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居宅ケアマネジャーを辞めたいという事実[介護福祉業界に異変]

こんにちは!

介護施設長の前田裕(@masakuraudo0415)です。

今回は、ケアマネジャーへなりたい介護士の激減について考えていきたいと思います。

さらに、居宅ケアマネのリアルな情報も同時にお伝えしますね!

ちょっとこれは、私にとっては悲しいニュースですが、実際に私の身近にいる介護福祉業界の関係者からもよく耳にしますので、今回ブログにしました。

ケアマネジャーは介護福祉業界では、国家試験では無いものの最高峰資格として位置付けられてきました。

と言うのも、介護保険制度の番人とも言われ合格率が相当低いからと言う事です。

しかし、そんなケアマネにも「居宅ケアマネを辞めたい」という声が大きくなっています。

悲しいニュースですよ。

因みに私の中で、「ケアマネだから偉い」と言う考えは到底無いです。

介護福祉職種や医療職は、平等な立ち位置で仕事をしなければ利用者さんや入所者さんファーストで支援することはできません。

そこで、在宅介護において統括役でもある居宅ケアマネが「重要な役割を担う」わけです。

そして、しっかりと利用者のケアマネジメントが出来るケアマネジャーも沢山います。

国が在宅介護を重きに置いている以上、居宅ケアマネは必須な職業です。

ケアマネジャー廃止論も以前より言われていますが、私は反対です。

ただし、ケアマネは包括の様に公的に存在し、独立裁量性を取るべきだと考えています。

それでは、今回もよろしくお願いいたします!

居宅ケアマネは、ただの営業ツールなのか?

居宅ケアマネをしていると、福祉用具専門員や他介護保険事業所が、「どうか、利用者の介護保険利用をお願いしますー!」と言う感じで、毎月の様に営業にきます。

ケアマネは、ただの営業ツールとだけ観られるのは辛いですけどね。

仕事なので仕方ないんですけどね!

しっかりと、それなりの良い自立支援に繋がるような話しだと、そんな営業はウェルカムなんですが。

ケアマネは中立公正な立場で仕事をしていますよ?

本来、ケアマネジャーは中立公正の元、利用者にとって有意義な介護保険制度をマネジメントする事と介護保険制度上にも定められています。

しかし、最終的に介護保険制度の利用先を決めるのはケアマネジャーです。

居宅ケアマネも含めて介護事業者という、周りの人間が勝手に利用者さんの介護保険サービスやインフォーマルサービスを作り上げる訳ではありません!

