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[なんとかしたい!]介護士不足の慢性化の感想

こんにちは!

介護施設長の前田裕です。

今回は、なんとかしたい!介護士不足の慢性化の感想について考えていきたいと思います!

介護事業者がどれだけ介護士や介護福祉士を雇用しても、直ぐに辞めてしまったり又は求人を出しても介護人材が集まらないという状況が起きています。

これはかなり深刻な事です。

経営側も頭を抱え込んでいる状態です。

以前より介護人材の確保については、国もなんとかしたいと外国人介護人材の導入を進めていますが、それでも年々介護士が不足している事態です。

少子高齢化の日本にとって、これはますます深刻化していきます。

これだけは、なんとかしたい介護情勢の大問題事項です。

そもそもの介護士・介護福祉士・ケアマネの給与は国がどれだけ予算を投じても、介護報酬の低さもあり低賃金のままです。

介護業務・支援事態がかなりハードなので、労働対価が伴っていないので介護業界への新規流入も低迷しているのです。

それでは、こんな深刻な状況をどう考えていけば良いのか私見を踏まえて、考えていきたいと思います!

本当になんとかしたい介護士不足の慢性化問題です。

それでは、今回もよろしくお願いいたします!

何故介護人材が不足しているのか?

何故、介護人材が不足しているのか?

それはまず、介護士という仕事事態に魅力を感じなければいけません。

そうなるにはどうしたら良いのか?

結論、労働対価を上げる事とやりがいを感じる仕事である必要が1番です。

しかし、現状それは不可能に近いです。

普通の企業であれば、利益優先で営業マンや企画部・経営戦略を試行錯誤しながら経常利益を上げて、それに見合った収入を得るという現代は超資本主義社会です。

これにより、経営が赤字転落する企業は直ぐに倒産か他の企業へ買収されていきます。

では、介護業界はどうでしょう?

介護事業者の収益の殆どが「介護報酬」メインで経営しています。

病院の経営と同じようなものです。

病院も診療報酬で経営していますが、これがまた介護報酬とは比べ物にならない程高いので医師は高給取りなのです。

低い介護報酬が問題

介護報酬が低い例を1つご紹介しますね!

生活援助での介護報酬内容ですが、例えばヘルパーさんが1時間未満で掃除や調理等をすると、1単位を基本10円とすると[394単位✖️10=3940円]

となります。

加算等も付きますが、それでも安いものです。

前田(運営者)

ここから人件費や経費を引いていくと、どれだけ介護報酬が低いかが理解できますよね。

しかも、介護人材が居ないとヘルパーとして動けません。

なので本末転倒なのです。

余談になりますが、裏を返せば有料老人ホーム等に入居している居室へ何回もヘルパーさんが来るのは、回数を重ねて介護報酬を少しでも多く得る手法をしないと介護事業者自体が経営出来ないからです。

ただの掃除という名目でも言い訳です。

勿論、ケアプランに基づいて介護事業者は動かなければなりません

いわゆる、囲い込みと言われています。

上記で説明した通りの事で、介護事業者が必死に介護報酬で稼いでいる状況なので、介護人材が確保出来ません。

そして、介護報酬は国から頂く対価なので、書類系の仕事も多く割りに合わないという負のスパイラルな訳です。

こんなギリギリな介護業界でやりがいを持って仕事を出来るなら、それはそれで良いと思います。

それでも介護にやりがいを感じてくれてありがとうという事です。

今後、介護人材不足の慢性化だけは避けたいですね!

介護報酬は低いけれどもやりがいは100%!

前項で、散々介護報酬や介護事業者の経営手段についてリアルに伝えて生きましたが、それは国の方針なので仕方が無いに尽きます。

国が介護保険をもっと考えてくれれば良いだけの話です。

それでは、介護という仕事のやりがいを感じて頂きたいので私なりに考えてみます。

このブログでは散々介護は素晴らしい仕事だと言ってきている私です

介護報酬が低い・労働対価が低いだの言っていますが、事実なので仕方ないです。

 

正直、介護保険制度自体がこの先どうなるかも解りません。

しかし、介護にやりがいを持って仕事をしている介護士は沢山居ます。

それでも介護人材は足りて居ませんが。

行政や介護人材紹介サービスが大活躍中!

そこで、介護人材を確保する為に、国だけでは無く市区町村の自治体や社会福祉協議会も動きを見せています。

しかも本格的にです。

福祉の合同面接会というような文言がよく、ハローワークや社会福祉協議会で紹介されています。

それだけ、介護人材が必要なんです。

そして、一番力を入れているのが介護求人・転職サイトです。

今や殆んどの介護事業者が介護求人サイトを利用して、介護人材の確保を積極的に動いています。

これで、これから多くの介護への関心を持って頂きたいと私は期待しています。

介護士はこれからもっと急成長していく希望

今回は、なんとかしたい!介護士不足の慢性化の感想について考えていきました。

介護業界は、今大きな転換期にいるのかもしれません。

日本は社会保障制度や年金問題が大きな課題です。

少子高齢化で、高齢者への詐欺も増加してきています。

これは、なんとか警察が対応してくれると良いです。

需要が高齢者にある事が、良い方向でビジネスとして大きく飛躍すれば介護業界にも大きな期待が寄せられ、介護人材も増える事が出来るでしょう。

前田(運営者)

なんでもポジティブに介護業界が良い方向へと動く事が一番だと私は感じます。

これから、介護業界は大きな分岐点を迎えるでしょう。

日本が迎える超高齢化社会へ様々な企業も参入し、介護保険外サービスが普及してく事もあり得ると考えます

というか、あります。

既に、配食サービス関係の企業が動き出しています。

なんとかして、介護士不足の慢性化を防がなくては将来的に問題になると言う感想と言うか現状なんです。

それでは、今回もここまで読んでくださりありがとうございました!

こちらの記事も合わせてご参照下さい。

介護福祉士の方のスキルアップや良い転職について書いております。

ここまで読んで頂いてありがとう御座いました。

以下にも様々な情報を掲載しておりますので読んで頂けると励みになります!

前田(運営者)

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  • この記事を書いた人

前田 裕

介護施設長をしております、前田裕です! このサイトでは、介護職や他の福祉職の方に向けたアドバイスだけでなく、一般の方に介護の現状を知ってもらうための内容も書いています。 介護や福祉の現場がより良くなっていくためには、どうしていけば良いのか? そんな、悩みが解決出来たらなと思います。

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