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夜間徘徊がみられる認知症患者への介護支援は観察を重要視する

こんにちは!

介護施設長の前田裕です。

今回は、夜間徘徊がみられる認知症患者への介護支援について考えていきたいと思います!

2019年度の話ですが、以前警察庁が全国の警察へ届出があった徘徊が原因での行方不明者数は年間約1万7千人にも上っていると発表がありました。

こんなにも徘徊で行方不明者がいるとは驚きです。

そして、行方不明から5日間が経過すると生存率はほぼ0%になるとの事です。

恐ろしいですね。

私も居宅ケアマネをしていた時に、夜間徘徊が時折観られる利用者さんが居て、本当に悩んだ事がありました。

警察は勿論、家族・地域の民生委員さんや地域包括支援センターの方々も総出で探し回った事を覚えて居ます。

案の定、その方の生活歴を観て見ると元農家出身だったこともあり、近くにみかん畑が多くあったのでその付近を重点的に探して2日目の朝にみかん畑の木の下に座り込んでいるところを発見できて、本当に安堵の気持ちで涙した事を今でも鮮明に覚えています。

生活歴はとても重要だと、心底感じた出来事でした。

基本的に夜間徘徊がみられる認知症高齢者さんは大きな原因があります。

それを模索するのが介護士や介護福祉士の認知症介護としてのプロの仕事ですね。

それでは、今回もよろしくお願い致します!

認知症の方が徘徊するのには意味があるんです

そうなんです!

認知症だからって、徘徊する事自体に意味がある事が多いんです!

認知症患者さんが何故徘徊又は、夜間徘徊するのか?

その辺りを例を挙げて考えて観ましょう!

認知症患者が徘徊する理由3選

それでは、ご紹介していきます!

  1. もし自宅から「家に帰る」といって外出した際に、「自宅」の場所がわからなくなり歩き続ける
  2. 行きつけのスーパーに出かけて行ったものの、自宅へ帰る為に何時間も歩き続けている
  3. 家の中で何かを探しているように歩き回っている

上記で挙げた3つの事例には、全て認知症患者さんが徘徊と言う名の下に「意味」があります。

又は確実に徘徊と言われながらも「理由」があるのです

それを、認知症の症状だと理解されずに近所の方々から、徘徊と言うこの単語だけで片付けられてしまっているのです。

悲しい現実ですね。

1.では、外出したが家に帰る為の道を探していると言うしっかりとした理由があります。

2.では、これも同じで楽しみな買い物へいったものの、帰り道を探していると言う意味があります。

3.では、自分が愛用していたものを探している、又は今必要なものを探していると言う理由があります。

この様に、認知症患者さんにはしっかりと「理由」があり徘徊又は夜間なら「夜間徘徊」と言われてしまうのです。

徘徊を減らす為に行う支援とは?

上記の様な、徘徊や夜間徘徊については意味があって本人は理由があり行動しているとお伝えしました。

そこで、認知症患者さんの意味がある行動、所謂徘徊はとても危険を伴います。

特に、夜間といえば交通事故や不慮の事故のリスクが大きく高くなります

そこで、どうしたら徘徊や夜間徘徊を緩和出来る様な支援が出来るのか?

何を重要視するべきかを考えてみましょう。

それでは以下で詳しく考えていきたいと思います!

認知症患者さんを観察し外出支援を行う

先ず、徘徊を頻繁に行う認知症患者さんのタイムスケジュールを把握することから始めてみましょう。

それにより、認知症患者さんへの外出支援が出来る事もあります。

これはケアマネの腕の見せ所でもあります。

例えば、その方の1日のスケジュールは大抵、決まった時間に徘徊してしまう等の思考が基本的に決まっている事が多いです。

生活歴を考えるのも大切です。

いくら認知症患者さんといえど、短期的な記憶障害が多く昔の記憶程、最後まで残っていることが多いからです。

例えば、漁師を仕事としていた方ならば、朝起きるのが早い事が解ります。

豆腐屋さんもそうですね。

又は、夜間帯に仕事をしていた方なら、昼間は休憩時間が長いかもしれません。

そんな生活歴が認知症患者さんの徘徊で行方不明を予防する事が予測出来る事も多くあると言う事です。

又は、徘徊と言う症状がで出した方への支援として、その方が好きな趣味や楽しめる時間を作って見るのも効果的です。

こういう介護支援ってとても大切ですよね!

人間誰しも、趣味は没頭してしまう事って結構ありますよね?

それで、気を紛らわして尚且つその趣味で疲れたら夜間はぐっすり眠る事も出来やすいですよね!

介護支援方法は無限大です。

外出支援も、徘徊が観られる認知症患者さんへも意味のある支援内容です。

このように日頃からの認知症高齢者さんへの観察は大きな意味を持っています。

夜間徘徊があるのであれば、何故その様な行動に至るのかを本人を攻めずに、周りが支援する事がとても大切な事なのです。

認知症介護での徘徊は地域で守ろう!

いかかでしたでしょうか?

今回は、夜間徘徊が観られる認知症患者への介護支援!について考えていきました!

認知症患者への介護支援はとても難しいですが、地域で見守る体制づくりが一番だと思います。

介護事業者だけでは、到底無理です。

ケアマネもドタバタです。

私がずっと考えて言っている「地域包括ケア」が完全に軌道に乗る事が一番だと思います。

少子高齢化社会の日本では、地域の支えがとても重要という事です。

例えば、昔のお隣さんが必要と言う事です。

高齢者の方々を老害と呼びつける前に、今までの日本を成長させてきた高齢者や認知症患者になってしまった方を若い世代が支えても良いじゃないですか。

どれだけ今の日本を支えて頑張ってきたか。

私は、介護という仕事で何故か大先輩である認知症患者さんから「ありがとうございます」と言われた時に、思わず言葉に詰まった事があります。

いつも、夜間になると不眠で夜間徘徊を繰り返し様々な介護士や看護師から、「早くねらんね!何もないよ!」

こんな罵声を浴びているこの認知症患者さんから「ありがとうございます」

私は、「ごめんなさい」と心で呟く他ありませんでした。

「なんて小さい人間なんだ俺は!」

と心底感じた私でした。

我々、介護士や福祉に携わる職種は今回のテーマである「認知症患者の夜間徘徊」についてもそうですが、もっと心を広く持ち介護のプロである前に人間として、もっと出来る事があるんじゃないかとも考えます。

これからの、認知症患者さんへの介護支援方法にはまだまだ大きな課題がありそうですね。

介護支援にはとてもやりがいがあります。

日頃からの観察を介護職チーム全員で一丸となって行うことが必然です。

また、重要視することはなんなのか?も同時に考えながら夜間徘徊をある程度でも改善にできる介護支援を実践していきましょう!

以下の記事も合わせてご参照下さい。

それでは、ここまで読んで頂きありがとうございました!

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  • この記事を書いた人

前田 裕

介護施設長をしております、前田裕です! このサイトでは、介護職や他の福祉職の方に向けたアドバイスだけでなく、一般の方に介護の現状を知ってもらうための内容も書いています。 介護や福祉の現場がより良くなっていくためには、どうしていけば良いのか? そんな、悩みが解決出来たらなと思います。

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