネも大変ですよね!

しかしながら、訪問がないから居宅ケアマネよりも楽じゃないと感じる方も多いと思います。

それは、完全に間違いです。

介護保健施設やグループホームで施設ケアマネをしていると1日の半分以上を介護現場にやたらと呼ばれることが多いんです!

何故そんなことが起きると思いますか?

前田(運営者)
それは簡単で、ほとんどの介護保険施設やグループホームは人員配置基準ギリギリ運営をしているからです。

そんな運営状況だと、必然的に介護士や介護福祉士が足りないから応援にきて!

となってしまう訳ですね。

そんな毎日を繰り返していくと、施設ケアマネはもちろん書類が貯まっていく訳です。

そうすると、居宅ケアマネと同じように書類の山が出来上がる訳ですよ!

しかも、施設ケアマネで介護老人保健介護施設のケアマネで1人だと相当辛いのでご注意です。

何せ、100人ほど担当しないといけないので。

(いくら給与が良くても気をつけましょう)

例えば、2人ケアマネがいても50人。

そりゃあ、書類の山になりますと。

これまたケアマネが、半分以上精神的に病んで辞めていく理由になるんですね。

ここまでのまとめと未来

ケアマネとして、居宅だろうが施設だろうが付いていけないと、病んで半分以上が辞めていく理由です。

それだけ、ケアマネは大変ですよと言う話です。

但しです!

もっと、人員配置基準以上の介護人材やケアマネを配置している事業所もあるんですよね!

前田(運営者)
そうなってくると、そう言う職場でケアマネとして働くことをおすすめします。

だって、本来の自分のケアマネとしての働き方ができますから。

やたらとサービス残業なんて、やってられませんよ!

前田(運営者)
給与もそれなりに頂きながら、楽しくケアマネ業務ができることが普通ということを知って欲しいですね。

もう、ここまでいうとケアマネの大変さを知ったと思います。

もちろん知っている人もいると思います。

しかし、そんなケアマネの半分が精神的に病んで辞めていく理由を知っている方こそ、今自分が仕事内容として心の余裕ができているかを再確認した方がいいかなと思いますよ!

但し今、AIを取り込んだソフトも進化しているのでこれからケアマネが精神的苦痛の大部分を占める書類系が楽になっていくと考えます。

そんな良い情報を以下にご紹介しますね!

上記の記事を読んで頂けると解りますが、ケアマネも業務負担が減ることで精神的に病むことも減ると思います。

そして何より、それがもたらすことで利用者さんや入所者さんへもっとフォーカスできるんですね!

前田(運営者)
例えば、訪問した際にタブレットを持参してモニタリングや支援経過を入力することで、それが事業所のPCに反映されているということは既に出来ています。

しかし、それは限られた介護ソフトを展開している業者さんになります。

私がケアマネをまたするなら、そんな介護ソフトを導入した事業所へ転職したいですね!

だって、作業効率が格段に上がりますから。

ケアマネが、未だに古いやり方で仕事をしていては病んじゃいますって。

仕事が溜まることは、ストレスが溜まることへ比例しますからね!

もっと自分がケアマネとして、実力を十分に発揮して仕事が出来ることが1番であり新しいケアマネジャーも増えていくし精神的に病んで辞めることも減っていくんですね。

そんなケアマネが、今後増えていくと私は考えていますよ!

(ただし、ホワイトな限られた事業者に転職・就職が必須です)

少しでも良いケアマネとして働きやすい環境がまずは必要だと思います。

そんな環境が特に新人ケアマネにはビビるほどないので、半分以上辞めていく理由です。

ケアマネにもっと明るい未来がみえることを切に願いますね!

良い介護支援ソフトを取り扱った仕事の負担を減らせる居宅介護支援事業所も潜在的にあります。

良いケアマネとしての働き方を望む方

それでは、ここまで読んで頂きありがとう御座いました!

以下にも様々な情報を掲載しておりますのでご参照下さい。

前田(運営者)

転職は、1日の大半の時間を使う「仕事」にかかわるものであり、給料にも大きくかかわるため『人生の決断』ともいえる大きな転機です。

「適当に決めてしまって後悔した」ということの無いように、納得いくまで相談することが重要。

担当者へ、自分に見合った就職先を伝えましょう!

介護・福祉職対応可能!専任のキャリアアドバイザーへ何なりと希望をお伝え下さい。

介護職としてもう疲れた方へ。

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  • この記事を書いた人

前田 裕

介護施設長をしております、前田裕です! このサイトでは、介護職や他の福祉職の方に向けたアドバイスだけでなく、一般の方に介護の現状を知ってもらうための内容も書いています。 介護や福祉の現場がより良くなっていくためには、どうしていけば良いのか? そんな、悩みが解決出来たらなと思います。

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