こんにちは!
介護施設長の前田裕です。
介護施設で働いている介護士やケアマネの方の中には、退去させられる高齢者さんを必ず観たことがあると思います。
いきなり退去みたいなこともたまにありますが、介護保険施設よりも民間のサービス付き高齢者専用住宅や有料老人ホームにおいての退去が結構多いです。
何故このようなことが特に最近の介護情勢を観ていても多い原因について解説していきたいと思います。
それでは、今回もよろしくお願い致します!
認知症が重度化してしまい介護職員では対応ができない
介護施設には様々な疾患や、それこそ認知症を罹患している高齢者が多く入居・入所されています。
しかし介護施設でそんな安心できる生活を送れていても認知症を発症している高齢者さんが入居・入所されることも同時に多いのが現状です。
そんな認知症も重度化していくことも多いですよね!
アリセプトやメマリーといった認知症の進行を遅らせたり、精神的に少しでも穏やかな精神的なお薬を服用されていても重症化していくケースも少なくありません。
そうなってくると介護職員も対応に悩み、様々な認知症介護支援を考えていく訳ですね!
重度化すると他の高齢者へも影響が出てしまう
認知症が重度化すると様々な症状が前面に出現してしまいます。
ここでポイントですが、介護職として認知症を理解していても「なんでそんな大声出すの!」「他の部屋に入らないでって何回も話してるでしょ!」
このような声掛けをしていませんか?
そんな難しい認知症介護について解説した記事を以下にご紹介しますので合わせてご参照下さい。
上記のユマニチュードという認知症介護は「抑制・虐待」に繋がっているような介護支援を180度変えたようなケアの方法になります。
認知症介護も奥が深く、解決には難しい局面もありますが様々なケアの知識を理解して重度の認知症高齢者へ適切な支援が出来るようになりましょう!
しかしそれを試行錯誤して、認知症重度の方への認知症ケアを実践していきましょう!
時間を掛けて、ひたすらに認知症重度の高齢者さんの気持ちに先ずは寄り添うことから始めるのが正解です。
どうして退去に至るのか?
上記で解説したことを、介護職や他の職種の方々と一生懸命頑張って介護支援をしているけれどもどうにもならない事もあります。
そこまでしてもどうにもならない位になり、他者へ大きな影響が出てしまうのであれば家族やケアマネ・管理者を含めて一旦退去してもらう趣旨をしっかりと説明しましょう。
そんな介護施設で働いていても全く成長はしにくいでしょうね。
様々な認知症介護や、介護技術を駆使して医療の力やケアマネとも常に情報共有をしながら様々な知恵を駆使することが介護という仕事です!
以下に、ちょっとでも役に立つ記事をご紹介しますのでご参照下さい。
今住んでいる介護施設を、高齢者がどうしようもなくいきなり退去させられる原因はここまでご紹介した通り理由は様々です。
相当な重度の認知症高齢者であれば一旦精神科への入院もあるという方法もあります。
その際は主治医へ要相談となりますよね!
そこまでの過程が大切だということなんです。
高齢者も好きで介護施設に入居・入所した訳ではない方もいる訳ですから。
それなのに、しっかりとした説明もなく勝手に退去させようとすることはご法度ですよと言う事なんです。
その為に、介護職やナースが人員配置として仕事をしているのですから。
様々な視点から、退去されそうな高齢者への介護支援を考える事も介護現場では必要な支援です。
ただ上司に任せるだけではいけません!
そして、しっかりと記録に残しましょうね。
以下にも、介護支援において必須な記事を書いておりますので合わせてご参照下さい。
それでは、ここまで読んで頂きありがとう御座いました!
以下にも、様々な情報を掲載しておりますので読んで頂けると嬉しいです。