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小規模多機能型居宅介護での働き方はメリットが多い理由とは?

こんにちは!

介護施設長の前田裕です。

今回は、小規模多機能型居宅介護事業所(以下小規模多機能型居宅介護)での働き方にはメリットが実は多くあると言う事に関して考えていきたいと思います!

そもそも小規模多機能型居宅介護とは、2006年の4月に介護保険大改正の元で誕生しました!

地域密着型サービスと言う位置付けで、中学校区域内に在住する要支援〜要介護者の高齢者の方々へ介護保険サービスを提供します。

何故、この様な介護保険サービスが生まれたかと言うと、「重度の要介護状態になっても住み慣れた地域で、生活が送れる様に」

と言う事から始まった、素晴らしい居宅介護支援の在り方です!

しかしです!

今となっては、中学校区域内ではない遠方から小規模多機能型居宅介護を利用する要介護者が後をたちません。

そもそも居宅介護保険サービスを受ける場合、居宅介護支援事業所のケアマネジャーが居て、訪問介護(ヘルパー」や通所系サービス・泊まりではショートステイみたいな感じで各々の介護保険サービスを受けている事が今も尚変わらず、提供されています。

そんな、在宅介護を受ける利用者さんは様々な地域から、利用しに来たり訪問介護を受けたりと多岐に渡ります!

そんな手厚い介護保険サービスを住み慣れた地域で、生活が送れる事は事実問題として可能なんですよね。

なので、わざわざ小規模多機能型介護を利用する方が増えないんですよね。

そして、言い方は置いといて、有料老人ホーム等に小規模多機能型居宅介護を併設すると言う手段で囲い込む戦法に出た事業者が数多く出て来ました。

こうなると、小規模多機能型居宅介護は本来の趣旨から結構ずれてますよね。

そんな小規模多機能型居宅介護が、もっと認知され「素晴らしい居宅介護支援である」と言う事や、そこでの働き方は介護士・介護福祉士・ケアマネジャーにとってメリットが多い理由をズバッと解説していきたいと思います!

それでは、今回もよろしくお願い致します!

施設介護や在宅介護が学べる環境なんです!

小規模多機能型居宅介護の特徴として「定額制」と言う部分と、「訪問・通い・泊まり」が出来ると言う部分が大きな利点です。

しかも、更に良い事が「全ての介護保険サービスは慣れ親しんだ介護士や介護福祉士」が対応出来る環境と言う所です!

以下に、小規模多機能型居宅介護について記載している内容を掲載しておきますね!

いかがでしたか?

法令についても記載しておりますので、これから小規模多機能型居宅介護で「働いてみたい!」と考えている方へは勉強になると思います!

 

小規模多機能型居宅介護では、幾ら居宅介護とは言っても「泊まり」をロングで利用されている要介護重度者も多く、施設介護に近い状態となっている所が多いです。

なので、泊まりの利用者さんも居るので、夜勤も当然ながらあります。

その中で、「訪問」や「通い」もあるので在宅介護も学べるんですね!

施設介護のみしか介護経験をした事が無い介護士には良い経験となる

もしも、介護施設や介護保険施設でのみしか「介護経験が無い」と言う介護士には、小規模多機能型居宅介護で働く事があれば、今までの施設介護での経験を糧に「在宅介護」にも同時に関わる事になるので、とても良い経験となるでしょう!

施設介護から在宅介護を学ぶ事はとても有意義な事です。

逆もしかりですが。

そして、小規模多機能型居宅介護では「通い」と「訪問」・「泊まり」は基本的にケアマネジャーが利用日を基本的にケアプランへ反映させていますが、急な訪問や通いにも臨機応変に対応出来るので、それだけ利用者さんの在宅介護の基本かそれ以上を学べると言うメリットがあります!

柔軟に、対応出来る介護保険サービスが「小規模多機能型居宅介護の魅力の多さ」でもあります。

やりがいは、相当ありますし「認知症介護実践者研修」を受講できる機会もメリットの1つです!

小規模多機能型居宅介護では、管理者またはケアマネジャーは基礎研修として「認知症介護実践者研修」を修了しなくてはいけませんからね。

次期、管理者やケアマネジャーへの候補となる予定があるのであれば、必然的に自分の経験値を上げられる研修も取得出来る可能性があるので、ここも大きなメリットと言えます!

単独型の小規模多機能型居宅介護で働こう!

小規模多機能型居宅介護についてのメリットについては、お解り頂けたかなと思います!

しかし、これから転職される方には注意が必要です。

まー、「本当に小規模多機能居宅介護を学びたい!」

と言う介護士・介護福祉士さん向けへの提案です。

それは、「単独型の小規模多機能型介護を選ぶべき」と言う事です。

何故でしょうか?

それは、有料老人ホーム等へ併設している小規模多機能型介護は「有料老人ホームに居住している方がほとんど」だからです。

これって、本来有るべきの小規模多機能型介護の意味と働き方が単独型とはまるで違うんですよね!

(ここ本当に重要です)

単独型では、本来の在宅介護に重きを置いています。

通いならお迎えに行ったり、訪問も実際に住む「自宅」へ行ったりです。

しかし、併設型だと毎日併設する有料老人ホーム等へ何度も訪問したり、歩きで迎えに行ったりと、あまり在宅介護を学べない環境なんですよ!

何度も訪問するのは、訪問加算を取る為です。

(ん〜、何ともせこい)

小規模多機能型介護では、実際に昔から在住する自宅へ行く事での介護や、関係する民生委員さんとの繋がりがとても大切です!

地域密着型ですからね!

そんな本来の小規模多機能型介護の姿を経験して、働けるのは「単独型」ですよ!

 

ここまでのまとめ・・

小規模多機能型居宅介護は、今や登録する利用者さんもなかなか増えずに、悩んでいる事業者が多いです。

しかし、小規模多機能型居宅介護にしか出来ない「在宅介護は沢山あります!」

何せ、何度「通い」や「訪問」をしても定額制なので、言ってみたら毎日通っても言い訳です。

これは普通のデイサービスには出来ません。

(点数オーバーで自費負担10割でとんでもない額を利用者さんが支払う事になります)

これは、訪問にも同じ事が言えます。

但し、「泊まり」は宿泊費を支払わなければいけません。

「通い」も食事が必要な場合は食事代を支払います。

本当に小規模多機能型居宅介護が合っている利用者さんは、いるんです!

そして、そんな柔軟な居宅介護が受けれる「小規模多機能型介護」で働く事は大きな経験を得る事が出来てメリットが多い理由なんですね!

こんな居宅介護支援サービスを学ぶ事で、「オールマイティ」な介護士・介護福祉士へと成長できると思いますよ。

以下に、小規模多機能型居宅介護事業所でも役に立つスピーチロックについてご紹介しますね。

以下にも、様々な情報を掲載しておりますので読んで頂けると嬉しいです!

それでは、今回もここまで読んで頂きありがとう御座いました。

前田(運営者)

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  • この記事を書いた人

前田 裕

介護施設長をしております、前田裕です! このサイトでは、介護職や他の福祉職の方に向けたアドバイスだけでなく、一般の方に介護の現状を知ってもらうための内容も書いています。 介護や福祉の現場がより良くなっていくためには、どうしていけば良いのか? そんな、悩みが解決出来たらなと思います。

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