こんにちは!
介護施設長の前田裕(@masakuraudo0415)です。
今回は社会福祉士の実習について触れていきます。「辛い」というコメントの非常に多い、社会福祉士の実習ですが、実際のところはどうなのでしょうか?辛いとしたら、どういった実習内容が辛いのでしょうか。これから実習をする方にとっては気になる点だと思います。社会福祉士の実習を行った人の声を参考にしながら紹介していきます。
社会福祉士の実習は、先生の教え方と現場実習ではまるで違うと言う意見をよく耳にします。
日誌を書くにも大変で、実習先での先生にとやかく言われる事も多いです。
そんな時は、実習先の先生の話した言葉を逐一メモして置く事が大切ですね!
実習前半は、後半と比べなかなか難しいので目標を作る為のメモ取りからの有意義な日誌を書ける様にしていくと良いですね!
社会福祉士の実習先はどこ?
社会福祉士になるために通う大学や短大、専門学校では社会福祉士養成課程のカリキュラムの中に、必ず「実習」が含まれています。
その実習を行う場所をまとめてみました!
- 社会福祉協議会
- 福祉事務所
- 地域包括センター
- 特別養護老人ホーム
- 障害者施設
これらが、社会福祉士のメインな就職先・転職先ですね。
そして、実習先は学校から提示される候補の中から選択するのが一般的です。行く場所によって実習内容は変わるので、選ぶ際には事前に下調べをしておくといいですね。
この下調べをするかしないかでは大きく就職先が変わります!
実習先が決まると、実習内容は事前に教えてもらえるので勉強もしておきましょう。実習が始まる前に事前知識が無いと、実習中かなり苦労することになる時もあります。(用語など)
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社会福祉士はどんな実習をするの?
では社会福祉士の実習はどんなことをするのでしょうか?
これが事前にわかっているだけでも、実習先での心の余裕が変わると思います。社会福祉士を目指す方は絶対に知っておいたほうがいい知識です。
簡単ではありますが、大きく2つになります。
社会福祉士の実習内容はもちろん実習先にもよりますが、
- 相談業務
- 介護業務
大きくこの2つに分けられます。それぞれの業務内容について、説明をしていきます。
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社会福祉士相談業務
社会福祉士の主な業務である相談業務を実習で学ぶことができます。
相談業務は例えば、「利用者から、生活上の援助項目の相談に乗り、援助内容の設計・手配・評価を行う」といった内容です。
実際には、社会福祉士として仕事についたとしても、1年目からこういった経験をできることは稀で、キャリアの長い相談員が対応することが多いです。そのため、社会福祉士以外の方が担当することもあります。
相談支援業務といっても、病院や障害・介護事業所では関わり方も大きく変わってきます。
社会福祉士に求められる「相談支援業務」は結構な幅がある訳です。
それだけ社会福祉士に求められるスキルは相当なものです。
社会福祉士の介護業務もある?
社会福祉士は相談業務が主な仕事なのですが、実習の時は介護業務が多いのが現状です。
介護保険施設や介護保険事業所へ転職した場合には当たり前になっています。
何故ならば、介護人材が減り続ける一方だからです。
例えば介助が必要な人に対して入浴介助や食事介助、トイレの誘導、レクリエーションの企画などを行います。
相談業務、介護業務どちらにせよ初めての経験になるはずなので、かなり戸惑うことになりますが、積極的に学ぶ姿勢を忘れずに実習を行うことが大切です。
これからの福祉業界に置いて社会福祉士の働き方も変化していくと言う事です。
因みに実習中は担当が付いてくれるので、相談をしながら社会福祉士の仕事について学ぶことで、自分の社会福祉士としての将来のことを考える時間も設けることができます。実習は有意義に活用しましょう。
よく鑑みて社会福祉士として、介護現場での知識も必須になってくるでしょう。
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社会福祉士の実習は辛い
ここからは、実際に社会福祉士の実習を経験した人の声を紹介していきます。実際に辛いという言葉を聞くことが多いですが、このコメントを見るとどの当たりが辛いかがわかるかと思います。
社会福祉士の実習がいくら辛くても、それを突破した方はこれから自分が勤めたい福祉事業への勤務が始まる訳です。
担当が相手をしてくれない
社会福祉士実習がはじまったのですが・・・
実習先は従来型の特養です。担当はついても忙しいという理由でほったらかし。
レクレーションの知らせを聞いては自分から言って参加させてもらい、なるべく自分から言っていくようにしたのですが、ますます(自分で勝手にやれているからと)ほっとかれる始末。
