こんにちは!
介護施設長の前田裕です。
今回は、ケアマネのメンタルヘルスケアについて考えていきたいと思います。
全国のケアマネは、多すぎる書類と訪問と役場へ行ったりと、その仕事内容は多岐に渡ります。
私もケアマネ時代は、毎日残業と時間関係なしの利用者さんからの電話もひっきりなしに鳴りまくります。
休日も、緊張の連続です。
そんな状況なので、ケアマネはどれだけメンタルが崩壊し易いかが解ると思います。
そして今も尚、介護人材が問題視されています。
しかし、幾ら国や行政機関が頑張って介護と言う仕事を推進しても、未だに増えないんです。
そして現役ケアマネも、高齢化しています。
これでは、将来を担うケアマネは全ての要支援・要介護の方への介護支援が滞ると言う事です。
高齢者介護の崩壊と言うか、介護保険制度事態の終わりです。
しかし、そうなっては今団塊世代の高齢者さんが75歳を迎える時に必要な介護支援が出来なくなるんですよ!
そして、我々若い世代の介護がどうなっていくのかが怖い側面があります。
だって、介護保険料を40歳以上の方々は支払っていますからね。
そんな中で、今走り回っているケアマネジャーの苦労は報われません。
介護保険制度の要は、介護支援専門員(ケアマネ)です。
必要な介護支援や、訪問によるモニタリング・担当者会議を行っています。
そんなケアマネさんは身体的・精神的にも苦痛なんですよ。
それがケアマネの仕事だから、「頑張れよ!」では片付けられない話なんですよね。
それでは、そんなメンタルヘルスケアが最優先されるケアマネについて考えていきたいと思います!
今回もよろしくお願い致します!
ケアマネは介護現場とは違うメンタルダメージが多い
今、まさに疲弊してしまっているケアマネも多いと思います。
私が知る限りの居宅ケアマネは、相当メンタルが強い方以外は「既にメンタルヘルスケアが出来ない状態である」と考えています。
但しです!
幾ら、「私はメンタルヘルスケアが出来ているから大丈夫」と考えてしまってはいけません。
それは、私から言うと「ただの思い込みか、意地でも自制しているギリギリな状態」かもしれません。
そして、これからケアマネになる方へは、そんな意地でも精神は教えないで頂きたいですね!
そんな教育体制は、もはや古い教育なんですよね。
体育会系な職場は、今やブラック企業です。
いきなり、そんな介護現場上がりの新人ケアマネへ押し付けてはいけません。
居宅・施設ケアマネが行う、そんな教育体制では、メンタルダメージは大きいものになります。
これは、これからの時代を担うケアマネさんへの私からの大きなメッセージです。
私自身、当時そんなケアマネから体育会系な教育や、ただの持論を話されても萎縮しました。
それだけのメンタルダメージを私自身も受けましたから。
こんな経験だけは、今から介護支援専門員となる方へは体験して欲しくないと強く考えています!
介護現場とは違った、メンタルダメージがケアマネあるある話です。
これで辞めていく新人ケアマネさんを多く観てきました。
新人・転職先へのケアマネのメンタルヘルスケアについて
ケアマネジャーは、新人も転職先の事業所に置いて、メンタルヘルスケアを重要視した所へ就職することを絶対的にオススメします。
「何故ですか?」
それは、幾ら給与が良いからと簡単な転職は将来大きな支障をきたす可能性が大いにあるからです。
それなりに期待している居宅介護支援事業者は、それなりの給与を提示してきます。
又は、大きな母体の社会福祉士法人・医療法人も、やはり大きな給与を提示してきやすいです。
そこは、一旦考えましょう!
(ここ、大きなポイントです)
ハローワークへは、そんな求人は出ているのも現状です。
しかし、いざ転職・就職してみると「あれ、給与は良いけども縛りがきついな」「あれ、引き継ぎが曖昧だ」と言う事が私の経験上多く見受けられます。
そんな中で、ケアマネとして従事していると「最近、疲れやすいな」「最近、予防プランが一気に渡されてくるんだけど」と言う感じで、業務量が月日を経過する度に、メンタルヘルスケアが自分で制御出来ない状態へ知らぬ間に訪ずれてきます。
そこで、こちらの記事もご参照下さい。
この様に、ケアマネは知らぬまま多忙な日々を過ごしている時に、突然いきなりの鬱状態へなったりする事があります。
そうなると、時既に遅しで精神科へ入院となるケアマネジャーも多く居ます!
自分のメンタルヘルスケアは、しっかりと管理する事が大切です。
管理者から、無理強いをされたらハッキリと断りましょう。
出来なければ、同僚へ相談するのも良いですね。
それだけ、ケアマネへのメンタルヘルスケアは不可欠なんですよ!
ケアマネとしてメンタルを壊さずに生きる方法
ケアマネは毎日が大変です。
自分が、どんなケアマネへ生きてくかを確率しておきましょう!
しかし、それも仕事だからと頑張りすぎてはいけません。
ケアマネがメンタルを壊している状態で、利用者さんへの介護支援は出来ますか?
ここが、メンタルヘルス上、出来ているか出来ていないかの大きな分岐点です。
もし、ここで「これ以上の業務は出来ない」と感じたのであれば、管理者へ正直に無理だと伝えましょう。
それさえ受け入れてくれない管理者さんへは、今後の職場環境を考えたが良いかと思います。
それでも頑張れると考える方は、頑張っても良いとは思います。
何故ならば、それでも今頑張れば直ぐにでも負担が無いと保証があるケアマネさんであればです!
(この境目かなり重要ですよね)
それが出来れば、ケアマネは苦労しませんけど。
現状、メンタルヘルスケアと言う勉強会や研修が居宅介護支援事業者にしっかりと行われる事が、ケアマネへの「働き方改革」なんですよ!
これが出来ないと、これからの時代からのケアマネはまず増えません。
ケアマネは様々な方と接する事が多い職業です。
フォーマルサービス関係者だけの関係性の仕事では無いんですよケアマネは。
特に、居宅ケアマネジャーですね!
そんな、忙しい中でのケアマネですがメンタルヘルスケアの重要性は必然ですので、管理者さんは時間をみて、そっと話しかけると良いかと思います。
と言うか、それを必然的に行って行かなくてはいけません。
時代は、日々進化していますから、居宅介護支援事業者もメンタルヘルスケアに重点をおくべきだと考えます!
ケアマネにも働き方改革を!
それでは、ここまで読んで頂きありがとう御座いました。
以下にも、様々な記事を掲載しておりますので読んで頂けると嬉しいです!