ただし、こう言う不思議なことが現実起きているんです。

異変では無いですよね。

まさに、介護福祉業界に異変が起きています。

介護保険事業者は、ゴマスリをしながら、カレンダーやらティッシュやらなんでも営業ツールとして利用者確保に全力で営業を掛けてきます。

もちろん、その中には「内容や、実際見学に行って良いデイサービスだな、あの利用者さんに良いかもしれない」と言う様な事もあるので、一概に駄目と言う訳ではありません。

しかしながら、やはりケアマネジャーを営業ツールとして意地でも毎月何かしらの手土産を持参して、ケアマネに意地でもゴマスリを続ける介護保険事業者の方々もいます。

何度も言いますが、ケアマネは中立公正な立場で仕事をしているので「毎月のように無茶苦茶な営業」は辞めておいた方が無難です。

居宅ケアマネは法人での利用者の囲い込みは、当たり前

これまた悲しい話ですが、単独で立ち上げている居宅介護支援事業所を除けば、今でも当たり前の様に行われております。

介護保険事業者への支払いで、利用者の支払う2割または3割の自費負担分はとりあえず頂きながら、実際に欲しいのは「介護報酬」です。

全ての介護保険事業者・介護保険施設は、国からの介護報酬で経営しています。

医療保険と同じ様なものです。

しかし、介護報酬は医療保険と比べると、かなり安い報酬です。

なので、介護保険事業者の倒産率も増えてきています。

そこで、居宅ケアマネには自分の法人へ利用者を確保する事に専念します。

中には、「そんなケアマネはしたく無い」と言う方もいらっしゃいますが、そうすると、法人から圧力を掛けられる事もあります。

「何故、うちのデイを利用させないんだ」「何故、うちのヘルパーを利用しないんだ」

最強のブラック法人では、必要のない介護保険サービスをケアプランに必ず入れる様に仕向ける経営者もいます。

特に、訪問看護です。

何故ならば、介護報酬単価が高いからです。

ただ、バイタル測定をし、話を聞く。

それだけで、訪問看護を入れる事すら居宅ケアマネジャーへ要求するのです。

利用者の介護保険の単位が余っていればギリギリまで使わせる様な法人も多く観てきました。

私が知る限りの現実をお伝えしていますし、私は経営者からそう言われた過去があります。

これが、ケアマネジャーを辞めたいという真実ですね!

本来の居宅ケアマネの仕事ではないから更新をしたくないとなってしまう

何度も言いますが、悲しい現実ですよね。

私も、ケアマネジャーになって、在宅介護の最前線で活躍したいと思ってケアマネジャーになったのに、いつも注意ばかり受けていました。

「なんで、うちのデイを利用させないんだ?」「なんで訪問看護をいれないんだ?」

新規の利用者が入れば、毎回こんなことばかり言われていました。

教育する側である「特に主任ケアマネジャー」さんには新人ケアマネさんへの適切な「教え」をして欲しいですね!

前田(運営者)

これでは、介護保険制度上でのケアマネジャーの仕事は囲い込みなんでしょうか?

そう自問自答した日々を未だに覚えています。

そんな管理者も多いですからね!

もうケアマネの更新はしたくないと思う程でした。

しかし、居宅ケアマネとしてのやりがいについての内容もありますので合わせてご参照下さい。

そして最後に・・・

今回は、ケアマネジャーへなりたい介護士の激減について考えていきました。

上記で挙げた事による、いわゆる囲い込みが嫌で、ケアマネの更新をせずに現場へ戻る方々が増えています。

「居宅ケアマネジャー本来の仕事をしたいのに・・・」

これらは、実は国も知っているのです。

そこで、利用者の囲い込みを防止すべく、利用者へ理由書の提出等を講じてきたりもしましたが、ほぼ意味はないです。

ケアマネが、良い様に助言するからです。

そんな事をする位ならば、やはり居宅ケアマネジャーは公務員に近い様な、中立公正の立場にするべきだと思います。

利用者が可哀想です。

利用者が満足出来ているならば良いですが、なんとも中立公正だとは、私は考えません。

そう言う事情もあり、昨今の居宅ケアマネを辞める方が増えているのと、賃金が見合っていない事。

ましては、居宅介護支援事業所の管理者は主任ケアマネジャーにするといった事が原因ではないでしょうか?

ケアマネジャーは更新や主任ケアマネ受講にも、相当お金が掛かります。

そんな事、ただでさえ書類や訪問、困難事例、包括からの委託までしていれば、居宅ケアマネ自身が、相当なボランティア精神や根性がないとやっていけません。

色々と話しましたが、これが現状であり真実なんです。

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ケアマネジャーへ明るい未来を大きく望みます。

もっと良いケアマネとしての職場も存在するんですけどね。

それではここまで読んで下さりありがとうございました!

以下にも、様々な情報を掲載しておりますので読んで頂けると嬉しいです。

前田(運営者)

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  • この記事を書いた人

前田 裕

介護施設長をしております、前田裕です! このサイトでは、介護職や他の福祉職の方に向けたアドバイスだけでなく、一般の方に介護の現状を知ってもらうための内容も書いています。 介護や福祉の現場がより良くなっていくためには、どうしていけば良いのか? そんな、悩みが解決出来たらなと思います。

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