こんにちは!
介護施設長の前田裕です。
介護の世界で10年以上も働いていると、介護福祉士国家資格も所持して入ればいつかは管理者へとなれる道はいくらでもあります。
しかし、給与を見てビックリする事ってありませんか?
さすがに、介護施設長クラスになるとそれなりに良い給与が支給されるかもしれません。
しかし、管理者と言ってもピンキリです。
管理職として役職手当がついてくると思いますが、1万円〜3万円も頂けたら良い方ではないでしょうか?
そもそもの基本給が安い介護福祉士なんですよ!
そこに重大な責任がのしかかって1万〜3万円って、おかしくはないですか?
しかもビックリする事に、介護福祉士管理者の給与を軽く超える看護師がいる事を・・
看護師さんが管理者ならば、まだ話は理解出来ます。
しかし、普通に平社員で看護師さんの給与の方が介護福祉士管理者よりも高い。
いや、随分と高いと言う不条理が様々な介護事業者で起きているんですね!
普通の会社員で課長や部長より給与が高い平社員が普通に居ますか?
出来る社員なら解りますよ。
今の日本は実力主義社会なので、年功序列の様な古い体質の会社や公務員位にしか給与の差は生まれません。
ただ、介護福祉士も専門職なんですよ!
しかも、管理者と言ったら「会社で言えば部長クラス」でしょうか。
そんな部長クラスの介護福祉士管理者は、新人として入ってきた看護師さんの給与にも及ばないと言う不条理が当たり前の様に存在しています!
これじゃあ、介護人材に魅力を感じない若い世代は多くいるでしょうね。
病院ではしっかりと役職者との区別は出来ているんですけどね。
これが介護の世界になると、どうしても看護師に給与で勝つ事は不可能に近いです。
そんなに介護福祉士って存在価値がないのか?
とすら考えてしまいますよね。
そこで、私は介護施設長になるしかないと考えて、ひたすらにあらゆる資格や研修修了を取得しました。
そんな介護福祉士管理者の良い転職方法や、私の実体験を踏まえながらお伝えできれば良いかなと思います。
それでは、今回もよろしくお願い致します!
看護師は医療従事者であるからこそ給与が高い
看護師には大きく分けると正看護師と准看護師の2つですよね!
保健師や助産師は正看護師から更に経験値と試験を受ける事でなる事が出来ます。
大学で正看護師国家試験に合格し、更に保健師へなる為に更に大学へ在学する方もいます。
それだけ、看護師は専門性が高い医療従事者であると認知されています!
また、補足ですが准看護師は国家資格では無く都道府県の知事からの免許になります。
そして、正看護師からの指示を受けて医療行為を行う事となっております。
(ここは結構知らない介護職も多いかと思いますので参考までに)
看護師って、それだけの歴史や医療従事者としての専門性があるからこそ給与が高いと言う訳ですよ!
この辺りは、介護福祉士も頭が上がりません。
但しです!
・看護師は「医療に重きを置いた存在」です。
・介護福祉士は「介護支援に重きを置いた存在」です。
お互い、それぞれの専門性がありますから「給与格差」はおかしいと考える訳ですよ!
看護師が給与が高いのは医療知識の元「命に左右されるから」と言う事で基本給が高く設定されるんだと思います。
しかし、介護福祉士も年々専門性が高くなっているので「絶対に諦めてはいけません!」
介護福祉士の専門性は幅が広いオールラウンダー
介護福祉士も昔は看護師の指示で動いていました。
私が介護老人保健施設で働いている時は、介護支援が思いっきり発揮出来ない時代でした。
しかし、介護保険制度が誕生してからは大きく介護福祉士へのニーズが高まっているんです!
介護福祉士を基礎資格としてケアマネジャーになるのが始まりでした。
ここは、大きく介護福祉の業界に変革をもたらしましたね!
そして、様々な団体から介護の専門性が高い事から任用資格も誕生してきたんですね。
しかも相当な専門性を持った資格や研修です!
介護福祉士って、高齢者への介護支援だけがメインな仕事だけではありません。
認知症に関する資格や、重度訪問介護の様な医療知識が必要な資格まで存在します!
私も終末期ケア専門士と重度訪問介護資格は所持しています。
介護福祉士の専門分野は高齢者介護のみならず、障害者福祉にも精通していますからね!
実際に、障害者施設で働いている介護福祉士の方も多いんです。
これだけ、広い範囲での専門性を持ち合わせているのが「介護福祉士」なんです!
介護福祉士って、相当な幅の広いオールラウンダーな専門職と言う事がお解り頂けるかと思います。
そこに、様々な介護支援に必要な資格や研修の修了を持ち合わせている凄い職種だと理解して下さい!
介護福祉士の凄みとは、こう言う部分です。
介護の現場で1番必要とされるのは介護支援
ここまでご紹介してきた通り、介護福祉士は相当な専門性を幅広く持ち合わせています。
看護師の給与が介護福祉士管理者より高い事は、今から変わっていくと思います。
そして、そんな介護福祉士をバカにした様な介護事業者で働くよりも転職する事で、介護福祉士を大切にしているホワイトな就職先も存在しますとお伝えしたいです!
よく感じる事ですが、今の介護現場からは離れ難い介護福祉士が多いです。
私も昔は、そう言う介護転職エージェントは何かしら抵抗がありましたからね。
しかし、いざ様々な介護転職エージェントを利用してみたら目から鱗でした。
予想以上に丁寧に自分に見合った介護職場を提案してくれたり、履歴書の添削や見学の段取りをしてくれたりとハローワークには無い機能を持ち合わせていたんですね!
そして、介護の現場で必要な人材は介護福祉士みたいな所に転職したいと曖昧ながらも相談してみると。そう言う職場をピックアップしてくれるんですね。
本当に助かりましたよ!
それで、何とか介護支援を第1に考える介護施設で施設長になれましたから。
これから、介護支援を1番必要としている介護職場を転職エージェントへ相談する時代になってきたなぁと感じる日々です。
不条理な転職だけは避けましょう!
意味がありません。
それでは、ここまで読んで頂きありがとう御座いました!
以下にも様々な情報を掲載しておりますので読んで頂けると嬉しいです。