こんにちは!
介護施設長の前田裕です。
今回は、ケアマネと配食事業者の関係性について考えていきたいと思います!
ケアマネの皆さん、配食事業者は利用者さんへ紹介や利用を進めたりされていますか?
おそらく二極化するかなぁと感じます。
食事はデイでなんとか出来るしヘルパーさんがなんとか出来るし。
しかし、そんな考え方をするケアマネや逆に配食事業者をインフォーマルサービスとして積極的に考えるケアマネもいます。
この2つのケアマネの考え方に間違いとかは基本的に関係ないです。
何故ならば、利用者さん本位の元でケアマネは考えてフォーマル・インフォーマルを考えるからです。
ケアマネの考え方1つで大きく利用者さんの生活環境も変わると言う事です。
しかし、気になる事が1つだけあります。
それは、「配食事業者はただの弁当屋」と思い込んでいるケアマネが存在すると言う事です。
勿論、ただの弁当配達屋かもしれませんが、高齢者専門の配食サービス事業者であると言う事を考えてみましょう(^ ^)
そしてこれから話す事は、今後の超高齢化社会を迎えるにあたり、ケアマネが介護保険事業者の利用の仕方しか知らないケアマネも居ると言う事です。
それか、インフォーマルサービス自体を利用させるのが面倒くさい、あるいは囲い込みに徹するケアマネかの問題です。
これは困ったものです。
ケアマネは更新研修や主任ケアマネ研修で相当インフォーマルサービスの活用を相当学んでいるはずですが、これは意味がないような感じでしょうか。
配食事業者以外のインフォーマルサービスもあまり活用しない闇がケアマネにはあります。
難しい問題だとは思いますけどね。
それでは、今回もよろしくお願いいたします!
配食事業者を上手く利用する事は意味がある!
ケアマネさんにとって配食事業者はどう考えているのでしょうか?
配食事業者には、様々な付加サービスを展開している事業者もあります。
その前に先ず最初に言っておきたい事があります。
それは、配食事業者を利用するメリットですよね!
中には1週間分まとめて配達する配食事業者もありますが、ケアマネの視点から言うと「とりあえず食の確保だけ」と考えますよね。
そうです、それだけではあまり意味が無いところもあります。
勿論、必要な高齢者の方も居ますが、週単位の配食事業者は冷凍なのでケアマネが本当に欲しい要望が出来ないと言う欠点があります。
上手く配食事業者を利用したいケアマネの意味があるのですが、なんだと思いますか?
それをご紹介していきますね!
配食事業者の利用は、安否確認が実はメイン
ケアマネとして、デイや訪問介護を利用しない日は「利用者者さん、大丈夫かな?」「どう生活しているんだろう?」
そう考えた事があると思います。
1週間分の配食をする配食事業者は安否確認が出来ません。
しかし、毎回お弁当を配達して利用者さんの状況が解るのは配食事業者の強みです。
ヘルパーさんと同じですね!
そして、とても嚥下困難者への食事に対して高度な食事を提供している配食事業者もあります。
私のケアマネ人生知る限り、配食サービス事業者との関係性は今後深くなっていくと考えます!
配食事業者で毎回手渡しを基本にしているところは、毎回利用者さんと逢う機会も多く、様々な情報を得れます。
「あれ、今日は気分が落ち込んでいるみたいだなぁ」「あれ、今日は色んな事話してくれるなぁ」等様々です。
配達していると、その方の表情や話し方や気分を勝手に察知しやすいと、配食事業者の友人からも聞きました。
なので、私の場合配食事業者さんもサービス担当者介護へ参加して頂けないかいつもお伺いをたてていました。
そこでは、やはり他の介護事業者では見せない利用者さんの思いを知る事が出来て、とても良い介護支援に繋がっていった過去があります。
ケアマネと配食事業者はこれから大切な関係
いかがでしたか?
今回は、ケアマネと配食事業者の関係性について考えていきました!
配食事業者も、様々な会社があります。
その中で、ケアマネが紹介する場面がきた場合にしっかりと説明出来ないと、利用者さんは、無駄なお金を出費する事にも繋がってしまいます。
それだけは避けて配食事業者を勧めたいですよね!
少しずつケアマネもインフォーマルサービスをもっと活用していかなければ、介護保険制度にも限界があります。
今回は、配食事業者を例にしてみましたが、これからの時代は今までの介護保険制度上での利用者さんの点数ギリギリいっぱいを使う事だけを考えていては、後から痛い思いをすると思います。
介護保険制度の大改正の度に、制限が入ってきているからです。
国は総合支援事業を推進してますしね。
ケアマネは常に、介護保険最新情報に意識を持って利用者さんへ適切な介護支援が出来るように頑張っていきましょうね!
私も、必要な情報があれば直ぐに更新して発信していきたいと思います!
以下の記事も合わせてご参照下さい。
透析食についてじっくり考えました。
それでは、ここまで読んで頂きありがとうございました!
以下にも様々な記事があるので是非よろしくお願いいたします!