こんにちは!
介護施設長の前田裕(@masakuraudo0415)です。
ケアマネジャーって昔は花形な職業で見られていました。
ただ、現状は「ケアマネなんてやってられない!」と言って辞めていく方々も多くいますよね。
実際のところを言うと、大変ながらも「ケアマネならではのやりがい」は多くあります。
そこを突き詰めると、完璧な職場はなかなか自力では見つけられません。
しかし、辛い職場で働いてまでケアマネとして働き続けるのも無理しすぎですとお伝えしたいですね!
そんなケアマネとしてのやりがいについての現状を踏まえながら、何故辛いのかをお伝えしていきたいと思います。
それでは、今回もよろしくお願い致します!
ケアマネとして辛い職場とは?
まさにですよ!
私がケアマネとして、初めて勤務した職場が辛かったですよ。
会社組織では、どこでもOJTが当たり前にあると思います。
しかし、そんなものは全く無かったんですね。
管理者からの教育は無いに等しい状態でした。
介護のプロでもケアマネ初心者は右も左も解らない
私は、居宅ケアマネに転職してから妙に最初は自信がありました。
だって介護福祉士として第一線で活躍したと言う自負があったからです。
適切な介護支援の在り方を介護現場で実践しましたから。
ただそれは簡単に打ちひしがれましたね。
いざケアマネとなって、初出勤はただデスクに座ると言う違和感から始まりました。
「え!?今から何を?」
右も左も解らないみたいな感じです。
管理者は利用者さんのファイルを20冊ほど私のデスクへ積み重ねて、「はい!今から君の担当だよ!」
と言う始まり方でしたね。
とりあえずケアマネとしての仕事を考えた
管理者はそれ以上何も言わずに自分のデスクに座りパソコンを15分程触っていきなり訪問へ出掛けました。
「あれ?僕はこのファイル20冊をいきなり渡されてどう動けと?」
つまり、ケアマネとして自分で今何が出来るかを問いたかったのでしょう。
私は、「ケアマネと言う仕事は今まで自分は介護のプロだと思っていても今は無力」だと当時考えましたね。
そこから1時間程度ファイルを読みました。
名前を覚えて、フェイスシート・アセスメント・ケアプランを見て何となく「よし!とりあえず全利用者さんに会いにいかねば!」となる訳です。
しかし、勝手は出来ないので管理者を待ってから自分の動きを説明することにしました。
そしていざ管理者が訪問から帰ってきたところで「20人の利用者さんへ挨拶へ行きます!」と話したんですね。
すると、管理者は「未だ行って無いの?今まで何してたんよ?」
と言われる羽目になったんですよ。
私は「あ、すみません申し訳ありません」と言うばかりで直ぐに一人で挨拶へ行ったんです。
そもそも、ケアマネが変わるなら一緒に行くのが普通
当たり前なことですよ!
前任ケアマネから新しい担当のケアマネに変わる挨拶は。
それを言葉柔らかく管理者へ伝えましたが、「1人で良いでしょ、俺も忙しいんだから」
こんな回答でした。
もう訳解らなくなりながらも1人で全ての利用者さんへ挨拶へ行きましたよ。
こんなんで、ケアマネなんてやってやってられない!と1日目から感じた洗礼でしたね。
しかし、今は自分で動くしかないと感じて走り回っては実績入力やらも書類をポイっと私のデスクに山積みにされるのも当たり前でした。
介護支援ソフトなんて使ったことないと感じながらも、何とか切り抜けた記憶があります。
毎日夜中まで残業しながら、ひたすらに自分で調べまくってやり遂げてきた感があります。
今考えると、ウルトラ級のブラックですね。
精神的にもおかしいのは、妻からも当時言われた記憶があります。
「ただやるしかない!」そんな感じでケアマネとして1年があっという間に過ぎ去りましたよ。
この時ばかりは、正直精神的に相当キツかったのを今でも覚えていますね。
こう言う事業所で勤務することは絶対にオススメしません!
辛い仕事が実は人間関係だったから辞める
ケアマネなら1度は考えたことがあるはず!
考え方が全く逆の方や、いちいちありがた迷惑みたいなお節介ケアマネ、管理者がそもそも冷たい。
言えば、いくらでも不満だらけの居宅や施設でのケアマネの働く場所が多くありますね!
だって、辛い人間関係だったからです。
「逃げようと感じたから」が正解かもしれません。
どれだけ、やりがいのあるケアマネと言う仕事でも、さすがに人間関係が悪すぎると精神的にも辛すぎたら辞めると言う判断が正解の場合が多いです。
精神的に病んでしまっては、仕事すら出来なくなってしまいますからね!
なので、辛い職場からは逃げようと考えることは正解だと感じます。
そんなことを、私も周りのケアマネの友人から多く聞きます。
そんな方々へは、「もっとケアマネとして活躍できる事業所はあるんだから無理しないが良いよ」と伝えています。
もっと自分の利用に近いケアマネとして働ける事業者で働くことの方が「やりがい」や「給与アップ」にも繋がりますからね!
皆さんも、もし私のような経験や「ケアマネなんてやってられない!と言う方は転職を視野に入れながら未来を考えた方が良いと思います。
それでは、ここまで読んで頂きありがとう御座いました!
以下にも、様々な情報を掲載しておりますので読んで頂けると嬉しいです。