こんにちは!
今回は、介護3年目で自分は介護が出来ると自負してしまう危険性について考えていきたいと思います!
介護士として大体3年もすると、「介護士として、ベテランの域だな」と自負される方がたまにいらっしゃいます。
勿論、それは介護士として自立出来る節目かもしれません。
しかし、実際に本当に介護を理解できているのか?
私は、認知症介護の難しさは自分にとって永遠のテーマになっています。
根本的に完治できる、超画期的な認知症治療薬でも開発されない限り認知症介護は、難しいです。
どの仕事でも3年もすると慣れが生じて、ちょっと自分仕事出来てる感に浸ってしまう事が多くあります。
それでは今回もよろしくお願いいたします!
介護士の3年目についての考え方
私のリアルな介護3年目時代の話をします。
私は、老健で介護士として勤務を始めました。
最初は、先輩介護士・介護福祉士へ金魚のフンの様に付いて回り、毎日叱られる日々でした。
でも、頑張ってやる!と言う考えがあったのと、介護と言う仕事が楽しいと感じていたから介護士を続けていた訳です。
そこで、頑張っていく事で約3年もしたら叱られる事もほぼ無くなり、自分にも後輩が出来て介護業務を教える事も増えてきた訳です。
すると、その毎日が増える事で、先輩からもあらかた認めてもらえる様になります。
ズバッと介護士が陥る運命の分かれ道3選を答えます。
- 先輩に何となく自立したなと思われる事
- 後輩が出来る事で、自分が教える事が出来ると言う事
- 認知症の方を、「認知だから何回も同じ事言うからほっといていいよ」という考え方が生まれてしまう事
この3つが同時に来る介護士も入れば、1つでも当てはまる方もいます。
1と2は自分にとって介護とは何なのかを更に自問自答し、先輩介護士・介護福祉士へ相談する事で案外解決します。
ここでの解決とは、介護士3年目で天狗にならない危険性が減ると言う事です。
こう言う思考の介護士は、今後伸びます。
役職のポジションや相談員・ケアマネへなって行く方が私の経験上多いです。
一番危険な思考が3番です。
太字にした意味があります。
認知症の方をバカにしている可能性がある
私も、事実認知症の方が短期記憶障害を理由に「すぐ忘れるからいいだろ」と介護士3年目で後輩に言ってしまった事があります。
今思うと、本当に情けないとあの頃の自分に今でも言い聞かせています。
人間「慣れ」は本当に怖いです。
認知症の方をバカにしてしまったと言う情けない過去です。
この様な思考に実際、介護現場では起こりやすいです。
認知症の方々を毎日介護する中で生じる、嫌な慣れがそんな醜い感情が勝手に出来てしまう事です。
私の場合、これがやはりいい先輩に指摘され思いっきり気づかされました。
本当に自問自答しました。
介護職場での「介護業務の馴れ合い」によって起きた勝手な介護が出来ると自負した自分の恥ずかしさです。
これが、介護3年目で自分は介護が出来ると自負してしまう危険性です。
解決策として、介護を初めて無我夢中で頑張っていた初心を振り返る事をいつも頭に置いておく事が一番です。
どんなに介護のプロでも自惚れるなと言う事です。
介護する高齢者は人生の大先輩です。
適当な介護は許されません。
介護という仕事で悩んだら、誰かへ相談しましょう。
人間誰でも、悩む事や失敗はあります。
一人で抱え込まない事が大切です。
介護士としてプロ意識を常に持って介護観念を鍛える大切さ
今回は、介護3年目で自分は介護が出来ると自負してしまう危険性について考えていきました。
認知症介護を出来ず、メインが介護業務に念頭をおく事が無い様にいつも心構えておく事が大切だという事です。
勿論、介護業務のルーティンワークだけでも大変なのは解ります。
しかし、利用者や入所者と関わって行く中で、「こうしたら自立支援になるんじゃ無いか?」「この方の認知症状はこういう時に出現するな」
こういう気づきが出来るはずです。
そして、その気付きが出来るか出来ないかが介護士として本当のプロであると思います。
その気付きを見て見ぬ振りをするかしないかで、大きく介護プロフェッショナルの分かれ道です。
実はこういう気付きが一番出来るのが介護3年目辺りが圧倒的に多いです。
その気付きを先輩や専門職へ繋げる事が出来れば、あなたは立派な介護士です。
今でも私は、そう考えながら介護という仕事をしています。
それでは、ここまで読んで頂きありがとうございました!