介護の現場

先輩介護士には必ず知ってほしい後輩指導の正しいやり方

こんにちは!

介護施設長の前田裕です。

今回は、先輩介護士には必ず知ってほしい後輩指導の正しいやり方について考えていきたいと思います!

ただ介護の仕事を熟知しているだけで後輩介護士から頼られる先輩介護士であると勘違いしてはいけません。

後輩を指導又は教育していく上で大切なことを紹介していきます。

昔の様な、バッチバチの指導は決して行ってはいけません!

それでは、今回もよろしくお願いいたします!

後輩指導で大切なこと

 

介護の現場で後輩に指導する場合は、まずは仕事の重要性を伝える事が当たり前ですがとても大切です。

例えば、介護士は高齢者の自立支援を行い、その方のニーズにあった最適な介護支援を元に生活が送れるように支援をする大切な仕事である事です。

介護士の仕事に対して甘い考えを持っているままだと、仕事を教えてもきちんと伝わらなかったり、いい加減にやるようになるかもしれません。

そうすると最悪、転倒や廃用症候群への道へ向かってしまう介護を教えてしまうかもし兼ねません。

例に挙げると、一部介助であるべき事を全介助してしまったり、抑制や虐待に繋がる事も知らないうちに行っていたとなるケースもあります。

なので、まずは仕事を教えるよりも根本的な介護士の重要性や役割を伝えましょう。

そして話をよく聞いて、きちんとフィードバックすることが大切です。

後輩とコミュニケーションを取って、教えるばかりじゃなく後輩の話も聞きましょう。

そして、フィードバックをします。

先輩介護士は、後輩の考えを聞いて、自分の経験を踏まえたフィードバックをして信頼関係を築くことが必要です。

そして、後輩介護士の考える力を磨きます。

ただ介護業務をを手取り足取り教えるのではなく、どうしてそれを行うのか考えさせることが大切です。

たまに「どうしてこれをやると思いますか?」などの質問を投げかけて、後輩の考える力を磨きましょう。

そうする事で、自分で判断して正しい行動ができるようになり、教えた仕事以外も自分から考えて行えるようになります。

そして相手によって指導の仕方を変えることも必要です。

厳しく教えられて頑張れる人や、優しく教えることで積極的に仕事をする人、褒めることでどんどん自分から行動してくれるようになる人など様々です。

相手のタイプを見極めて相手にあった指導をするように心がけましょう。

今の時代、なんでもパワハラだと言う方もいますが、そこは先輩介護士もよく理解した上で指導する事が大切です。

介護士の後輩指導における悩みとその対処法

 

介護士の後輩指導における主な悩みは、「教え方がわからない」「コミュニケーションがきちんと取れるか心配」「仕事の知識やスキルが不足している」という声が多いです。

確かに、私も最初は後輩介護士へ教える際に何故か緊張してしどろもどろだった記憶があります。

教え方がわからない

「教え方がわからない」に関しては自分が今までどう教えられたかを考えるといいです。

また教えられたときに困ったことなども思い出すと、自分が教える側になるときはもっとわかりやすく伝えようと思うことができます。

例えば、「専門用語ばかり使われて理解が追い付かなかった」という経験があるなら、教えるときは専門用語ではなく簡単な言葉を使おうということになるのです。

コミュニケーションが取れるか心配

「コミュニケーションが取れるか心配」に関しては、まずは後輩の話を聞いて共通点を見つけましょう。

共通点があれば、すぐに打ち解けてコミュニケ-ションが取りやすくなります。

また、自分が話すばかりではなく、後輩の話を聞いてどんな性格の人なのかを見極めると指導するときにも役立ちます。

仕事の知識やスキルが不足している

「仕事の知識やスキルが不足している」と感じて「自分なんかが教えていいのか?」と思い悩む方もいます。

しかし、教える側はものすごく仕事ができる必要はないです

後輩よりもちょっと仕事を知っているくらいの方が、後輩の気持ちを理解しながら教えることができるので、むしろプラスです。

また知識やスキル不足は足りないと思ったときに、その都度補って自分を成長させていけば大丈夫です。

難しいことでいっぱいの後輩指導

 

後輩介護士への指導は難しいです。

自分の仕事が忙しい時にも後輩を指導しないといけませんし、自分で仕事をしたほうが簡単に終わることでも後輩に教えていたら、時間がものすごくかかってしまうことがよくあります。

その結果ストレスがたまることも…。

また指導では、あまり口を出しすぎると文句を言われたりするからどの程度教えたらいいかわからないことや、後輩が何がわからないのかわからないといった人間関係においても難しいです。

「伝わっているかもわからない」や「メンタルの弱い後輩が辞めてしまったらどうしよう」という不安でいっぱいになると思います。

しかし、どんな仕事でも後輩を指導する場面が必ず出てきます。

介護の仕事では特にチームワークやお互いの信頼がとても大切になってきます。

後輩指導を通して仕事場での信頼関係を作り、業務を円滑に進めるように頑張りましょう。

また、後輩指導を通して自分自身の成長にも繋げていきましょう。

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!

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  • この記事を書いた人

前田 裕

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