こんにちは!
介護施設長の前田裕です。
今回は、介護士も知っておきたい透析の話について考えていきたいと思います!
看護師や医療従事者であれば当たり前の話になりますが、シャントの管理には気をつけますよね。
しかし、介護士も知っていて損にはなれない事だと思います。
知っておきたい透析の話ですが、ここで簡単に説明していきたいと思います。
透析をされる方はシャントというものを増設します。
介護現場でもよく聞く事があるかと思います。
「シャントのスリル音がおかしい」
こんな事が何を意味しているのか?
考えたことはありますか?
今回は、医療分野の話をしていきたいと思います!
それでは、今回もよろしくお願いいたします!
シャント増設と意味や管理方法とは?
まずシャントについてご説明していきますね!
シャントを増設する意味は、血液量を補うために動脈に流れる血液が必要になり、動脈と静脈をつなぎ合わせる事が不可欠になるのです。
血液透析の目的は老廃物の除去です。
腎臓の機能がほぼ機能していない為、透析を行うわけですね!
効率的に浄化するための十分な血液量(毎分200cc程度)を確保しなければいけません。
介護士の方もこの辺りは抑えておきたいですね!
更に、深掘りしていきたいと思います。
シャントには外シャントと内シャントがある
ちなみに、シャントにも外シャント・内シャントがありますが、外シャントは血液凝固が起こりやすい傾向にあり、感染症の危険性のリスクが高い為に現在ではほとんど内シャントが主流となっています。
静脈と動脈を繋ぐ外科手術が必要です。
しかし血管が細すぎる為に、テフロンやポリウレタンなどの素材を用いて人工血管を用いる事もあります。
ここまでくると、「ん?わからないじゃ無いか?」
となりそうですが、介護士さんも知っておくことで全く介護のスキル上昇にも繋がるでしょう!
又、この時に看護師が観察するポイントとしてはシャント部のスリル(シャント部の振動)をしっかり把握する事になります。
よく看護師さんが聴診器でシャント部の音を聞いている事を見かけた事は無いですか?
この様な事は、病院では当たり前の事ですが、自宅や介護施設となるとなかなか難しい事になります。
そこで、血液透析をする本人はもちろん、訪問看護師が活躍する場面でもあります。
シャント部は清潔にし、圧迫を絶対的に回避しなければ、最悪敗血症にもなる恐れがある為に管理が必須と言えます。
これは、介護士も知っておかなければ大変な事になりかねません。
知っていれば、直ぐに看護師へ報告出来ます。
介護士は医療分野も出来る限り知っておく
これから、高齢者も増加していくので看護師は当たり前でも、介護士もこの様な医療的な知識は知っておくべきと言えますね!
在宅介護がこれから更に推進されていく中で、訪問介護の介護士は特に必要な知識だと考えます。
透析患者がまず気をつけなければいけないのが、塩分の過剰摂取です。塩分を摂りすぎると喉が渇き、その結果として水分も摂りすぎて適切な体重管理ができなくなるからです。
又、透析を受ける方の食事にも気をつけなければなりません。
まずカリウムとリンの摂りすぎは要注意でなんです。
カリウムは腎臓が悪くなると上手く排出出来なくなります。
逆に摂りすぎると高カリウム血症を起こします。
そうなると、不整脈や心不全を起こす原因になります。
色々と介護士としては大変かもしれませんが、透析を受けている腎不全の高齢者さんの事を知っているか知らないかで、全くケアの質も変わります。
解らない事や、気をつけるべき事は看護師さんや医師へ確認をして連携する事が大切ですよと言う話です。
以下に、介護士も介護福祉士も取得できる重度訪問介護研修についてご紹介しておりますので、合わせてご参照下さい。
それでは今回も、ここまで読んで下さりありがとうございました!
以下にも、様々なブログがありますのでご参照下さい(^ ^)
介護士の皆さんが笑顔で仕事が出来る事が一番大切だと思います!