こんにちは!
介護施設長の前田裕です。
簡単に言いますが介護支援専門員にとって主任介護支援専門員(主任ケアマネ)は先生みたいな感じです。
何故、主任というネーミングがついたのかは解りませんがとりあえず「ケアマネとしての経験が5年未満の方々へ色々と教える立場」であるということですね。
一応、私も主任介護支援専門員の研修を修了しています。
相当な研修時間で学んだ主任介護支援専門員という責任感あるオールマイティーに先導していくことが重要な資格でもあります。
そんな主任介護支援専門員がこれから若手として出てくるケアマネを先導してかなくてはいけない重要な担い手であることについて考えていきたいと思います。
私の経験談も踏まえながら紹介していければなと思いますね。
経験した者にしか現実は解りませんから。
それでは、今回もよろしくお願い致します!
そもそも主任介護支援専門員の役割はなんなのか?
そもそも2006年に介護保険制度改正で主任介護支援専門員という介護支援専門員の上位資格として創設されました。
そんな主任介護支援専門員は、何故生まれたと思いますか?
簡単にまた言いますが、普通の介護支援専門員よりも福祉や医療・インフォーマルサービスを提案するエキスパートであり主任ケアマネではないケアマネへそんな知識や応用を教える立場にあります。
もっと簡単にいうと介護支援専門員のエキスパートと認識して頂けたら良いですね!
主任介護支援専門員が担う役割の詳細
主任介護支援専門員として特にインフォーマルサービスについては相当な知識と何より情報量を持っていないといけません。
(ここが実は主任ケアマネにとって1番のポイントでもあります)
私は主任介護支援専門員ですが、なんかそんなスペシャルなエキスパートである自信はないですが統率するという意味合いではなんとか出来るかなと感じます。
「何故ならば他のケアマネと違う視点の情報量を極限までに知ることに徹しました」
それが、インフォーマルサービスですね!
この詳細を追っていきます。
偉そうに言っている訳ではないですがリアルな主任介護支援専門員としての思考の1つとして聞いて下さい。
それではさっそくいってみましょう!
もちろん主任ではない介護支援専門員もインフォーマルサービスの知識量は相当持っていないといけません。
ただし、はっきり言いますが介護支援としてフォーマルサービスをなんとなく知っていても意味がないんですよね。
そんな事は介護支援専門員なら誰でも出来ますから。
やっぱり、それだけ主任介護支援専門員としての自覚と情報量の核心を持たないと意味がありませんからね!
今でもよく見かける居宅ケアマネの動向として、とにかく介護保険制度に重点を置きまくることです。
これは半分正解で半分不正解です。
担当する利用者さんの初回面談(インテーク)でどれだけの情報量を多く見つけれたかが重要ポイントです!
さらっと流す介護支援専門員が多いので「それは違うでしょ!」と私から言わせると感じる訳です。
これは全国の主任介護支援専門員も同意見が多数を占めるかと思いますよ!
これらの思考をケアマネへ教えていくというというか、その様に先導していかなくてはいけないのが主任介護支援専門員の担う大きな役割なんです。
ケアマネジャーってただのまとめ役では決してありませんからね!
困っている高齢者さんへどういう介護支援を行うべきかを担う大きな役割があります。
そこをどうにもならない時の為に主任介護支援専門員へ相談し先導してもらうことがとても重要です。
医師からの助言が大きく介護支援について考えさせられた話
私の主任ケアマネとしての経験上、とある精神科医師から聞いて思考を改めたことがあります。
それは医師からの助言が大きく今までの私の介護支援について考えされた話です。
その1部を実体験でお伝えします。
それは「生活歴や今までの生活過程を知ることで認知症介護やその方の介護支援や医療に関しても大切なことだ」という事でした。
精神科医は生活歴を相当重要視します。
何故なら精神疾患を患った過程に大きく関与するからです。
そしてこの考え方は認知症介護支援にも精通することだと学びました。
この様な知識や情報をただ教えるだけではなく、どう学ぶかを指導する立場にあるのも主任介護支援専門員の役割なんです。
何故インフォーマルサービスにこだわるかをお伝えします。
その方の生きていた環境が介護保険サービス以外に多くあるからです!
例えば、馴染みの喫茶店や友人・スーパーの店員さんまでと深いつながりを持っているんですよ。
それを断ち切って全てを介護保険サービス(フォーマルサービス)ばかりに結びつけてはいけないという事です。
とても単純でしょ?
高齢者さんの今までの関係性を断ち切ってはいけないという事です。
主任介護支援専門員の専門性
今回ご紹介したインフォーマルサービスについて。
こういうことを主任介護支援専門員はひたすらに先導して教えていかなくてはいけないんです。
どうしてもデイサービスやヘルパーにばかり目がいってしまうことを遮らないといけません。
(ここが大きなポイントです!)
難しいようですが、案外インフォーマルサービスを大きく組み込む事は出来るんです!
そういうことをしていなかったというだけなんですね。
そういう修正を主任介護支援専門員が先導していけばいいだけのことなんです。
これが出来たのも、とある精神科医からの助言だった訳ですよ!
人間は若かろうが高齢者だろうが人生において大切な人やものがあるんですね。
そういうことを知ることが介護支援専門員の仕事であり、主任介護支援専門員ができる大きな「助言」なんですよ。
そしてそれだけの専門性を持っているのが主任介護支援専門員なんですね!
他にも介護支援専門員へ今までの経験や知識を教える事は基本だと思って下さい。
困難事例は一緒に考えて、進めていくことが大切でありそこまで先導していくことが重要です。
以下の記事も新人ケアマネへ指導・教育することについて考えて書きました。
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【経験談】新人ケアマネジャーが仕事に慣れる一番の近道について
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それではここまで読んで頂きありがとう御座いました。
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