介護士の仕事と聞いた時、介助などの部分や綺麗な部分のみが取り上げられたりします。それに良いイメージを持って、目指す人も多いでしょう。
ただ、実際には賃金が低かったり、肉体的に大変な仕事であるのも理解していただければなと思います。
介護士の大変さ
介護士の大変さは、様々ありますが特に声が出てくるものとしてはこんなものがあります。
肉体的な辛さ
夜勤などの働き方もあるために、生活習慣がズレてしまったりなどがある仕事です。
また、スケジュールもパンパンになったり、サービス残業などが多かったりもするので、「疲れる」ということがどうしても起こります。
精神的な辛さ
介護という仕事の性質上、認知症などの症状がある方とのコミュニケーションが多かったりと、会話がままならない時もあります。
また、人が多いので、何かしらのトラブルが毎日のように起きたりもします。
介助の一環でお風呂に入れてあげることや、排泄物の処理などもあるので、精神的に参ってしまう人もいます。
同僚に対してのストレス発散
精神的な疲れからか、同僚に対してストレス発散をしてしまう人も多いです。
女性特有のいじめなどに発展し、誰かが辞めていってしまうなんてことも起こるのが実情です。
認知症の方・セクハラの対応
認知症の方などは、急に怒ってしまったりイライラしていることも多々あります。
一度伝えたことも、次の日には忘れてしまっていたりと仕方ないのですが、普段の生活とは少し違う部分にストレスがたまってしまうこともあるでしょう。
また、セクハラ問題なども現実としてあり、注意できない人にとっては、ストレスになってしまいます。
実際には、注意できない人が大半だったりもします。
賃金が低い問題
それに加えて、賃金が低いのが実情です。
簡単にまとめると
20~24歳 294.8万円
25~29歳 336.4万円
30~34歳 378.0万円
35~39歳 423.4万円
40~44歳 434.7万円
45~49歳 453.6万円
50~54歳 434.7万円
55~59歳 306.2万円
60~64歳 306.2万円
というのが平均です。
ストレス発散の裏事情
このように、ストレスなどが溜まりやすい環境で、実際にどんなことでストレス発散されているかなどのリアルな話です。
同僚に対してのいじめ
これは、実際に聞いたことがある人もいると思いますし、私も上で取り上げましたが、いじめがあります。
仕事が異常なほど集中したりなど、執拗なものもあります。
1日中寝る
人によっては、休みの日に一日中寝るという人もいます。
毎日の疲れからか、何もしたくない嫌悪感で一日中休みたくなるのも仕方ないとは思います。
パチンコなど
パチンコなどの娯楽に時間を割くようになる人もいます。
掃除ができない
日常的に仕事で疲れが出るからか、家で掃除をする時間や体力が取れないという人が多いです。
そのためゴミ屋敷状態になってしまうことも多いようで、家事代行サービス系の利用者も多いようです。
全体的に現実逃避な方向へ...
全体的に現実逃避的な方向に向かってしまう人がいるのが実情です。
人間の死などに直結する仕事でもある分、精神的にやられてしまってそういう娯楽に向かってしまう人も多いです。
まとめ
介護士は、やりがいとしても素晴らしい仕事ですし、無くてはならない仕事なのは間違いないですが、仕事環境の問題や賃金の問題でストレスが貯まってしまいやすいのが現状です。
一つの施設内などで対処できないのも多いので、国としてや世論として対処していかないといけない問題があるのも多いのが実情です。