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[介護職必須]高齢者の嚥下機能について詳しく知りたい方

こんにちは!

介護施設長の前田裕です。

介護職の皆さんは毎日のように高齢者の食事介助をしていると思います。

その為には、高齢者の嚥下機能について詳しく知りたいと言うモチベーションが大切です。

最悪、事故にも繋がることもありますからね!

介護職の中には食事介助が苦手な方も多いと思います。

前田(運営者)
しかし、食事を楽しむと言う人間の3大欲求の1つなので、そこは詳しく高齢者の嚥下機能について知っていきましょう!

高齢者の嚥下機能について詳しく知る事は介護職必須なので、色々とご紹介していきたいと思います。

是非とも今の介護福祉職場で力を発揮できる介護職の方が増えることを願います。

それでは、今回もよろしくお願い致します!

高齢者の嚥下機能の低下とは?

基本的に高齢者はそれなりに歳を重ねて生きて来ています。

そんな加齢とともに、人間が普通に出来る咀嚼や飲み込む力は低下していきますよね!

そうすると、本来私たちが普通に食事を楽しむと言うこと自体が困難になります。

歳を重ねていくと、なんかむせてしまう事って高齢者だけに限らず起こりませんか?

それが誤嚥です。

誤嚥とは?

ベテランの介護職の皆さんも「誤嚥くらい知ってるよ〜」と言うと思いますが、しっかりと説明できますか?

恐らく、簡単に飲み込みが上手くいかなかった事と説明してしまうかもしれませんが、もっと解りやすく以下にご紹介します。

・誤嚥とは

飲食物や唾液を飲み込んだ時に気道(気管)にしまう事なんです。

簡単ながらもパワーワードですね!

介護職として、ここまで説明できないといけませんね。

しかも、唾液も誤嚥に繋がると言う事ですよ。

ここまでいくと、かなりの嚥下困難事例になりますがそんな高齢者の嚥下機能について詳しく知ることは必須ですね!

食事介助の重要なこと

高齢者は加齢と共に、味覚や嗅覚が衰えていきます。

そうです。

そもそも、食事は五感で味わう事で「美味しさや楽しさ」を感じるのが人間なんですよ。

それが完璧に出来なくとも、少しでも楽しい食事をして頂く事は介護職必須な介護支援になります。

そこで、先ずは食事が楽しいものだと高齢者に実感してもらうと言う事が大切な支援ですよね!

前田(運営者)
ここで介護職がまず行う食事介助として、味覚や嗅覚が衰えている高齢者さんは「ただ食べる」と言う事に執着しがちで、間食が多いことが多いです。

とにかく何か食べて時間を作ると言う行動です。

これを、そのままにしていると本来味わうべき朝・昼・夕の食事を味覚や嗅覚が更に鈍感になってしまいます。

更に、いつの間にかお腹いっぱい状態と言うことが起きてしまう訳です。

なので、上記のことは介護職の皆さんはしっかり食事のタイミングを把握しながら「間食」をなるべくしない様な声掛けが必要な介護支援とも言えます。

最初のこの部分が食事介助を行う上で重要なことになります。

つまり「楽しく食事をすること」を介護職は支援する訳ですね!

嚥下機能障害についての介助

では、介護職の皆さんが1番知りたい本題です。

まさに、食物や飲み物が普通に誤嚥せずに飲み込めるには?と言うことです。

100%防止する事は難しいですが、誤嚥のリスクを極力減らして食事を美味しく食べられる様にという自立支援介護ですね!

誤嚥性肺炎が肺炎で無くなる方第1位

では、何故誤嚥を防がなくてはならないのでしょうか?

それは、上記でご紹介した通りで誤嚥を繰り返していると「誤嚥性肺炎」を発症してしまうからですね!

日本人の死因の第1位は肺炎というのは、高齢者の誤嚥性肺炎が相当数を占めているからなんですよ。

それだけ、高齢者の嚥下機能について知っておく事は介護職として必須なことです。

口腔機能を改善する

口腔機能の嚥下が上手く出来る様にするには、まずは食事形態が高齢者に適応しているのかを考えましょう。

当たり前なんですが、そんな事さえ出来ていない事が現状多いんです。

例えば、嚥下機能が相当低下していると、急に超刻み食にして更にとろみ剤も同時にとかも多いですよね!

そんな手法も有りではありますが、今の現代介護ではやわらか食やムース食等多種多様に存在します。

私からの提案ですが、例えば配食事業者の方へ相談することも1つの手だと思います。

そこからが口腔機能を改善する第1歩だと考えてみて下さい。

口腔機能体操は積極的に行いましょう

どこの介護事業所や介護保険施設でも行っているとはもいますが、口腔機能体操は食前に行っていますか?

舌を左右に動かしたり、ほっぺを膨らましたりです。

左右の耳の下辺りを軽く回すことも唾液促進に繋がります。

前田(運営者)
食前にこれらの口腔機能体操を行うと、唾液の分泌量が多くなったり食事を楽しむ際に嚥下機能が上昇します。

もっと、言うと簡単に歌を唄うと言うことも結構良いです!

大きな紙に歌詞を書いてホワイトボードに貼り付けて、高齢者さんと一緒にゆっくりと歌うんです!

そうすると口腔内外の筋力をほぐす事も出来て、嚥下機能を向上させることが基本可能になります。

人と話す機会が減っていくと嚥下機能も同時に低下しやすいです。

そうすると、誤嚥性肺炎のリスクも比例して増大しますので上記の事は介護職必須な生活支援だと考えますよ!

まとめ

いかがでしたか?

前田(運営者)
もっと深掘りすると、精神科薬を服薬していると脳に直接作用する為に副作用として嚥下機能が低下してしまうリスクもあります。

実はこの辺りまで考えることが出来れば良いですね!

なので、高齢者さんが服薬している薬の情報も重要だと言うことなんです。

そこまで考えて、高齢者についての嚥下機能について詳しく知ると言う事は大きな介護支援なんです。

同じ職場の同僚や他職種・特にSTが介入すると良い食事介助が出来ると思います!

以下の記事も高齢者の食事についた記事も書いておりますので合わせて読んで下さい。

それでは、ここまで読んで頂きありがとう御座いました。

以下にも様々な情報を掲載しておりますので、読んで頂けると励みになります!

前田(運営者)

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  • この記事を書いた人

前田 裕

介護施設長をしております、前田裕です! このサイトでは、介護職や他の福祉職の方に向けたアドバイスだけでなく、一般の方に介護の現状を知ってもらうための内容も書いています。 介護や福祉の現場がより良くなっていくためには、どうしていけば良いのか? そんな、悩みが解決出来たらなと思います。

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