こんにちは!
介護施設長の前田裕です。
介護福祉の世界は精神的に病んで休職してしまう方が多い職種なんです。
人と人で仕事をすることが多いのが介護福祉という仕事の特徴だからかもしれません。
介護士だけではなく介護福祉士・ケアマネやソーシャルワーカー(社会福祉士や精神保健福祉士等)もそういう職場環境で働いているので同じく精神的に病んでしまう方も実は多いです。
特に真面目で正義感の強い方が精神的に自分を追い込んでいることが多いです。
無理は禁物だということですね。
そんな介護福祉の世界で何故精神的に病んで休職することになっていいのか?
または休職してもいいのか?について考えていきたいと思います。
私の体験談も交えながらお伝えできればと考えます。
それでは、今回もよろしくお願い致します!
抑うつ状態になってしまった私の体験談
では早速、精神的に病んでしまった私の体験談を踏まえながら色々とご紹介していきたいと思います!
何を隠そう私自身も居宅ケアマネジャー時代に精神的に病んでしまい、うつ状態で休職した過去があります。
例えば業務が追いつかなかったり人間関係でなんとなく「あれ?風邪かな?頭痛も毎日続くしなぁ」みたいな毎日を送っていると突然やってくるんですよね!
急に朝から出勤しないといけないのに行けなくなったんですよ。
もうその時点で、時すでに遅し状態です。
とりあえずその日は風邪という理由をつけて有給休暇をとりました。
ただし、それで終わらないのが精神的に病んでしまった場合の人間の果ての姿です。
精神的に病んでしまう前に気づくことは簡単ではない
どうしても精神的に病んでしまうということは自分でも認めたくはない人間という生き物の思考です。
その理由として、周りに相談しにくいデリケートな問題なんですから。
私は結婚して子供もいる状態という生活環境だったので尚更家族にも相談できませんでした。
これは特に男性の介護福祉関係者はプライドが高い方も多いので相談しにくい問題かもしれません。
とは言え女性もなかなか精神的な病かもしれないとは相談しにくいのは当然あります。
特に、ブラックな介護福祉関係者でこう言う方がいます。
「私は精神的に強いから大丈夫なんです」
私が今まで介護福祉の世界にいて時間していますが、こう言う方に限って精神的に病んでしまう傾向が強いです
実際にうつ病になって入院した仲間や知り合いを何人も知っています。
実は精神的に病んでしまう前にどう気づくかが大きなポイントなんですよ!
自分の心と上手く付き合っていくことが出来ることが出来るようになれればいいんですけどね。
そうも簡単にはいきません。
目に見えてこれはヤバい状態だとは判断が付きにくいのが人間の精神という部分です。
精神的にヤバいと感じることができるポイント5選!
私の体験談から精神科医と話していてどうすれば精神的にヤバいと感じることができるかを聞いたことがあります。
そんなポイントを以下にご紹介しますね!
・1週間以上原因不明の頭痛が続く(特に前額部やこめかみに常にズキズキ感を感じます)
・病気ではないのに重石を背負っているような倦怠感が1ヶ月以上続いている(寝ても疲れがとれない等)
・いつものルーティーン(習慣)が出来なくなってきている(完全に出来ない状態は手遅れです)
・不眠が続く(なかなか眠れない・中途覚醒が多い等です)
・光を遮りたいと感じ始める(カーテンまで閉めて暗闇が良い生活を送っていたら手遅れです)
このような5選のうち1つでもあてはまるのであれば主治医へ相談しましょう!
以下の記事も合わせてご参照ください。
それか心療内科や精神科を受診して良いと思います。
今の精神科は薬だけに頼るやり方は推奨されていません
最近では昔のように抗精神薬やベンゾジアゼピン系の処方にも制限があります。
特に依存形成しやすいベンゾジアゼピン系の薬は一回の処方で2種類までと決められています。
なので、怖がることなく受診して良いかと思いますよ!
極力薬に頼りたくはないと話しておきましょう。
精神科医も通院すると解りますが、精神療法という名目で料金が発生します。
そして、この精神療法とはなんだ?と感じるかもしれませんが簡単にいうと「外科でいえば手術と同じ意味合いがあります」
それだけ、個人のプライバシーも守られた診察室で精神科医と話すことで精神療法として思考や対処法等を解りやすく教えてくれます。
私もこのような精神療法を受けて精神的な考え方が大きく変化しましたからね。
なので、完全に精神障害者とならないようにポイントで紹介した通りの事項にあてはまる場合は早いうちに精神科系の病院を受診するのも1つの手だということです。
これが手遅れになると休職して、最悪緊急入院となるケースも多いです。
1度精神障害者となると復活までに時間が相当掛かるので早期発見早期治療が基本です。
結果として精神的に病んでしまったら休職していいです
ここまで紹介してきても「いや職場に迷惑はかけられない」という介護福祉関係者も多いと思います。
私から言うと、それは完全に間違いです。
ちょっとした有休消化で精神的に良好となるなら良いですが。
そう簡単にいかないのが精神的に病んでしまった時です。
ここでポイントですが、逆算することで職場へ迷惑を掛けなくてすみます。
精神的に病んでいる状態で働き続けることで、結局休職か退職という形でもっと迷惑を掛けてしまうんですね!
そこで、短期間での休職をすることで精神的に安定できる速度が大きく変化します。
病は気からと言いますが、まさにその通りで早く休職して治療に専念できると回復も早くなるんですよ。
その時の給与は傷病手当で賄うこともできますから!
(医師の診断書が必要になります)
そして、もしかするとそこまで精神的に追い詰められるような介護福祉の職場なのであれば転職も頭に入れておいた方が良いと感じます。
私はそうしましたから。
あの時に転職を決断して良かったと今でも感じますよ。
そんな時の転職方法をしっかり自分で見つけれるサービスが無料でできるので以下にご紹介しておきます。
介護福祉という仕事は素晴らしい仕事ですが無理は禁物です。
精神的に病んでしまうことだけは避けなければいけません。
休職しながら一旦頭をリセットして、転職すべきなのかを考えて良いと思います。
良い職場環境で働くことが全てですから!
それではここまで読んで頂きありがとう御座いました!
以下にも様々な情報を掲載しておりますので読んで頂けると励みになります。