こんにちは!
介護施設長の前田裕です。
今回は、ケアマネ速報!ケアプランにAIが活用される!について書いていきたいと思います。
以前より噂されていたケアプランへのAIが導入され、ケアマネが要らなくなるんじゃ無いか?問題です。
私としては、現代の人工知能(AI)に任せるだけでケアマネジメントは出来ないと考えています。
しかし、現時点で介護支援ソフトで一番利用されている「ほのぼの」シリーズへAIを導入・活用し、ケアマネが手入力していたケアプラン作成を助けるというとんでもないアップデートです。
皆さん、誤解されない様にしたいのは「AIがケアプランを自動作成するからもう作成しなくていいやぁ」という訳ではありません。
そう考えていると、本当にケアマネ不要論になっちゃいますよ。
それでは、今回もよろしくお願いいたします!
ケアマネが作成するケアプランの根底
先ず、ケアプランを作成するにあたりケアマネは何をしますか?
ケアマネなら勿論、大体解りますよね!
- 初回面談(インテーク)
- 基本情報(フェイスシート)の作成
- アセスメントシートの作成
この流れが普通ですね。
慣れてくると、利用者様とのインテーク時に同時進行でアセスメントまで書ける様になります。
アセスメントシート自体も常々変化があるものです。
利用者様のマンパワーを常々知る事が大切です。
勿論、この流れは介護保険施設でも同じです。
ケアプランをAIが作成するとは何?
ここで、ようやくケアプラン作成にAIがどの様に作成されるかです。
今回、ケアプラン作成を「ほのぼの」という介護支援ソフトが導入される予定ですが、そもそも何故そこまで出来る様になってくるかというと、「ほのぼの」を運営するNDソフトという会社が、シーディーアイという企業と業務提携をしたという事で実現出来ました。
未だ、試験段階ではありますが約1000人強のケアマネが実際に使用している様です。
その中で、改善点等あれば仕様を完璧なものとし、「NEWほのぼの」が実際にリリースされるというものです。
そしてこのAIが導入された「ほのぼの」シリーズの凄みが何かを説明していきますね!
介護支援ソフト「ほのぼの」のAI機能とは?
先ず、AIがどう活用されるかについてです。
・自立支援型のケアマネジメントの普及・促進をケアプランへ落とし込む。
これが一番の醍醐味になります。
「ん?で何がどう変わる?」
と聞こえてきますが、そもそも利用者・入所者の自立支援が介護の基本概念です。
その為のケアプランを作成するに辺り、前述した基本情報やアセスメントシートをAIが鑑みていくのではないかと考えます。
それで、介護保険利用者のマンパワー・思い・家族の考え・経済状況等の様々な要素をAIが最適なニーズや目標やサービス内容を汲み取り作成するという事です。
そこで、修正が必要ならばケアマネ自身が変更を加えるだけというサービス内容になるでしょう。
そして、ケアプラン以外にもAIが活用されてくるかもしれませんね。
AI活用でケアマネの役割が重点化
今回は、ケアマネ速報!ケアプランにAIが活用される!について考えていきました。
「ほのぼの」シリーズが今回AI化される事で、ケアマネのケアプラン等の書類作成が有意義に簡略化されて行くと私は考えます。
それにより、今後ケアマネが今まで以上に利用者や入所者と接する事が出来、もっとアセスメントにも重点する事でケアプランのAI機能を有効的に使用しケアの充実と必要な介護保険サービスの利用・活用が出来ると考えます。
今後超高齢化社会を迎える日本へ、ケアマネが躍動する時代へと変化していく事が出来るでしょう。
AI活用により、ケアマネ不要論も無くなる事が人間味のあるケアマネジメントが効率的に出来、やりがいも大いに感じるでしょう。
そして、「やっぱり介護業界にケアマネは重要な役割である存在」という事をもっと認識して欲しいなと考えます。
ケアマネはお偉いさんでは無いです。
利用者や入所者ともっと関わる時間が欲しいのです。
それが書類に追われる事が苦痛でしか無いのです。
ケアマネ(介護支援専門員)にとって今回の「ほのぼの」という介護支援ソフトが大きな助け船になる事を切に願います。
そして、ケアマネを諦めかけている介護士が「ケアマネになりたい!」と思える職種である事に思えたいですね。
それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました!