こんにちは!
介護施設長の前田裕です。
今回は、介護分野での有効求人倍率が増加中について考えていきたいと思います!
介護人材が問題視される中、介護士やケアマネの有効求人倍率は増加の一途を辿っています。
要介護者は年々、増える中で介護分野への求人が山ほど出ています。
なので介護分野が注目を集めることは良いと思います。
しかし、「介護分野でこれから働こう」と言う方がまー少ない訳です。
これは困った事態ですね。
実際に、有効求人倍率は都道府県にもよりますが基準値である1.0をどこの都道府県でも超えていると言う事態です。
つまり、介護分野へは1発で転職しやすいのに何故か年々介護士へなりたい方が増加中なわけです。
実際に、介護はきつくて低賃金と言うレッテルを昔から貼られている様な状況です。
しかも、追い討ちをかけるかの様に少子高齢化が問題であり、若年層の介護分野への参入が減っているのです。
想像以上に。
介護分野ってなんでいつも、底辺な仕事みたいな見方をされるんでしょうね。
悲しすぎます。
福祉の精神があるって凄いと私は思いますけども。
介護分野ならではの嬉しさや楽しさってありますよね。
介護分野で働きたいなと思ってくれる様に私も頑張ってブログを書いていきますね!
それでは、今回もよろしくお願いいたします!
介護分野の有効求人倍率についての現実
前述でもお話した通り、介護分野の有効求人倍率は増加中です。
と言うか、相当な右肩上がりで推移しています。
それだけ、介護分野での仕事は確実に確保出来る位の有効求人倍率です。
厚労省が掲載した「介護人材の確保」について掲載しているのでご参照ください。
厚労省・第4回福祉人材確保対策検討会より引用
資料を観て頂けるとお解りの通り、全国基準の平均での介護分野への有効求人倍率はなんと3倍を超えると言う事態になっています。
簡単に言うと、「1人介護分野で雇用したいところが、実は3人必要なんだよ!」
みたいな考え方で良いと思います。
それだけ、介護分野に求人があるんです。
しかし、実は他にも介護分野に求人が溢れかえっている理由もあります。
介護離職が止まらない!
正にタイトル通りです。
介護分野では体力や精神力が相当強く無いと生き残れない環境が出来上がっています。
介護分野の闇ですね。
介護人材不足が主な原因ですが、介護特有の腰痛の悪化やメンタルを壊してしまっての離職が実際に起きています。
更には、低賃金なのにサービス残業やら研修会やらですね。
働き方改革が施行されたのにです。
又、先ほど有効求人倍率は増加中なので採用されやすいとお伝えしましたが、もっとお伝えしたいことがあります。
それは採用率は相当あるが、離職率は更に上をいってますよという事実です。
これでは、せっかく介護分野に入ってきた新人介護士さんが直ぐに辞めてしまうと言うリアルですね。
こんなやばい状況は早急になんとかしないといけない以上のレベルの問題です。
例えるなら、介護業界にリーマンショックを受けている様な事態です。
なんとか介護分野に注目が集まるように改善策を国から打ち出して欲しいばかりです。
介護分野の有効求人の中でも良い介護事業所へ転職も大有りです
如何でしたでしょうか?
今回は、介護分野での有効求人倍率が増加中について考えていきました。
もっと注目を浴びる介護分野であれたらなと考えますよ!
解ってきた事は、介護分野の離職率も増加中だと言う隠された事実です。
こんな状況のままでは、介護分野の有効求人倍率が相当あって簡単に就職出来たとしても、離職率も多いと「意味がないよね!」
と言う事です。
これは、介護事業所や介護保険施設も環境的な整備や介護分野の人材を手厚く守る努力が必要だと言う事です。
せっかく採用した介護人材は大切にして、プロの介護分野で働くプロフェッショナルをどんどん育成していかないと、介護分野に未来はありませんよね。
有効求人倍率が高い事は、実際良い事です。
そう捉えるしかないです。
そして、そんな介護人材をしっかりとした協力体制と働き方改革を実行する事で、「介護ってやりがいあるな」という介護士が増える事がもっとも重要だと言う事です。
介護分野の急成長で、介護士やケアマネが働きやすい仕事になる事を切に願います!
それでは、ここまで読んで頂きありがとうございました!