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ヘルパーの仕事が大変で離職者続出してしまう理由

こんにちは!

介護施設長の前田裕です。

Twitterはこちら(@masakuraudo0415

今回は、ヘルパーの仕事が大変で離職者続出してしまう理由について考えていきたいと思います!

ヘルパーの仕事は在宅介護の要とも言える介護支援です。

デイサービスや通リハもそうですが、大きく異なる事がありますよね。

それは、ヘルパーという仕事は相手の家に行き、その利用者さんへの介護支援をする事がメインになります。

そんなヘルパーという仕事について何が大変なのか?どうして離職者が続出してしまうのかを考えていきたいと思います!

それでは、今回もよろしくお願い致します!

ヘルパーという仕事の大変さとは?

ヘルパーという仕事は、在宅介護の要とも言える介護支援です。

それもそのはず。

介護支援を提供する「相手の自宅で仕事」をします。

・これがとんでも無く大変で、利用者様の家で仕事をするという事は、いわば相手の城で働く訳なので、精神的に相当疲れます。

施設介護とは、また違った精神的苦痛ですね。

これが第一の離職者続出してしまう理由の1つです。

そして、ヘルパーはパート等の非正規社員が7割を占めるので、離職者も多いのが特徴です。

とあるヘルパーの1日の動きでは、5〜6件の仕事に入るものの、その時間以外は待機時間と言って時給が発生しないのです。

そんな訪問介護事業所が大半です。

なので、一見すると時給が1,500円以上と求人が出ていても実は稼働時間のみである事が通常なので、実際に1日ヘルパーとして働いても6,000円程というところが殆どです。

しかも、待機時間を含めて1日10時間は当たり前なんです。

この待機時間がとても厄介ですよね。

そんな事もあり、離職者が続出してしまう理由が大半です。

ヘルパーとして活躍するにはサービス提供責任者になる事

ヘルパーも介護福祉士国家資格を取得して、サービス提供責任者を目指してみましょう!

所属するヘルパーさんのスケジュール管理や、ケアマネとの連絡・調整業務等と忙しいかと思いますが、そこで学んだヘルパーとしての真髄は様々な介護業種で活躍の場が出来ます。

しかし、介護士として大きな活躍の場が広がるでしょう!

最初は覚える事が多くて大変かもしれませんが、今の日本ではヘルパーの介護人材はとても重宝される存在なのです。

ヘルパーとして「やりがいの感じられる仕事」だと感じたら良い判断だと思いますよ!

それまでは登録ヘルパーや、正社員のヘルパーとして経験値を上げていきましょう。

登録ヘルパーとして働くのであれば、ブラックな事業所は避ける

登録ヘルパーの仕事内容

いざ、非正規社員として登録ヘルパーで働いても実際のところ結構辛いかもしれない現実が待っています。

あまり、辛い現実はお伝えしたくはないのですが現実もお伝えしないと登録ヘルパーになったものの、1週間で辞めてしまったという事は結構あります。

登録ヘルパーとして、どれだけやりがいと給与に満足できるかがキーポイントでもあります。

前述した通り、登録ヘルパーは待機時間は時給に含まれない為に思いのほか稼げない事が多いです。

それなのに、ヘルパーとして稼働した後には記録を書かなければいけないという仕事内容もあります。

この記録を書く作業がしっかりと時給に含まれているかを把握した上で、ヘルパーとして働きましょう。

記録を書く時間は、業務外という訪問介護事業所も存在するので転職する際には注意しましょう!

そういう、ブラックな訪問介護事業所で登録ヘルパーとして働くと、結構辛いという現実が待っていますのでご注意下さい!

ヘルパーはこれから在宅介護の中枢を担う存在になる

今回は、ヘルパーの仕事が大変で離職者続出してしまう理由について考えて行きましたが、ヘルパーとして働いた最初の頃は相当大変です。

「だからヘルパーは離職者が続出してるんだぁ」

と感じるかもしれません。

しかし、そんな理由も理解しながらもヘルパーという仕事が好きになる介護士や介護福祉士も多いんです。

ヘルパーとして働く事で、給与以外にも自分自身の親の介護にも応用が出来る事すらあります。

・特にヘルパーは在宅介護を担う中枢なので、在宅介護のプロであるという事です。

・今後、ヘルパーとして経験を積んでいく事でやりがいやサービス提供責任者へなりたいと思う事もあるかもしれません!

実際に、ケアマネジャーよりもサービス提供責任者の方が給与が高い場合がかなり多いです。

それだけ、ヘルパーは在宅介護の中枢を担う存在として注目されているのです!

是非、ヘルパーとして活躍してくれる介護士が増える事を切に願います。

離職者続出である事は今のところ事実ですが、ヘルパーとしてのやりがいを見いだせると最高の在宅介護の担い手として活躍出来るでしょう。

それでは、ここまで読んでいただきありがとう御座いました!

以下にも様々な記事をご紹介していますので、是非ご参照して頂けると励みになります!

前田(運営者)

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  • この記事を書いた人

前田 裕

介護施設長をしております、前田裕です! このサイトでは、介護職や他の福祉職の方に向けたアドバイスだけでなく、一般の方に介護の現状を知ってもらうための内容も書いています。 介護や福祉の現場がより良くなっていくためには、どうしていけば良いのか? そんな、悩みが解決出来たらなと思います。

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