珍しく担当が「なにかやりたいことある?」と声を掛けてきたので思い切って希望を伝えたところ、答えている途中にふっと興味をなくしたように利用者の食事介助に行ってしまいました。
食事中のため下手に利用者と接触することもできず、他職員もチラチラ見てきて気にはしてくれるものの自分の仕事に追われ、何の指示も与えられず立ったままのわたしを利用者は不審がり、とても居心地が悪かったです。
この時の担当はフロアリーダーでした。もう一人の実習生には別の担当が付いており、そちらは食事介助を行わせてもらっていたのでますますやるせなくなりました。担当は数人が交代でついてくれたので、もちろんこのような方ばかりではありませんでした。
ただ、上記の担当者には「かまえないから」とはっきりと言われてしまい、どうすることもできませんでした。
何をしていいのかどこまでいいのか。これでわたしが勝手をして失敗したら、責任はやはり私なのでしょうか。
という声がありました。
自分で考えて行動することはもちろん大切なことですが、どこまでを行えばいいかわからないですし、どのように接すればいいかも実習生にわかるはずがないのに、この人のようにほったらかしにされるのは困ってしまいますよね。
楽しく伸び伸びやっている学生はいない
1年生とかの見学実習はつらくないけどね、評価実習あたりから実習っていうのはつらくなってきます。20年以上作業療法士していますが、明るく楽しく伸び伸び実習して辛くもなんともない学生さんになんて出会ったことはありません。
- つらい
- 眠い
- 緊張する
- 指導者とうまくいかない
- 患者さんとコミュニケーションとれない
などなど、学生さんによって辛さの種類はいろいろあるんですよ。だから、漠然と「実習辛い」と感じているなら、それは学生としては標準のレベルであって、決してレベルの低い学生ではないということをわかってほしい。たまーに、一緒に実習をしているほかの養成校の学生さんが、やたらと楽しそうに実習しているということもあります。でも、その学生さんもきっと辛いと感じている部分はあるのです。顔に出ないだけです。
これは作業療法士をしている人の声です。
社会福祉士実習生を見て感じていることを話しています。
20年も働いていて、学生を見てこのように話せるということは、かなり実習生は辛い思いをしているんだなということがわかりますね。
それらを乗り越える事で、自分に見合った社会福祉士としての就職先や転職先が決まる訳です。
実習は辛いけど・・・
僕は、介護の専門的なことを学ぶのが楽しかったので勉強に苦労はしなかったです。でも、施設介護実習はやっぱり大変でしたね。それまで介護現場のことをいろいろ調べたりしていましたが実際の現場に行くのは不安でした。当時は、もし施設介護実習に行って向いていない!と感じたらすぐに辞めて他の職業に就こうとも思っていました(笑)。でも2年間で60日間の施設介護実習を終える頃には、ああやっぱりこの仕事は自分に向いているな、と感じられたので卒業して今まで続けてこれたんだと思っています。
この人は今実際に働いている人です。実習は辛かったのに、それでもこの仕事が向いていると感じることができたようです。
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社会福祉士の実習免除になる職種一覧
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まとめ
今回は社会福祉士の辛い実習のことを紹介してきました。社会福祉士の実習は、実習として行く生徒側にとっては「授業の一環」という気持ちかもしれませんが、実際に働いている人からすると「仕事」なのは間違いありません。
実習生がいるからといって、患者さんをないがしろにできませんし、日々のルーティンワークは変わらず行わなければなりません。普段の仕事に加えて実習生の対応が増えるというだけです。
実習を受ける側も、全てを教えてもらおう・教えてもらうまで待とうという気持ちではなく、できるだけ仕事を増やさないように、内容や仕事の捌き方を盗んで行こうという姿勢で受けるべきです。
無理はし過ぎない程度にですね!
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社会福祉士におすすめの転職サイトランキングTOP2位!
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このサイトでは実習が免除になる職種や社会福祉士について諸々の情報をまとめているのであわせて御覧ください。
今回もここまで読んで頂きありがとうございました!
以下にも様々な記事をご紹介していますのでよろしくお願いいたします!
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ここまで読んで頂きありがとうございます!
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