こんにちは!
介護施設長の前田裕です。
在宅介護で家族が看取りをすることはとても大変なことです。
ただでさえ在宅介護支援は難しいです。
生活支援や身体介助・認知症介護のように様々な支援を24時間完全に介護支援することは無理なんですから。
しかし、それでも在宅ケアマネジャーを軸に看取り時に介護職がチームワークが大切であり、できる介護の意味について考えていきたいと思います!
それでは、今回もよろしくお願い致します!
家族介護でも介護保険制度を利用していない場合も多い
家族介護で介護職ができることを発揮すると大きな支えになります。
しかし、介護保険制度の利用の仕方が解らないという家族も実は多いんですね。
又は、利用していないという場合です。
そんな看取り介護をしている方へ介護職が介入できる体制をすぐに構築することが重要だと理解できると思います。
そこで家族や地域の民生委員・友人の声掛け・配食サービスというようなインフォーマルサービスが相当な役割を担っているということですね!
そこから、地域包括支援センターへ情報が入ることが多いので、もしもそんな情報を聞いたら介護職のできることには地域包括支援センターへの情報提供も大きな意味を持ちます。
介護職は看取り介護のプロである
上記のような場合に介護保険制度へ繋げることができたならば介護職ができることは今からが本領発揮ですね!
それだけ看取り時に介護職ができることの意味はとても心強い存在なんですよ。
はっきり言いますが介護職という存在はプロフェッショナルな仕事なんです。
それだけ、今まで経験してきた介護支援をフルで発揮することを求められます。
在宅で看取り介護支援をする際のポイント5選
在宅介護で看取り介護支援をする際のポイントを以下にご紹介しますね!
1在宅ケアマネとの連携をしっかりと取ること。
2家族の介護への大変さを共有してケアマネへ繋げること。
3主治医との連携は必須事項(出来れば在宅ホスピス専門医への変更も視野に入れる)
4看取り介護に必要な医療体制の構築。
5介護職は看取り介護について「利用者さんの思いを汲み取る」こと。
これら5選は最低限必須な看取り介護です。
居宅介護支援でも小規模多機能でも同じことが言えます。
看取り時の在宅介護において介護職ができることの意味合いを感じれたかなと思います!
介護職が看取り介護を行うことへの意味
介護職は看取り介護を行うことへの意味が「しっくりとこない」という事が多くあります。
その理由は「医療分野専門だから」「ホスピス病院が良いのでは?」「介護職ができる看取り介護って何ができるの?」
こんな壁にぶち当たる事が多いんですね!
確かに「医療分野が出来る限りの命を長く続けて欲しい」「なるべく苦しくないように」という意味合いが主治医や看護師は看取りを行います。
ここで気付いてくれたのであれば、あなたは最高の介護職です!
介護職ができる看取り介護って、命を救うという事よりも「いずれ亡くなってしまう利用者さんの気持ちを聞き取る事」がとても大切なんですよ!
例えば、看取り介護をしている利用者さんの最期の願いを汲み取る事です。
私も経験がありますが、とある看取り介護を行なっている利用者さんの願いが「家族・親戚・友人と皆んなで写真を撮りたい」というニーズでした。
これが介護職が看取り介護を行うことへの大きな意味なんです。
そして、それが介護職としてのやりがいなんですね!
では介護職ならば、利用者さんの最期の思いを叶えるという事ができることと言う意味なんです!
それをケアマネが汲み取るか、ヘルパーさんや通所系の介護職が感じる事がとても大切な看取り時に大切な思考なんですね!
つまり、全ては在宅介護での看取り介護は「チームプレーが大きな意味を持つ」と言う事です。
今まさに看取り介護に取り組んでいる介護職はもちろん、これから看取り介護を実践しようとしているならば、ここまで話してきたことを少しづつでも良いので看取りと言う人の人生を一緒に生きるようなチームプレーを大切に考えていきましょう!
そう言う心意気が介護職には意味があるんです。
介護技術は他の介護職から教えてもらえたら良いです。
以下の記事も介護職の看取りケアについて考えた情報ですので合わせてご参照下さい。
大切なことは、看取り介護をしている利用者さんや家族の思いを感じる大切さが1番ですから。
それでは、ここまで読んで頂きありがとう御座いました!
以下にも様々な情報を掲載しておりますので読んで頂けると励みになります。